安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策

６月３日に安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策
とする文書が国土交通省から公表されました。

これは、１月のスキーバス事故を受けて１０回にわたって開催された
検討委員会の内容が取りまとめられたものです。

主な内容は
１）貸切バス事業者、運行管理者の遵守事項の強化
　・運転者の技量チェックの強化
　・運行管理の強化
　・車両整備の強化
　・事業用設備の強化

２）法令違反の早期是正、不適格者の排除
　・違反事項の早期是正と処分の厳格化
　・許可更新制の導入による不適格者の排除
　・不適格者の安易な再参入の防止

３）監査等の実効性の強化

４）旅行業者、利用者等との関係強化

５）ハード面の安全対策による事故防止の促進


このような対策をおこなうことにより再発防止をはかっていくことに
なります。

対策項目も細かくされており、既に実施されているもの、夏より実施される予定もの、
２８年中に実施される予定のものとなっています。

例えば、
運行管理者については、
営業所ごとの必要選任数が20両に１名
運行管理者の資格要件を試験合格者に限定
中間点呼の実施の義務付け
補助者を選任した場合は、届出が必要　　等

の対策がH28年中に実施される予定です。

その他実施項目が色々とありますので、事業者様は確認し、対策を行うことが
大切です。

国土交通省HP
「安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策」
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000250.html