「新しい聖アポリナーレの教会」という名前のこの教会、
実はクラッセのサンタポリナーレ教会より古い時代に建てられた教会です。
途中から聖アポリナーレに捧げられるようになったため、このような名前になったそうです。
こちらのサンタポリナーレ教会は、旧市街の中心にあるためか、外観は洗練された印象を受けます。
しかし一歩中に足を踏み入れると、一部改装されている部分はあるものの、
歴史を感じさせる柱やモザイクが全体によく残っています。
上の写真は、「東方三博士の礼拝」です。
よく見ると、その上の窓のある段のモザイクとは、作風が違っているのがわかります。
モザイクは、時代が新しくなるにつれて写実的でなくなり、より平面的でシンボリックな要素が強くなっていきます。
中には、下の写真のように、人物以外のモチーフを題材にしたものもあります。
動物はよく見かけますが、町や船などをモチーフにしているケースは、ここ以外ではあまり見かけません。
もともとは海沿いの町だったラヴェンナならでしょうか。
窓のふちにまで、細かい装飾がほどこされています。
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