沖縄ジュゴンの里ツアー、2日目後半の報告です。
途中から本当に明るい日差しが戻ってきて、汀間漁港に近付く頃には、まさに沖縄の空が広がっていました！
ベタベタ日焼け止めを塗っておいたはずなのに、両腕の皮めくれを体験。いったい何十年ぶりでしょうか。大変なことです。
また思いのほか海の上は疲れるのでしょう。船から降りた私は「陸揚げ」という形容がぴったりの状態でしたｗｗｗ
しかし、休む間もなく次の目的地。
二つの民宿に分かれて軽くシャワーを浴びたあと、辺野古テント村を訪れました。
写真の通り、約８年に及ぶ座り込みです。
以前、「おおさか社会フォーラムに行ってきた」のエントリーで少し書きましたが、この座り込みの先頭に立ったのが、金城祐治さんが代表を務めた「命を守る会」でした。
『悼画 金城裕治さん 辺野古・「命を守る会」のねもとには』（DVD販売ページに飛びます）
このドキュメンタリーは秀逸です。違う分科会に参加しようと思っていたのに、ついつい引き込まれ、最後まで観入ってしまったほどに・・・。
上記のページでダイジェスト版が視聴できるみたいだったので、再生してみたのですが、思うに、ナレーションと音楽がとても効果的だったと思います。
この金城さんの遺志を受け継ぐ者たちが、現在の辺野古テント村。
ブログ辺野古浜通信－これ以上基地はいらない・・・辺野古の座り込み
テントの中から辺野古沖を眺めます。沖の遥かかなたから、水陸両用の戦車が突進してきたこともあったそうです。まるで嫌がらせのように・・・。
テント内の展示物に真剣に見入る参加者たち。ジュゴンの餌場・海草藻場を踏み潰す軍事演習の写真などがありました。
この6月は一日に平均50～60人もの訪問者がいたそうです。みなさん、関心があるんですね。当日も我々以外の旅行者が訪れていて、テント内は非常に混雑しておりました～。
そんなわけで、ちょっと休憩して、やどかりを追いかけたり。
東京のNPOさんが植林したというマングローブの成長を喜んだり。
テント内のアイドル、ポチと遊んだりｗ
しばし各々に談笑を楽しんだのちは。。。
キャンプシュワブへと続く海岸に出てみました。
ここから先がキャンプシュワブ。
境界となっている有刺鉄線は、メッセージが書かれたピースリボンや垂れ幕で彩られていました。
辺野古の町の現状、ピースリボンの由来、有刺鉄線を挟んでの米軍との攻防戦？など、お話いただいたテント村のスタッフの方。
それぞれのメッセージを書いたピースリボンをおまじないのように結びつけ
それぞれの仲間から託されたメッセージをアピールして
ジュゴン保護キャンペーンセンターの垂れ幕もしっかりと広げられました。
辺野古の海を守りたい人はたくさんいる。白旗はあげないよと、新たな思いを胸に刻み、辺野古テント村を後に。
その後、嘉陽エリアにある「ジュゴンの見える丘」へ向かいました。
ハングライダー、パラグライダーのスタート地点にもなってるんですね。
あのCoccoさんが歌っている「ジュゴンの見える丘」です。
♪ まだ青い空 まだ青い海 終わりを告げるよな 真白色
ジュゴンの見える丘 Cocco 歌詞情報 - goo 音楽
いつまでも風に吹かれて海を眺めていたかったのですが、次の予定があり、やむなく下山。
次に向かったのは、キャンプシュワブ前。
毎週土曜日に、個人の家族によって続けられている「サイレント・キャンドル」に参加します。
この立て看板の下から横に伸びている黄色い線があったのですが、無断で立ち入ると日本の法律によって罰せられると書いてありました。
そんなオドロオドロしい警告は放っておいて、我々はサイレントにピースフルに、キャンドルの灯を保ち、道行く車に手を振り続けました。
海兵隊の方々は、土曜日の夜、連れ立ってどこかへ出掛けるようです。多くの車を見送りました。当番制になっているのでしょうか。緊急事態が発生したら、彼らは戻ってくるのでしょうか
フェンスが高いですね。有刺鉄線、誰が好き好んで、フェンスよじ登りますかね？
ほんと笑っちゃいますｗ
そんなわけで、充実した二日目が終了しました。
夕飯は民宿の野外施設でバーベキュー大会。
三日目に予定されている「やんばるの沢歩き」のために、英気を養いました。
おいしかった～
ちなみに、「お笑い米軍基地」は、ちょうどこの日、7月3日に名護市で公演してたそうです。事前に知ってたら、観たかったな～（といっても、予定はいっぱいだったけどね～）
お笑い米軍基地
