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バーニング・オーシャン

2017年01月12日 | MOVIE
「バーニング・オーシャン」を見ました。



2017年4月、日本公開の最新作です。

メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。
現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。
事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり、、、

という、2010年に実際にメキシコ湾沖で起きた事故を題材にした映画です。

主役はマーク・ウォールバーグ。



石油掘削施設の電気技師の役で、家族のもとを数週間離れ、80キロ沖合の石油掘削施設で働く。

この家庭内の会話で、石油は汲み上げるのではなく、穴を開けると勝手に噴出してくる、、、みたいなやり取りがあります。
そんな話を聞きながら、石油掘削の仕組みを見る側も理解出来ちゃいますww

で、現場はあまりに巨大施設のため、上層部の意志、管理する立場の役員、技術開発するスタッフ、泥だらけになって働く末端の作業員。



このすべてに仕事の伝達が上手く伝わっていませんでした。
金儲けが最優先の上層部、安全第一の管理者、適当に仕事を終わらせて遊びに行きたい作業員。



担当の仕事以外には口を出さず、手も貸さず、自分の仕事のみをやっていれば、自分にはなんの責任も無い、、、という筋を通す人員ばかり。



ある日、点検を端折ったことで、石油の噴出が、、、



これが原因で、あっという間に施設は火の海に、、、



あとはここから逃げ出すだけの映画でしたww

これだけの大きな施設のすべてを把握できるスタッフとか居るわけないし、仮にコンピューター制御ですべてを管理するならばそれなりの資金投入が必要になって非生産的な仕組みになってしまうし、どこかで無理して、資金を切り詰めないと、、、という状況は、公共工事や、マンション工事でもあるだろうし。
仕事する側の意志は関係なく、約束の納期と予算を守れというのを優先してれば安全は2の次3の次、、、というのが現実という今の社会の現状が生み出した大事故だったんでしょう。

この事故での死者は11人。
事故の規模を思えば、最小限の犠牲ですんだということかな? 

取りあえず、助かった方々、、、めでたしめでたしww