「新風舎のこと」にもちょいと書きましたが、
新風舎から出した本については文芸社に事業譲渡され、再出版の希望有無を多分3月ごろ聞かれたんですが。
原稿のみが残っているので、再出版に当たっては装丁も新しくなると。
とーぜんお金もかかると。
で、一応見積もってもらいましたが、やっぱりね…ってな金額で。
お金出すんなら、別の話の方がよくない???
でも「月夜ノ物語」は短編で、他のは優に200ページを超えるわけで。
見積金額、どのくらい超えるんだろ…
文学賞に応募はしたけれど、
ここをこう変えたほうが方がいい、とか、この表現はいらないとかいう、いわゆる「編集」ってヤツをしっかりしてもらったことは無いので、そーゆー指導はしてほしいなぁ、
などなど、つらつら考えてました。
二週間ほど前に文芸社のMさんから電話があり。
たまたま隣町の出身で、
「郷里の近辺の著者さんはなかなかいない」ので、担当を替わってもらったと仰る。
「いやぁ~?確か隣町の女性も新風舎から二~三冊出してたぞ?」
と、ちょっと鼻白んじゃったりしたけどさ。
ま、その人は再出版を希望しなかったのかもしれないが。
で、先着○○名には某書店に4ヶ月間継続して店頭に置くという特典が付くんで、だったら郷里の人には是非お勧めしたい、って訳だ。
う~~~~ん。
でもさ、まずはどんな内容か読んでもらわないとねぇ。
再出版するに値する本かどうか、が問題でしょ?
いや、著者としては、そう思ってるよ!
でもね、実際少しでも多く売れてくれなくちゃ困るじゃん。
なけなしのお金つぎ込んだんだし、もうつぎ込むお金ないからの、「企画」出版への遥かな道、なんだし。
それに、どうせお金出すなら別の話のほうがよくね?とも思う。(↑にも書いたが)
てなことを話していたらお仕事の時間になっちゃったんで、
「月夜ノ物語」と「Yours Forever」の原稿を送るということでその日のお話は終了~♪となったのだ。
「Yours Forever」は、大したコンテストじゃなかったけど、最終まで残った話だったからね。
Mさんは新風舎の本をどーかするのが業務で、持ち込み原稿を審査するのは別の部署、のはずだったんだけど、
「月夜ノ物語」を読んだら面白かったので、「まずは自分の目で!」という思いで「Yours Forever」も読んでいると、感想にコメントを添えてくれました。
そりゃそうだ。
著者としては面白い、いい話を書いたんだから、そう評価されて当然って思いもある。
でね。
じゃあどーすれば一冊でも多く売れるのか、ってことがイマイチよく判らない。
出版社の人だもの、「講評」が上手なのは当たり前だよねぇ。
新風舎の0さんといい、今度のMさんといい、とっても褒め上手
(良い、と言ってくれたところが違っていて、性差なのか感性の差なのか、興味深かった)
「そこまで言ってくれるんなら、是非企画出版で!」
が、私の本音です。
はぁ。
「Yours Forever」の講評が楽しみ?です。
新風舎から出した本については文芸社に事業譲渡され、再出版の希望有無を多分3月ごろ聞かれたんですが。
原稿のみが残っているので、再出版に当たっては装丁も新しくなると。
とーぜんお金もかかると。
で、一応見積もってもらいましたが、やっぱりね…ってな金額で。
お金出すんなら、別の話の方がよくない???
でも「月夜ノ物語」は短編で、他のは優に200ページを超えるわけで。
見積金額、どのくらい超えるんだろ…
文学賞に応募はしたけれど、
ここをこう変えたほうが方がいい、とか、この表現はいらないとかいう、いわゆる「編集」ってヤツをしっかりしてもらったことは無いので、そーゆー指導はしてほしいなぁ、
などなど、つらつら考えてました。
二週間ほど前に文芸社のMさんから電話があり。
たまたま隣町の出身で、
「郷里の近辺の著者さんはなかなかいない」ので、担当を替わってもらったと仰る。
「いやぁ~?確か隣町の女性も新風舎から二~三冊出してたぞ?」
と、ちょっと鼻白んじゃったりしたけどさ。
ま、その人は再出版を希望しなかったのかもしれないが。
で、先着○○名には某書店に4ヶ月間継続して店頭に置くという特典が付くんで、だったら郷里の人には是非お勧めしたい、って訳だ。
う~~~~ん。
でもさ、まずはどんな内容か読んでもらわないとねぇ。
再出版するに値する本かどうか、が問題でしょ?
いや、著者としては、そう思ってるよ!
でもね、実際少しでも多く売れてくれなくちゃ困るじゃん。
なけなしのお金つぎ込んだんだし、もうつぎ込むお金ないからの、「企画」出版への遥かな道、なんだし。
それに、どうせお金出すなら別の話のほうがよくね?とも思う。(↑にも書いたが)
てなことを話していたらお仕事の時間になっちゃったんで、
「月夜ノ物語」と「Yours Forever」の原稿を送るということでその日のお話は終了~♪となったのだ。
「Yours Forever」は、大したコンテストじゃなかったけど、最終まで残った話だったからね。
Mさんは新風舎の本をどーかするのが業務で、持ち込み原稿を審査するのは別の部署、のはずだったんだけど、
「月夜ノ物語」を読んだら面白かったので、「まずは自分の目で!」という思いで「Yours Forever」も読んでいると、感想にコメントを添えてくれました。
そりゃそうだ。
著者としては面白い、いい話を書いたんだから、そう評価されて当然って思いもある。
でね。
じゃあどーすれば一冊でも多く売れるのか、ってことがイマイチよく判らない。
出版社の人だもの、「講評」が上手なのは当たり前だよねぇ。
新風舎の0さんといい、今度のMさんといい、とっても褒め上手
(良い、と言ってくれたところが違っていて、性差なのか感性の差なのか、興味深かった)
「そこまで言ってくれるんなら、是非企画出版で!」
が、私の本音です。
はぁ。
「Yours Forever」の講評が楽しみ?です。
「じゃあどーすれば一冊でも多く売れるのか、ってことがイマイチよく判らない。」
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20061110
「作者が書いた文章をそのまま適当に編集して並べた本と、プロの作家と編集者が生計を立てるために作り上げた本とでは、「競争力」が違いすぎます」
>ここのURLが参考になると思いますよ。
http://novelno.net/2006/04/11-093510.php
「自信があるなら、普通の出版社に持ち込むべきだ。一社が駄目でも、二社三社、安易に金を出さず、足を棒にして出版社廻りをして欲しい。それでも駄目なら、まず自分の作品を疑ってかかるべきだ。
もし本当に傑作なら、金など要求せずに、一緒に本を作りましょう!と言ってくれる編集者がいるはずだよ」
ためになる情報がたくさんありました…。
いろいろ思うところもあり、また後日書きたいと思います。
取り急ぎお礼までm(_ _)m
「新風舎の0さんといい、今度のMさんといい、とっても褒め上手」
>こちらについては下の記事をどうぞ。
ttp://www.kobeport.net/news/kyodo.html
「それは、あなたが高額な費用を払ってくれるお客様だから、原稿を褒めるのです。(まっとうな出版社の場合)著者と編集者との間では火花が散ることしばしばです。そもそも、(まっとうな)出版社は採用する原稿を褒めたりはしません」
1冊でも多く売れることを目指すなら、著者に厳しくあたり、ろくでもない原稿が送られてきたら返事の手紙さえ寄越さない出版社をこそ選びべきでしょう。
※ ※ ※
こちらも参考まで。
ttp://d.hatena.ne.jp/lain06/20070707
「出版で身を立てたければやはり格の高い版元のハードルをしっかりクリアすること、これにつきるのではないか」
甘い言葉は信じず、厳しい言葉を投げる編集者や出版社をこそ信じる。一にも二にもポイントはここでしょう。ではでは……。
ttp://kate-o.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_7963.html
あと「Yours Forever」のひとこと感想。主観が複数のキャラクターにコロコロ切り替わる小説はかなりの上級テクを必要とします。まずは一人の主人公の主観で最初から最後まで綴られる話を書いてみたほうがいいと思いますよ。
あとやや描写が薄い(主文がキャラクターの行動を追っかけるのに終始していて、小説の舞台から漂ってくる匂いーとか、見える景色ーとか、商店街から聞こえてくる音ーとか、恋人たちが触れ合った時の感触ーとか、五感に訴える部分の描写が少なめ)なのでこのへん強化していけばいいんでないかと。
大樹になんて言おう、ドアの前で逡巡する。最初から全部話すっきゃない、と心を決めて鍵を開けた。鍵の外れる音が聞こえた。大樹は急いで玄関に走った。ドアが開いて瑞穂が入ってくる。
「ただいま……」なるたけ普通に、いつも通りに言ったつもりだ。痣だらけの瑞穂の顔を見て、大樹は息を呑む。
このシーン、大樹と瑞穂の主観が入り乱れてますね。読者は「どっちのキャラクターの気持ちで読めばいいのか」すこぶる混乱してしまいます。1~3文目は瑞穂の主観。4・5文目は大樹の主観。6文目は瑞穂の主観。7文目は大樹の主観です。
瑞穂1人に主観をそろえて書くなら、「大樹になんて言おうか迷った末部屋のドアを開けた。音に気付いた大樹が玄関先に掛けてくる。『ただいま』なるたけ普通に、いつも通りに言ったつもりだった。けれど大樹は瑞穂の姿を見るなり顔を青くした『どうした…何があったん!?』」
「大樹1人に主観をそろえて書くなら、「ドアが開く音が聞こえ、大樹は玄関先へとかけていく。そこには、顔をあざだらけにした瑞穂の姿があった。大樹は思わず問いかけた『どうした…何があったん!?』」