藤浪蘇る！

2014/5/27　阪神 ２-０ ロッテ

今日アカンかったら２軍行きかもと言われてた藤浪が奮起。
中西ピッチングコーチから「コーナーを狙うピッチングじゃなくて、力でねじ伏せるピッチングをせい」と活を入れられ、能見からは「投げ急いでるで」とアドバイスを受け、満を持してマウンドに上がった藤浪が８回３安打０点と文句のないピッチングを見せてくれた。

やったら、出来るやん！

ここんとこ、初戦を落として取り返すオセロゲームみたいな星勘定を続けてて、ロッテ戦も初戦を落として、雨で流れた昨日の予備日の今日はロッテをねじ伏せた。
ねじ伏せると言うほどこっちも打ってないけど、４回のワンチャンスできっちり仕留めた。
鳥谷が四球で出て盗塁。
ゴメスがレフト線へタイムリーツーベース。
福留がレフトへ犠牲フライ。
ゴメスも福留も爆発するような打撃は見せてないけど、ここ一番で打ってくれるんやったら、それで十分や。

ロッテ、甲子園でブラゼルを代打で出してくるんは反則やで。
阪神ファンから拍手が起きてしまうやないか。
打たれたらアカン場面やから２日とも泣く泣くアウトにしたけど、なんや可哀そうに思えてきたで。

能見６回１３奪三振

2014/5/24　阪神 ４-３ ソフトバンク

選手会長の１番上本が帰って来て得点力が上がってきた。
今日も初回にヒットで出た上本を鳥谷がホームに返して先制。
３回に逆転されたけど、大量点をとられても仕方がないような場面を２点でしのいだのは、流石は能見やった。
ここを２点で抑えたんが勝利につながった。

４回は鳥谷のヒットから攻めた１アウト満塁で福留が同点の押し出し四球。
続く清水のセカンドゴロで福留は併殺打を阻止するためにセカンドへ猛烈スライディング。
ビビッたショートの今宮が１塁へお譲さん送球をして一塁手の手前でワンバウンド。
ファーストの李大浩がはじいてる間に２者生還で４点目が入った。

今日の能見はストレートのコントロールが悪く、バットに当てられてしもて結構ランナーを出すリズムの悪い投球やった。
それやったら変化球で、バットに当てささんかったええんやと三振を取りまくった。
１回１個、２回２個、３回３個、４回３個、５回２個、６回２個と、アウトのほとんどを三振でとって、６回を投げて１３奪三振や。
９回投げたら何個とるんやというピッチングやったけど、野手とのリズムを考えて６回で交代。

最後は予定通り呉昇桓で締めにかかったけど、同じ韓国人のよしみで李大浩にお情けヒットを打たしたってちょっとしたピンチを演出。
福岡ドームやし、これくらいのサービスはええやろ。
韓国では石速球と呼ばれてたストレートをビュンビュン投げまくって最後のバッターを打ちとった。

持ちつ持たれつで、自分だけが良かったらええと言うような利己主義チームと違う阪神は、これで敵地開催やったオリックスに続いてソフトバンクとも１勝１敗。
パリーグ１位、２位とガップリ四つやった。
明日からは聖地甲子園やから、ホームグランドでは手抜きが出来んから負けたるようなことはせんで！

新井貴同点弾、ゴメスV弾

2014/5/21　阪神 ７-６ オリックス

榎田が毎回先頭バッターを出すような頼りないピッチングをするもんやから、面白い試合になってしもた。
初回にキャプテン鳥谷のタイムリーで先制。
阪神をなめとんか知らんけど、ライトの糸井がまったく捕る気の無い守備やったけどな。
マートンのショート強襲ヒットで追加点。
オリックス先発の新人東明がちょと可哀そうになってきた。
その同情につけこんでオリックスは２回ですぐ同点にしよった、
さすがはパーリーグ首位だけのことはあるわ。

３回にキャプテン鳥谷が、今度は文句なしの痛烈な右中間タイムリーツーベースを打って再びリード。
頼りない榎田は勝利投手目前の５回、同点に追いつかれ２人のランナーを残して降板。
リリーフした鶴が、こともあろうに足立に３ランを打たれて６対３とされてしもた。

せやけど今から思うと、これは試合を盛り上げるための演出やったんやね。
６回表、２アウトながらランナー二人を置いて代打にお兄ちゃんが登場。
その初球や。
気迫に押されて比嘉が投げてきよった絶好球をバシッとしばいたら、打球は一直線にレフトスタンドの飛んでいく、打った瞬間ホームランと分かるあたりで、打った新井は走ることさえせん。
あっという間の同点劇やった。

このあとは加藤、安藤がランナーを出しながらも必死のリリーフ。
さすがはパリーグ首位相手の試合で、滅茶苦茶面白シテくれるやん。
そしたら９回２アウトからゴメスが２球目を強振。
いつも外角へ逃げる球を投げられてバットが届かんゴメスやけど、バットが届くとこに投げてきたらこんなもんじゃいと、京セラドームのレフト最上階５階席に打ちこんだ。
今日もキャッチャーゴロ、キャッチャーフライ、三振、三振ときてたけど、やる時にはやる。
それが四番やと貫禄の大アーチやった。
延長戦でもないのに、終わったら１０時やった。
あ～疲れた。

貯金６で交流戦へ

2014/5/18　阪神 ４-１ DeNA

２回、ゴメスの左中間へのソロホームランで幕開け。
休養十分の岩崎はスイスイと投げて行く。
５回に同点に追い付かれたけど負ける気はせんかった。

６回に先頭バッターに３塁打を打たれて１点を勝ち越されるんを覚悟したけど、梶谷のセカンドゴロで突っ込んだ石川がホームでタッチアウト。
足の方が早かったように見えたけど、タイミングでアウトの判定。
これでツキに見放されたDeNAの敗戦は決まったようなもんやった。
その裏に鳥谷が浜風にのせてレフトポール際へソロホームランを放ち、あっさりと勝ち越しや。

続く７回も満塁まで攻めあげたけど、そこは楽しみを後に置いといて、試合の緊張感を持続させるのに一苦労。
８回もマートンのヒットを足がかりに再び満塁と攻めて、流石にここは点を入れとこかと代打の新井良太がセンター前に２点タイムリー。

最後は呉昇桓がエラーのランナーなど気にセント150キロ台のストレートをビュンビュン投げ込んで後続を打ち取った。
最後は併殺打で終わってしもて、「あと一人！」のコールも「あと一球！」のコールも出来んかった。
マートンはバースを超えて744安打となって外人の最多安打を記録した。

さあ、交流戦や！

メッセ 聖地３連続完封

2014/5/17　阪神 ４-０ DeNA

阪神先発はホームグラウンド甲子園では滅法強いメッセンジャー。
相手のピッチャーはモスコーソやったけど、モスコーソというより "もう少し" と言うたほうがええピッチャーやった。
なんせ投げた後の守備態勢がとられへんピッチャーやもん。

口火はデーゲームに滅法強いゴメス。
４回１アウトから初球をレフト線へヒット。
そしてマートンのセンター前へポトリと落ちるヒットで３塁へ激走。
ゴメスはこの間もあったんやけど、巨体やし足は速くはないんやけど打球の見極めがよくて躊躇なく一気に３塁までの好走塁を見せてくれた。
１塁３塁となって気楽になった今成は狙いすましてライト前へ先制のタイムリー。
福留もヒットで続いた満塁で鶴岡が初球にデッドボールをもらい押し出し。
さらにメッセンジャーのピッチャーゴロをモウコーソが弾いてさらに１点。
勝手にこけるとるやんか。

５回も似たような攻撃で、１アウトからゴメスがヒットで出たら、今成のピッチャーゴロをようさばかんかってヒットにしてしまいよった。
そのあと満塁になったとこで、鶴岡が押し出しの四球や。
勝手にこけとるやん。
鶴岡は立ってるだけで２打点や。

メッセンジャーはスイスイ投げて危なげなくDeNAを完封。
これで甲子園では３連続完封や。
３連続完封言うたら、あのバッキー、村山以来で、実に４８年ぶりの快挙や。
ホンマ、甲子園ではええピッチングしよるわ。
隠れてるけど、マートンはこの日のヒットで、外人としてあのバースの持ってる球団記録の743本に並んだ。
まだ５年目の途中やで。はっやあ～！