前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

昭和が終わった日

2009年01月03日 01時25分23秒 | わたしの思い
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

新年おめでとうございます

気がつけば、平成の御世になり早20年。
昭和が終わってからは、何かを記入する際に指定がなければ元号を使って
記入をすることはなくなりました。
ほとんどの場合、西暦を使って元号で年を数えなくなったのです。
平成になっての20年間というのはわたしにとって、ポッカリ開いた穴のような期間でした。

昭和が終わった日、わたしは東京行きの飛行機に乗っていました。
あらゆる企業が喪に服すから飛行機も飛ばないんじゃないか、なんて心配されていました。
そこは、明治や大正が終わったときとは違って(知らないけど)飛行機は飛びました。
が、何かいつもとは違って妙に機内が静かで、薄暗い気がしたのを覚えています。
他に記憶があるのは、文房具屋さんで国旗を買っている人が結構いて、
各家庭でも半旗を挙げているのを見かけました。

しかし、自分は書きかけの論文の提出締め切りが迫っていてそれどころではなく、
ずっと機内でもそのことばかり気にしていました。
まだまだ、自分のことだけを考え、目先のことだけ考えてていればいい恵まれた時の中にいました。
前年から、昭和はやがて終わるかもしれないその日のことを学校の行事やなにかの
自粛で感じることはありましたが、
その当時は終わったことの感慨はありませんでしたね。
テレビコマーシャルで井上洋水が「お元気ですか」といっていた部分の音声が
カットされるというよく訳のわからない自粛もありました。

あの頃生まれた人が、その当時の自分と同じくらいの年齢になっているのですからね・・・
個人的な意見かもしれませんが、物心ついた頃から厳しい時代を生きてきて、
生まれた時代としてはあまり楽しい時代ではなかったかもしれませんねえ。
でも、その分早くから目的を持って頑張っている人も沢山いますね。
そういう場面に遭遇すると、日本もまだまだ大丈夫だと思います。


わたしの知らない昭和には戦争という大事もあって、いいことばかりではありませんが、
わたしの知っている昭和という時代はとても素敵な時代でした。
そして今になっても平成に馴染めずにいます。
平成も20年を終えてそれに加える新たな一年目。
そろそろこの時代にちゃんと足を下ろして歩かなくては・・・。

とにかく日々を丁寧に生きてみよう。それが今年一年の計。