いこいの森

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 -Globis、IT、経営力を高める-

JBCC2010本選出場

2010-07-24 | ビジネススキル
■国内MBA学生によるJBCC2010で本選出場を果たす。

素晴らしいステージで、いい経験ができ、1年後の目標が明確に定義できました。
国内MBAの交流もでき、成果は十分であったと信じたい。
審査結果と審査員講評は↓
http://jbcc2010.web.fc2.com/competition.html
http://jbcc2010.web.fc2.com/prejudging.html ←予選通過名簿
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早速ですが、振り返りをします。

■一通のメールから始まったJBCCの挑戦
 大学院の2010期メンバーから何気なく投げられたメールで有志4名があつまり、チャレンジが始まりました。
 
 内容は、国内MBAが企業再生のケースを元に再生プランを提案し競い合う。
 これまでの学びをOUTPUTする軽い気持ちで応募。予想外に本戦への出場が決まった。
 アカウンティングクラスで学んだばかりの財務分析を最低限度は押さえて定量的に論じ、組織・人マネも学んだばかりの知識でなんとか施策として盛り込む。

 予選は運よく通過したと思われる。 ⇒これは、本戦での経済産業省の奈須野さんのコメントで読み取れた。

■本戦に向けた準備
 慶応(KBS)と一橋さん、グロービスの3校が勝ち残った。本戦では経営共創基盤の冨山さんの前で再生計画を語る。
 これはグロービスの学生として半端なプランをお見せできないが、4名がそろって集まれる日は限られており、なかなか集まって議論ができない。
 まずは、各自で事前に考えた内容を持ち寄りプレゼン資料へ落とし込む。フィールドワークはこんな感じで進めるのかと、感じる。

■本戦でのプレゼン
 当日のくじ引きでプレゼンの順番が3番目と決定。9組が20分プレゼンする。
 プレゼンは全力で取り組み、悔いなしの出来。それなりに語れたと思う。

■結果は敗退
 優勝・準優勝は「慶応(KBS)」が獲得。以降は順位発表がなかったので自分達の位置は不明です。

■敗因
 ・財務面。特に資金繰りの危うさをCFで明確に語れなかった。翌年の予測P/L,BSにとどまる。(アカウンティングの視点)
  ⇒倒産とは債務超過ではなく、CFがマイナスになること。ここが論点。倒産危機にあるときは日毎に資金表を管理する。

 ・債権放棄という、必殺技だけでは実現可能性が低い。再生にはNEWマネーが必須。
  どの事業を残し、再生を図るのか?ここが論理的に明確に出来ないとNEWマネー(資金)が集まらない。
  ⇒借りた金を返すだけが再生の話ではない。今後、どう企業価値を上げていけるかが大切。

 ・企業の現在価値を定量的に表現できていない。

 ・施策の実行が時間軸で具体的に示せていない。
  ⇒実現可能性はタイムラインに乗せないと見えずらい。

 ・ケースをはみ出した分析ができていない。
  ⇒他校はケースのFACTからリアルの情報をおりまぜ、戦略と再生計画を立案し。(ここは賛否両論)

■コンペを終えてグロービスのクラスですが、「アカウンティング基礎」と「アカウンティング1」のギャップが大きい。
 「アカ1アドバンス」があってもいいかも。
 これによりグロービス生のカネ系のスキルは一段と向上すると思うな。
 いずれにしてもカネ系は自主練習が必要だと感じました。

 


本当にいい経験ができた、来年につなげたい。