マイクロメートルの世界

生物の観察を楽しんでます。花が咲く植物の多様性と進化が現在のテーマです。マイクロメートルレベルまでを目標にしています。

マツの花(胚珠と花粉)

2021年04月29日 | 裸子植物
 クロマツ(まつ科)の雌花の鱗片の上側を見ると、2個の胚珠がついているのが見られます。黄色の小さな粒は花粉です。鱗片は1mmぐらいで非常に小さくて壊れやすく、完全な形で取り出すことは難しいです。画像にある鱗片は雌花を横にしてカッターの刃で何枚かに輪切りにし、その中からちょうど胚珠の様子がよくわかるものを選んで撮影したものです。学校での観察にはお薦めの方法です。花粉は水を加えた状態で写したので、全部が同じ向きになりましたが、本当は水の分子模型のように、3っつの部分は一直線ではなくて、角度を持ってつながっています。透過光では黒ぽいですが、色は黄色です。大きさは40μmです。
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