Intersecting Voice Cafe

サイエンスカフェを中心に,
ライフスタイル雑談ブログ
by hamarie_february

可能性の駅に行ってきた

2007-10-12 23:54:19 | イベント(他カフェ含む)

「行きたいイベント」で紹介した中之島コミュニケーションカフェ2007の初日、メセナカフェに行ってきました!

会場は未完の駅-つまり来年度開業予定の中之島線の「なにわ橋駅」の工事現場。ここで、今日から三日間、知とアートのコミュニケーション・イベントが繰り広げられるそうです!いやぁスゴイですね。まさか阪大が企画・運営してるとは。いや、さすがオリザさんと言うべきでしょうか。

今日はプレイベント的なカンジで、しかも夜でしたので、「工事現場」の全貌が見えにくかったのですが、昼間はまた違った空間があらわれるのですね。この会場デザインを手がけたのも花村さんという阪大の先生だそうです。

メセナカフェの内容は、参加者との双方向というより、2名のゲストにオリザさんがインタビューをする形式が基本で、後半に少し質問する時間をとってました。

何しろ今日は急にひんやりとしていたし屋外だったので、なかなか質問し難い条件が揃ってましたが、それでも何名かの方が的確な質問をされ回答も興味深いものでした。

いちばん印象に残ったのは、オリザさんの「芸術家は請負業のはずだ」という言葉。つまりコンセプトやミッションは本来はアート製作を依頼する依頼側が構築すべきことで、芸術家はプロとして、これを出来るだけ美しく具現化するよう完成させる。

ところで、中之島線を走らせるのは京阪電鉄さんだそうで、当然ながらこの試みは京阪電鉄さんのメセナと言えるのではないかという話が出ていましたが、ワタシはそういった文化的・社会的貢献以上に広報戦略として非常に成功しているのではないかと思いました。

京阪と言えば「おけいはんのCM」に代表される、いかにも大阪のコテコテ色が強いイメージなのですが(まぁそれも親しみやすく良い部分もあるのですが)、今回のコミュニケーション・イベントは今までにないカラー(あるいは可能性)を見せた、大胆なイメチェンを試みた、とも捉えられるでしょう。ワタシ的にはとても好印象。

電通・博報堂など広告代理店に依頼したらすごい予算がかかりますよね。その代わりにメセナついでに、大学の知的・文化的資産をもっと活用すれば、一石二鳥でみんな喜ぶんじゃなかなぁ(除く代理店)と思いました。ははは

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。