草奔崛起ーPRIDE OF JAPANさんから大阪で大問題になっている労使の癒着に関するトラックバックをいただきました(有難うございます!)が記事を読んで閉口せざるえませんでした。
私は見ていませんが、TBSが「報道特集」で大阪市のヤミ専従問題を取り上げました。この反響はものすごかったようで大阪市問題まとめサイトという総合サイトで一連の経緯、関連する報道についてまとめられています。
ヤミ専従問題について大阪市の関淳一市長は読売新聞の取材に対し、市の環境保険局長時代(1992~96年)職場に来ない者もいたが、問題になっていなかったと組合のヤミ専従を黙認していたことを認めています。大阪の労使癒着はいま始まったことではなく、長い間続けられてきたもののようだ。(5月17日読売新聞大阪版)
関市長は自らの推薦母体である市労働組合連合会(市労連、連合系)との関係については、「やるべきことはやる」と徹底して実態の解明と追及を進めると表明。
市長には圧力に負けず実態解明と正常化をしっかりとやってほしいと思う。
大阪に限らず同様の問題は全国各地に存在しているのは間違いない。いろいろ調べていたら、自治労福岡県本部のBBSに組合幹部による目を疑うような書き込みがあった。
★★★
投稿者:さかた:県本部 投稿日:2005/05/17(Tue) 18:27 No.804
ご苦労さまです。今回は私感を述べさていただきます。
『朝日新聞』に大阪市職員2人が「カラ残業に対する処分は違法」と大阪市を訴えた記事が掲載されていました。
彼らの手当支給額は78時間分、そのうちカラ調査で明らかになった5時間分が返還させられています。ところが退庁簿を調べると少なくとも127時間の超勤時間になっているようです。
この間の問題や他自治体でも存在すると思われる「予算がないので手当を山分け」する手法により支給された超勤手当を「カラだ」「ヤミだ」と言われて、いかにも職員側を「悪者」と扱ったことに対して慰謝料を請求したと思います。慰謝料も10万円であり、「慰謝料がほしいわけではない。大阪市の組織ぐるみのカラ残業の実態を明らかにしたい」とする名誉回復のための提訴だと思われます。
「当たり前だ」と憤りを感じます。そもそも「超勤手当の予算がないから支給されない」ということが問題であり(もちろん、超勤そのものの発生が問題ですが)、「ただ働き」の実態を強要する当局、それを容認する労働組合、それを受容する労働者が存在するからこういった事態になると思われます。
公費による財政運営の事情で「予算がない」という大変な自治体財政は理解しています。そこで妥協せざるを得ない労働組合の力量も理解しています。「超過勤務」を「残業」と称し、自分の仕事力量の無さのせいにし、超過勤務「命令」ではなく自ら進んで「残業」する教育しか受けていない労働者の実状も理解しています。
この三者がそれぞれの「過ち」に気付かず「慣れ合い」にしてきた結果が現場の労働者を苦しめてきたのでしょう。
今は職場にいない立場ですが、職場にいたとき学習会や部会のなかでは言っていました。。
「超勤は命令を受けてからやれ」「超勤には管理職を付き合わせろ」「予算がなければ超勤はするな」「超勤しないで仕事が遅れるなら遅らせろ。その責任は管理職に取らせろ」と・・・・
「一人ひとりの意識ある労働者が現場で声を挙げること」「役員は一人ひとりの組合員の声を聞くこと」、このことを忘れて執行委員会や交渉の場でしか声を出さない労働組合の役員になるなと先般、先輩たちに叱咤されました。
このままいけば、自治労は住民批判やメディアにつぶされる前に現場の真面目な労働者につぶされる?と心配しているこのごろです。
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さかたさんの私感に??? さやえんどう - 2005/05/17(Tue) 22:37 No.805
さかたさんの私感にいささか疑問を感じたので・・・
まず、他の自治体と表現している「超勤問題」についてですが、私も勉強不足で大変申し訳ないのですが、何%かの一律支給を行っている自治体(単組)が仮にこの福岡県内であったとしたら大変残念なことだと思います。
それはなぜか?今の地方財政危機によりどこも悲鳴を上げている自治体が超過勤務をしようがすまいが一律に職員に手当を支給をすること自体が住民感情を逆なでにする第1歩だと私は思うからです。
超勤を「悪」だと思っている管理職は私の勤務している自治体にもいます。私もできるだけしなくてよい「残業」はしないように心がけています。しかし時期的に超勤を迫られる職場(今の時期で言えば税務課の催告や各種使用料など歳入の確保)などは必要なのでは?と思います。(ただ仮に1人1日当たり3千円の超勤単価で2千円の歳入確保しかできなかった場合などはナンセンスですが・・・)
労働組合として超勤をしない職場づくりを求めていくことは当然のことですが、ある程度職場の実態を把握し、必要な職場には必要な超勤の予算付けを求め、実態に即した支給をしていくことのほうが重要ではないでしょうか?
また、さかたさんが職場にいたときにおっしゃっていた「超勤は命令を受けてやれ」というのは当然のことと思いますが「管理職をつき合わせろ」ではなく本来は管理職が命令を出したのだから部下の超過勤務が終わるまでは、それに対して指示を出したり自席で待機することは当然のことだと職場内の雰囲気を作っていくことのほうが大事だと思いますが・・・
それと「仕事が遅れる云々・・・」も私的にはナンセンスです。責任は管理職に当然ありますが、それで住民に対してあなたが説明できますか?まさか「僕の仕事の遅れは管理職のせいです」なんて言い訳になりませんよね。
社会保険庁がこのやり方でマスコミなどに大バッシングを受けたのではなかったですかね。社会保険庁と自治体は違うからと思っているのは自分たちだけで住民は公務員なんてどこも一緒としか評価してくれていないんですよ。
最後にいらぬ世話かもしれませんが、労働組合では書記さんの管理職は役員のさかたさんです。(さかたさんのいる政治政策局では、鹿田局長か溝田副委員長になるのでしょうが)まさか書記さんが仕事をしているのに「お先に~」なんてことをしていると単組にいた時代に言っていた事に矛盾していることになるのでは???と思いますが・・・
厳しい書き込みをしてしまったことはお詫び申し上げますが、これが現状なのではないかと思ってしまい・・・すみません。
★★★
この自治労福岡県本部のさかたという人物の「仕事を遅らせろ」という発言。一体、何様のつもりなのか・・これが革新県政の長かった福岡の公務員労組の実態なのだ。出鱈目がまかりとおっていたとは聞いていたが、自治労組合員からも批判される非常識なことがどれほど役所を腐敗させてきたことか。こんな意識の連中に国民はせっせと働いて税金を納めているわけだ。
自治体行政もそうだが、教育公務員の問題も枚挙にいとまがない。広島の破り年休が国会で問題となって以降、三重や神奈川、最近も山梨での問題発覚と次々と明らかになっているが、自民党議員の汚職・利権問題に比べると追及の手が緩いように思う。マスコミも自民党にだけ厳しく野党には甘いところがあるが、公平に追及してもらいたい。
また、公務員は国民の血税で賄われていることを自覚し、襟を正すべきである。
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私は見ていませんが、TBSが「報道特集」で大阪市のヤミ専従問題を取り上げました。この反響はものすごかったようで大阪市問題まとめサイトという総合サイトで一連の経緯、関連する報道についてまとめられています。
ヤミ専従問題について大阪市の関淳一市長は読売新聞の取材に対し、市の環境保険局長時代(1992~96年)職場に来ない者もいたが、問題になっていなかったと組合のヤミ専従を黙認していたことを認めています。大阪の労使癒着はいま始まったことではなく、長い間続けられてきたもののようだ。(5月17日読売新聞大阪版)
関市長は自らの推薦母体である市労働組合連合会(市労連、連合系)との関係については、「やるべきことはやる」と徹底して実態の解明と追及を進めると表明。
市長には圧力に負けず実態解明と正常化をしっかりとやってほしいと思う。
大阪に限らず同様の問題は全国各地に存在しているのは間違いない。いろいろ調べていたら、自治労福岡県本部のBBSに組合幹部による目を疑うような書き込みがあった。
★★★
投稿者:さかた:県本部 投稿日:2005/05/17(Tue) 18:27 No.804
ご苦労さまです。今回は私感を述べさていただきます。
『朝日新聞』に大阪市職員2人が「カラ残業に対する処分は違法」と大阪市を訴えた記事が掲載されていました。
彼らの手当支給額は78時間分、そのうちカラ調査で明らかになった5時間分が返還させられています。ところが退庁簿を調べると少なくとも127時間の超勤時間になっているようです。
この間の問題や他自治体でも存在すると思われる「予算がないので手当を山分け」する手法により支給された超勤手当を「カラだ」「ヤミだ」と言われて、いかにも職員側を「悪者」と扱ったことに対して慰謝料を請求したと思います。慰謝料も10万円であり、「慰謝料がほしいわけではない。大阪市の組織ぐるみのカラ残業の実態を明らかにしたい」とする名誉回復のための提訴だと思われます。
「当たり前だ」と憤りを感じます。そもそも「超勤手当の予算がないから支給されない」ということが問題であり(もちろん、超勤そのものの発生が問題ですが)、「ただ働き」の実態を強要する当局、それを容認する労働組合、それを受容する労働者が存在するからこういった事態になると思われます。
公費による財政運営の事情で「予算がない」という大変な自治体財政は理解しています。そこで妥協せざるを得ない労働組合の力量も理解しています。「超過勤務」を「残業」と称し、自分の仕事力量の無さのせいにし、超過勤務「命令」ではなく自ら進んで「残業」する教育しか受けていない労働者の実状も理解しています。
この三者がそれぞれの「過ち」に気付かず「慣れ合い」にしてきた結果が現場の労働者を苦しめてきたのでしょう。
今は職場にいない立場ですが、職場にいたとき学習会や部会のなかでは言っていました。。
「超勤は命令を受けてからやれ」「超勤には管理職を付き合わせろ」「予算がなければ超勤はするな」「超勤しないで仕事が遅れるなら遅らせろ。その責任は管理職に取らせろ」と・・・・
「一人ひとりの意識ある労働者が現場で声を挙げること」「役員は一人ひとりの組合員の声を聞くこと」、このことを忘れて執行委員会や交渉の場でしか声を出さない労働組合の役員になるなと先般、先輩たちに叱咤されました。
このままいけば、自治労は住民批判やメディアにつぶされる前に現場の真面目な労働者につぶされる?と心配しているこのごろです。
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さかたさんの私感に??? さやえんどう - 2005/05/17(Tue) 22:37 No.805
さかたさんの私感にいささか疑問を感じたので・・・
まず、他の自治体と表現している「超勤問題」についてですが、私も勉強不足で大変申し訳ないのですが、何%かの一律支給を行っている自治体(単組)が仮にこの福岡県内であったとしたら大変残念なことだと思います。
それはなぜか?今の地方財政危機によりどこも悲鳴を上げている自治体が超過勤務をしようがすまいが一律に職員に手当を支給をすること自体が住民感情を逆なでにする第1歩だと私は思うからです。
超勤を「悪」だと思っている管理職は私の勤務している自治体にもいます。私もできるだけしなくてよい「残業」はしないように心がけています。しかし時期的に超勤を迫られる職場(今の時期で言えば税務課の催告や各種使用料など歳入の確保)などは必要なのでは?と思います。(ただ仮に1人1日当たり3千円の超勤単価で2千円の歳入確保しかできなかった場合などはナンセンスですが・・・)
労働組合として超勤をしない職場づくりを求めていくことは当然のことですが、ある程度職場の実態を把握し、必要な職場には必要な超勤の予算付けを求め、実態に即した支給をしていくことのほうが重要ではないでしょうか?
また、さかたさんが職場にいたときにおっしゃっていた「超勤は命令を受けてやれ」というのは当然のことと思いますが「管理職をつき合わせろ」ではなく本来は管理職が命令を出したのだから部下の超過勤務が終わるまでは、それに対して指示を出したり自席で待機することは当然のことだと職場内の雰囲気を作っていくことのほうが大事だと思いますが・・・
それと「仕事が遅れる云々・・・」も私的にはナンセンスです。責任は管理職に当然ありますが、それで住民に対してあなたが説明できますか?まさか「僕の仕事の遅れは管理職のせいです」なんて言い訳になりませんよね。
社会保険庁がこのやり方でマスコミなどに大バッシングを受けたのではなかったですかね。社会保険庁と自治体は違うからと思っているのは自分たちだけで住民は公務員なんてどこも一緒としか評価してくれていないんですよ。
最後にいらぬ世話かもしれませんが、労働組合では書記さんの管理職は役員のさかたさんです。(さかたさんのいる政治政策局では、鹿田局長か溝田副委員長になるのでしょうが)まさか書記さんが仕事をしているのに「お先に~」なんてことをしていると単組にいた時代に言っていた事に矛盾していることになるのでは???と思いますが・・・
厳しい書き込みをしてしまったことはお詫び申し上げますが、これが現状なのではないかと思ってしまい・・・すみません。
★★★
この自治労福岡県本部のさかたという人物の「仕事を遅らせろ」という発言。一体、何様のつもりなのか・・これが革新県政の長かった福岡の公務員労組の実態なのだ。出鱈目がまかりとおっていたとは聞いていたが、自治労組合員からも批判される非常識なことがどれほど役所を腐敗させてきたことか。こんな意識の連中に国民はせっせと働いて税金を納めているわけだ。
自治体行政もそうだが、教育公務員の問題も枚挙にいとまがない。広島の破り年休が国会で問題となって以降、三重や神奈川、最近も山梨での問題発覚と次々と明らかになっているが、自民党議員の汚職・利権問題に比べると追及の手が緩いように思う。マスコミも自民党にだけ厳しく野党には甘いところがあるが、公平に追及してもらいたい。
また、公務員は国民の血税で賄われていることを自覚し、襟を正すべきである。
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今後ともよろしくお願いします
こちらからもTBさせていただきます。
人権法案についても、本来ならば司法権の強化によってなされるべきものが、行政権限の拡張によって解決されようとしている訳ですから、三権分立の空洞化を促進してしまうのではなかろうかと愚考する次第です。
つい先年まで、行政指導を諸悪の根源のように喧伝していた人達は何処へ行ってしまったのでしょう。わたくしは忘れておりませんが、そうでは無い方々がお世間様には多々いらっしゃるようです。
言論の力を恐れて跳梁跋扈する失職冷戦期工作員にこれからも気をつけていかねばならないというのは気が重い事ですが、一有権者としての最低限の責務として頑張っていきたいものです。