「光州5・18」(原題:華麗なる休暇)を視聴。
5月18日は光州事件の起こった日です。
Wikipediaによると「光州事件は、1980年5月18日から27日にかけて大韓民国(韓国)の全羅南道の道庁所在地であった光州市で発生した、民主化を求める活動家とそれを支持する学生や市民が韓国軍と衝突し、多数の死傷者を出した事件。」とあります。
1980年。
モスクワオリンピック(日本はボイコット)、イラン・イラク戦争、山口百恵引退、ジョン・レノン殺害、の年。
映画「光州5・18」は光州事件に巻き込まれた平凡なタクシー運転士、カン・ミヌ(演:キム・サンギョン)の視点をメインに据え、彼の奥手な恋や、弟ジヌ(演:イ・ジュンギ)への愛情を見せつつ、予備役大佐(演:アン・ソンギ)の冷静かつ信念あふれる行動で軸がとおった作品になっていると思いました。
原題、「華麗なる休暇」は軍の作戦名なんだそうです。
詳しいレビューは映画の森でご覧ください。
私はこの悲惨な事件を語る資格を持ちませんが、ひとこと、この真情あふれるレビューに付け加えるとすれば、光州事件は無残に鎮圧されてしまったけれど、この後、民主化の気運は高まっていって、1987年に軍部独裁体制を崩壊させるに至ります。
この映画には、あの悲惨な事件を映画化すること自体に抵抗もあったそうです。
ノンフィクションとして描く道もあったはずですが、あえてフィクションにしたのですね。
映画冒頭の平和な日々が、平和に生きる市民の姿があることで、のちの惨状がより心に残ります。
観るのがつらい作品で、そう何度も見返せるようなものではないので、実在の中学生をモデルにしたというジヌの姿をここにも刻んでおきます~。

木の陰からイタズラのタイミングを狙うジヌ。

シネさんが後ろに乗ってると信じてるミヌと、イタズラ成功でしてやったりの表情のジヌ。

この自転車のシーン、予告編でも使われていただけあって、イイですね~

遊園地で。無邪気な笑顔。

自宅にて。兄弟二人だけの家族。ミヌの、優秀な弟への思いが不器用で優しいです。

兄から巻き上げた(笑)お金でギターを買おうと胸はずませていたジヌが、思い返して、兄のためにシネさんへのプレゼントを買おうと思いついたシーンの笑顔。きれいです。

映画館にて。
ミヌが一人で映画に入れ込んでるのを苦笑して眺めるジヌとシネ。
このシーンを境に、平和な日常が一変して、軍vs市民の対決が始まります。

級友が軍に殺害されたと知るジヌ。彼は友の死に立ち上がります。
兄が止めるのも聞かず……。

恩師が止めるのも聞かず。
この恩師も後では立ち上がります。軍が市民を攻撃したことの衝撃がどれほどのものだったか、察するに余りあります。
もうこの後はつらいシーンの連続。
ジヌからの手紙を手に、棺のそばで座り込んだまま動けないミヌの姿が忘れられません。
映画の最後で、暴徒と呼ばれて激昂するミヌ、「私たちを忘れないで」と叫ぶシネが胸に迫りました。
今、30年後の5月18日に。
5月18日は光州事件の起こった日です。
Wikipediaによると「光州事件は、1980年5月18日から27日にかけて大韓民国(韓国)の全羅南道の道庁所在地であった光州市で発生した、民主化を求める活動家とそれを支持する学生や市民が韓国軍と衝突し、多数の死傷者を出した事件。」とあります。
1980年。
モスクワオリンピック(日本はボイコット)、イラン・イラク戦争、山口百恵引退、ジョン・レノン殺害、の年。
映画「光州5・18」は光州事件に巻き込まれた平凡なタクシー運転士、カン・ミヌ(演:キム・サンギョン)の視点をメインに据え、彼の奥手な恋や、弟ジヌ(演:イ・ジュンギ)への愛情を見せつつ、予備役大佐(演:アン・ソンギ)の冷静かつ信念あふれる行動で軸がとおった作品になっていると思いました。
原題、「華麗なる休暇」は軍の作戦名なんだそうです。
詳しいレビューは映画の森でご覧ください。
私はこの悲惨な事件を語る資格を持ちませんが、ひとこと、この真情あふれるレビューに付け加えるとすれば、光州事件は無残に鎮圧されてしまったけれど、この後、民主化の気運は高まっていって、1987年に軍部独裁体制を崩壊させるに至ります。
この映画には、あの悲惨な事件を映画化すること自体に抵抗もあったそうです。
ノンフィクションとして描く道もあったはずですが、あえてフィクションにしたのですね。
映画冒頭の平和な日々が、平和に生きる市民の姿があることで、のちの惨状がより心に残ります。
観るのがつらい作品で、そう何度も見返せるようなものではないので、実在の中学生をモデルにしたというジヌの姿をここにも刻んでおきます~。

木の陰からイタズラのタイミングを狙うジヌ。

シネさんが後ろに乗ってると信じてるミヌと、イタズラ成功でしてやったりの表情のジヌ。

この自転車のシーン、予告編でも使われていただけあって、イイですね~

遊園地で。無邪気な笑顔。

自宅にて。兄弟二人だけの家族。ミヌの、優秀な弟への思いが不器用で優しいです。

兄から巻き上げた(笑)お金でギターを買おうと胸はずませていたジヌが、思い返して、兄のためにシネさんへのプレゼントを買おうと思いついたシーンの笑顔。きれいです。

映画館にて。
ミヌが一人で映画に入れ込んでるのを苦笑して眺めるジヌとシネ。
このシーンを境に、平和な日常が一変して、軍vs市民の対決が始まります。

級友が軍に殺害されたと知るジヌ。彼は友の死に立ち上がります。
兄が止めるのも聞かず……。

恩師が止めるのも聞かず。
この恩師も後では立ち上がります。軍が市民を攻撃したことの衝撃がどれほどのものだったか、察するに余りあります。
もうこの後はつらいシーンの連続。
ジヌからの手紙を手に、棺のそばで座り込んだまま動けないミヌの姿が忘れられません。
映画の最後で、暴徒と呼ばれて激昂するミヌ、「私たちを忘れないで」と叫ぶシネが胸に迫りました。
今、30年後の5月18日に。
5月18日…今日の日ですね。
私も、ミヌ兄さんとジヌの二人乗り自転車のシーンが好きです
最後の幻になった結婚写真…言葉にならないです
観るきっかけを作ってくださったジュンギさんを今日も思います
そしてミヌ兄さんとシネさんの二人が大写しになって、暗転して劇終。
嗚呼。
この作品でジュンギは尊敬するアン・ソンギさんと共演できたわけですが(作中での絡みはありませんが)、当時、お話とかできたんでしょうかね~。
ジュンギが出演していなければ、絶対に観ませんでした。
レビューも読ませて頂きました。
DVDを観た時は、ジュンギの可愛いらしさと、撃たれて倒れる姿がショックで、いつもは最低でも3回は観るのに、1回で止めてしまいました。
「私達を忘れないで…」
この時流さた血が、民主化へ繋がったんですよね。
生き残る悲しみも、痛いほど解りました
学生の時少しかじった建礼門院を思い出しました…
私も通して観たのは1回だけ。
電気ショックを受けてるシーンがつらくて……。
建礼門院…、『平家物語』ですね。
『平家物語』は人間ドラマですよ~
(私の大好きな古典です! 語ると長いので、遠慮しときますが~)