道楽人日乗

ツイッターのまとめ。本と映画の感想文。
いいたい放題、自分のための備忘録。
本読むのが遅く、すぐ忘れてしまうので。

「今、そこにある戦争」3巻迄

2016-01-17 14:35:40 | 漫画感想


2015年8月9日
あまや ゆうき/稲井 雄人 著
「左右両紙で絶賛」という帯の文句につられて読む。尖閣みたいな鋭閣諸島に何者かが上陸という事態から日中開戦前夜が3巻迄ずっと続いていてアメリカの謀略もからむという内容。洞察力に富むが一本気な巨漢、物部分析官が、陰謀阻止のため孤独な闘いをはじめる。

日本はもう一度灰燼から出直さなければと信じる、柊分析官という、敵の一端も見えてきて、こうなるとテーマの割には、王道少年漫画的構成かも。開戦はすんでのところで止められているが、きな臭くなってきただけで、経済に大きな問題が噴出するというそういう所が面白い。

今後、サイバー戦がどう描かれるのか?悪そうな奴ばっかりのアメリカ側の人物達に厚みが加わるのか?主人公を助ける巨大自動車会社課長にこれ以上の活躍の余地があるのか?気になる点はいくつか。パトレイバー2から22年。ヒリヒリするようなシュミレーションを見せて欲しい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。