場所 神戸フアション美術館(六甲アイランド)
フィルム・ライブラリー
映画 1983年東宝 映画として3作目
監督 市川 崑
出演 岸恵子(長女鶴子)、佐久間良子(二女幸子)
吉永小百合(三女雪子)、古手川祐子(四女
妙子)、伊丹十三(鶴子の婿養子辰夫)、石坂
浩二(幸子の婿養子)、岸部一徳(妙子の恋人
カメラマン)、桂小米朝(圭ぼん)
あらすじ 省略
映画評論家 双葉十三郎
ー1910年10月9日~2009年12月12日99歳で死去
された。双葉氏は、東京帝大卒業後、住友本社
に勤務。後に映画評論家として一本立ちした。
雑誌[スクリーン]に40年以上連載された[ぼくの
採点表]は、B級、C級、映画にまで評論を展開し
たことでも知られる。
映画【細雪】を1983年に上映された時の双葉氏
の評論を元会社の先輩で映画・歌舞伎に精通し
ている友人から入手しましたので、ここで披露さ
せて頂きます。[ぼくの日本映画300本採点表]か
ら抜粋。尚、[ぼくの採点表西洋シネマ体系]全5
冊でみることができる。☆は20点、★は5点と評価
されていたようである。
この細雪は、☆、☆、☆、★、★、★と優秀でした。
双葉十三郎氏の細雪の評論
舞台を含め何作も作られた【細雪】のなかで、ぼく
はこれが一番気に入っている。四姉妹は、岸恵子、
佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子。ま、この
方々を眺めていればそれだけでいい、ってなもん
ですが、あるいは誰が撮ってもそれなりに映画に
なってしまう原作ですが、さすが崑ちゃん(市川監
督)出演者をうまく動かし、、見せる所は、ピシッと
見せ、うまいものでした。吉永がとてもよかった。
このとき38歳(失礼)。女盛りの落ち着いた美しさで
した。
私の感想
原作を読んでから映画を観るのは、矢張り不満
が残りました。戦時中に女性の新旧対象を描く
谷崎の目論見が、映画では雪子中心になってい
たので残念でした。阪神大風水害に遭遇した
こいさんの妙子が避難していた洋裁学校の先生
の自宅で先生と息子、こいさんが死にそうになる
危機にこいさんを好きになっていたカメラマン(岸
部一徳)が助けにきてくれた場面がなくて、何ら
かの言葉でも表現してもらつたら、良かったのに
と思いました。
先輩によると、阪神大風水害の場面は、第1作
では描かれていたが、今回の3回目は省略され
ていたのは残念でした。
第二作目のポスター(1959年 大映)
轟夕起子(長女)、京マチ子(二女)、山本富士子
(三女)、叶順子(四女)の配役でした。
先輩から頂きました。