はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

病院の待合室で

2017年06月19日 | 出来事
土曜日、私が受診した総合病院の外科関係は、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科などが一列に並んでいます。
それぞれが、自分が受診する科の前あたりで自分の順番を待つのですが、昨日も書きましたが、私は、前の受診の人が長くて、1時間半以上待たされました。

その間、嫌な気分で待っていたわけですが、私の斜め前に一人の男性が座りました。
私よりは年上だと思います。
70歳台くらいかなと思いました。
黒いショルダーバッグを掛けたまま座ったその男性は、座った途端に突然、大きな声で、

「レ・ミゼラブル!」

と叫びました。
びっくりして、私はその人の方を見たのですが、周りにいる人は、それほど関心を示さずに、それぞれ本を読んだり、スマホをいじったりしていました。
その男性は、活舌が悪く、上手く「レ・ミゼラブル」と言えずに、何回もつまずきながら言い直し、何回目かで正しく「レ・ミゼラブル」と言いました。
背筋をピンと伸ばして、壁を見つめ、大きな声で言っています。
言うと言うよりは、叫ぶという感じがしました。
男性は、「レ・ミゼラブル」という言葉は、それで満足したらしく、今度は

「ビクトル・ユーゴー!」

と言いました。
そして、次に

「ジャン・ギャバン!」

と叫びました。
若い頃、文学青年だったのかな?と思いました。
でも、ジャン・ギャバンは、俳優さんなので、もしかしたら、若い頃観た映画が印象的だったのかなとも思いました。

それにしても、突然、そんなわけのわからないことを言う人が、一人で外出して大丈夫なのかなと思っていましたが、どうやら連れの人がいたらしく、どこからかやってきて、その後、二人で身内の話を始めました。
連れがいて良かったと思いました。
でも、二人の会話は普通で、それだけ見ていると、その前に大声で叫んだあれは、何だったんだろうという感じでした。
「まだら、何とか」というヤツかな?
脳神経外科へ入って行ったので、納得でした。

私は、その病院は初めてだったので、びっくりしたのですが、みなほぼ無関心な様子だったので、そういう人に慣れているのかもしれないと思いました。
それとも、今の時代の「無関心」なのかなぁ。

普段、私は、買い物以外は家からほとんど出ないし、他の人と接触することが少ないので、大勢の人が集まる場所は、ブログネタの宝庫です。

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