ぐるぐる・ぶらぶら

歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【映画】マイ・ファニー・レディ

2015-12-26 16:50:18 | 映画

ウィットが楽しい。
クスクス笑いが続く。

インタビューを受ける女優イザベラを演じる イモージェン・プーツの
さりげないマイウェイ感が魅力的。明るい。あの歩き方すらキュート!

"オトナの事情"がぶつかり合う可笑しさ、洒脱なコメディ。

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公式サイト:http://www.myfunnylady.ayapro.ne.jp/

(2015.12.26)

 

人間の本能に由来する滑稽さを軽やかな笑いに仕立てているんだけど
プロット自体に反発する層もあるだろうな…社会って難しい。


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【映画】007 スペクター

2015-12-26 16:25:20 | 映画

148分存分に楽しめる。
画、アクション、キャラクター。

冒頭長回しの「死者の日」のパレードから空中戦まで息もつかせない。

古きよき「秘密結社vs正義」構造を効かせつつ、モブ、壮大な自然、
瀟洒な邸宅、豪華列車、等々、触れ幅の大きい光景が次から次へ、
こだわり尽くした画が贅沢。フルコースまんきつ気分。

そして当然、切れよくダイナミックなアクション。

娯楽映画の醍醐味だなぁ。

オープニングのセンチメンタル・"いかにも"なつくり、
ちょっとやりすぎなじゃい?って"クスリ"とさせられる。遊んでる。
徹底的に"007"なんだけど一歩引いてる余裕が成熟を醸す2015年版。

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公式サイト:http://www.007.com/spectre/?lang=ja

(2015.12.26)


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【読書】「無知」の技法 不確実な世界を生き抜くための思考変革

2015-12-25 22:00:08 | 読書記録

これけっこう好き。気に入りました。

Management Book of the Year金賞、ということで、
マネジメントの本なのですが。

「知らないということを認識すること」の重要性や、
「知らない」を認めたり「知らない」からの不安を乗り越えるための
様々な智慧が、コラム連載の集成ような構成で語られています。

よく知られたマネジメントのアプローチもあれば、
U理論も出てきた。ダイアローグも出てきた。いろいろ入ってる。

時々琴線に触れたり、わが身を振り返ったり、励まされたり。

この構成、何かに似てる。
インデックス?
各項は、インタビューに基づく実在の人の経験譚を織り交ぜていて
説話集・訓話集なんかと似ている気もしたり。
もちろん内容は、古典ではなくて、不確定で先の見えない現代に
フォーカスしたものなのだけど。

日めくりカレンダーにすると良さそう。

なんだかそんな感じなのだ。

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「無知」の技法NOT KNOWING 不確実な世界を生き抜くための思考変革
スティーブン・デスーザ 著
日本実業出版社 刊
http://www.njg.co.jp/book/9784534053299/ 2015/11

(2015.12.23)


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【読書】インテル 世界で最も重要な会社の産業史

2015-12-24 23:59:59 | 読書記録

面白かった。

有名すぎるくらい有名な企業。
「インテル・インサイド」のフレーズは、CPUだのメモリだのチップを
知らない人だって耳にしているだろう。
でも「インテル・インサイド」の登場は、「地球の歴史を1年に例えたら
人類の登場はいつ?」すなわち"12月31日の夕方"である。(←誇張)。

この本の大部分は、インテルという企業の始まりから波乱を経た隆盛の
歴史物語であり、人物評伝であり、それゆえにビジネスの教科書のよう
でもある。
そしてどの要素を捉えても面白い。
これら要素が渾然一体で描かれる章もあれば、いずれかに強くフォーカス
する章もある。
テイストを変えて切り込んでいるので、長いけれど飽きない。

トリニティの全盛期を私は知らなかった。
インテルを知って暫くは、ベンチャーの印象はなかった。
シリコンバレーのアイコンと認識したのはずいぶん後になってからだ。

トリニティ。
ロバート・ノイス、ゴードン・ムーア、アンディ・グローブ。
仲良し三人組?いいえ。
このそれぞれ全く異なる個性の、微妙かつ絶妙なバランスと相克が
くっきりと描かれているのがこの本の魅力の1つである。
こんな人たち、そうそういないよ。
まして3人で1つの企業を生み育てるなんてそうそうない。

アンディ・グローブの生い立ちの章を読んで思った。
学習する能力を下支えしたのは、生死を生き延びた経験ではないかと。
時代が生んだ人たち。
明らかにデジタル化を加速し、世界に影響を与えた人たち。
あるいはUSというダイナミクス。底知れない。

-----
読了までの道のりは長かった。
電書で買ったので厚さを気にしていなかったのだ。
でも長くても飽きないからご安心を。
連続的に読み通さなくても大丈夫、適当なタイミングで切り口が
変わるので、何冊かのシリーズを読んでいる感じです。
本編、外伝、後日談、とかね。

日米摩擦の辺り、日本人としてはきつい言われ方にも思えるけど
真実かもなぁと今の某国を見て思う。

日本人の勤勉さは徐々に失われつつあると、70年代当時既にUSに
見極められていたっていうところが考えさせられたり。

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インテル 世界で最も重要な会社の産業史
マイケル・マローン 著
文藝春秋 刊 2015/09
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163903316

(2015.12.23)


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【映画】独裁者と小さな孫

2015-12-23 23:54:13 | 映画

観る者を複雑に揺さぶる。観てよかった。

メッセージはたぶんシンプル。
しかし、個々の「人」へのまなざしで写し取るさまざまな光景が
単純な受け止めを許さない。

大統領は追われて然るべきな行いをしてきた、憎らしいだけか?
無邪気できれいな子供(孫)は、愛らしいだけか?

状況を招いたそもそもの原因は明らかなのだけれど、間は単純でない。

そして周辺の、小さな、しかし個々の人それぞれにとっては耐え難い
事態は、いつかどこかで幾度も起こったことではないか?

"原因"は、何で報いるべきなのだろうか。
「寛大な政治犯」(役名)は、マフマルバフ監督自身に思える。

-----
公式サイト:http://dokusaisha.jp/

(2015.12.23)


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【映画】黄金のアデーレ 名画の帰還

2015-12-23 23:17:21 | 映画

はからずも泣いた。

台詞は時に、ひとつ間違うと"わがままばーちゃん"になりかねない
ものだったりするけれど、ヘレン・ミレンは「マリア・アルトマン」
という人物のまっすぐさを画面いっぱいに表現する。
エレガントでチャーミング、なだけではない。
ひたすらに悪意のない、我欲でない。
審問会での意外なほどシンプルな証言、観る者の胸に迫る。
何がどれほど奪われたのか。

若い弁護士ランディ、ライアン・レイノルズの変化していく様も
素晴らしい。

この映画のすごいところは、一見善悪ちっくな二項対立に見えて
実はそれぞれの人が、それぞれの都合(良かれ悪かれ。そうせざるを
得ない立場だったりとか)と心情で動いていることが伝わってくること
だと思う。
世の中そんなに単純じゃない。人も。でも信念は何かを変えたりする。

-----
公式サイト:http://golden.gaga.ne.jp/

現実はキレイごとでは済まないような複雑なシチュエーションだったろう。
訴訟プロセスはなんだかんだとお金かかったろうし。
でもそういう意地悪な目線を向ける隙をつくらない細やかな構成、
爽快な物語にし切った手腕。

(2015.12.23)


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気になる本 2015/12/21-27

2015-12-22 22:38:34 | 気になる本

2015/12/26

ユリイカ 特集*『スター・ウォーズ』と映画の未来──あるいはYou Tube以降の映画史
2016年1月号/1,404円/青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791703029

物を作って生きるには 23人のMaker Proが語る仕事と生活
  /John Baichital/2,376円/オライリー・ジャパン
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873117478/

2015/12/25

東横歌舞伎の時代/上村 以和於/3,240円/雄山閣
http://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8271

ありてなければ 「無常」の日本精神史/竹内 整一/950円/角川ソフィア文庫
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=321507000393 

〈兆候〉の哲学 思想のモチーフ 26/宇野 邦一/2,592円/青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791769032

スパム インターネットのダークサイド/フィン・ブラントン/2,592円/河出書房新社
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309247441/
2015.12.28 発売

「弱いリーダー」が会社を救う/井上 健一郎/1,620円/彩流社
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2180-7.html

虚無感について 心理学と哲学への挑戦/ヴィクトール・E.フランクル/2,808円/青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791769063

2015/12/23

インタースコア 共読する方法の学校/松岡 正剛/2,376円/春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-33348-8/

エントロピーの正体/アリー・ベン=ナイム/2,592円/丸善出版

シャーマン・ケント戦略インテリジェンス論/シャーマン・ケント/3,240円/原書房
http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1&isbn=05269-1

実録 異端者たちの最期/山平 重樹/1,296円/徳間書店

2015/12/22

デザインについて バウハウスから生まれたものづくり/アニ・アルバース/2,592円/白水社
http://www.hakusuisha.co.jp/book/b212991.html

人は宇宙をどのように考えてきたか 神話から加速膨張宇宙にいたる宇宙論の物語
/Helge Kragh/4,968円/共立出版
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320047280

アンリ・ルソー ひとりで学んで、画家への夢を追いかけた/ミシェル・マーケル/1,512円/六耀社 (絵本)

フローラの庭園 アンティーク・ボタニカルアートの愉しみ/八坂書房/1,944円/八坂書房 

2015/12/21

スペースデブリ 宇宙活動の持続的発展をめざして/加藤 明/3,888円/地人書館
http://www.chijinshokan.co.jp/Books/ISBN978-4-8052-0888-5.htm


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【展覧会】肉筆浮世絵ー美の競艶

2015-12-19 23:46:33 | アート・文化

1600年代から1800年代まで、肉筆浮世絵の美しさそのものを
堪能しつつ、変遷を視覚で理解できる展示構成。

展示全体を通じて特筆すべきはきものの布地の質感と文様の再現性。
文様と色彩(時にモノトーン)の様々な取り合わせが次から次へと。
布好きとしては恍惚もの。

中でもいちばんドキドキしたのは、水野廬朝の2作。
「縁先美人図(#60)」「見立三酸図(#61)」。特に#60。
セピアと薄墨のトーンで描かれた軒先の薄衣の美人図。
さりげなく金彩が施されれた帯の渦巻く感覚に眼が離せない。
#61は、色彩の対比が鮮やかな作が幾つもある中で、最も
大胆な配色の部類にありながら最も安定している。うわぁ。

「遊女と禿図(#50)」遊女のふっくらとした白い内掛(羽織?)が
余白めいてこころを捉える。

思えば、この辺りの時代の作に惹かれるものが多かった。
培われた繊細な人と布(と景色)の表現と、美人+αの風俗を映す
構図が成熟した頃。

この流れで観ていくと、江戸末期には、版画隆盛期に完成された
構図と描写技術が行くところまで行ってた感じ。
贅沢な一品ものとしての肉筆画、だったのかな。
表現における個性の比率が低いような気がしてくるのである。
国芳もいいんだけど、こうやって観ちゃうと、個性・面白さの源泉が
ケレンや物のリアリティのほうにあるのかもしれないと思う。
「時世粧百姿図(#76)」/初代歌川豊国は連作。
成熟した様々な構図の中に、人の表情とか鯛とか土瓶とかリアル。
「雪中常盤図(#100)」とか、西洋が少し入ってきてる?
「日本画」に続く系譜が見え始める。

北斎は別格。なんでしょう、このお方。
「京伝賛遊女図」とか、筆でざばっと描いて一品。
様々な系譜の外側に「北斎」として在る感じで、すんごいのである。

その他お気に入り:
・第一章の各作:疋田絞りの文様が美しい。額装の織と刺繍。
・「立姿遊女図(#8)」重衿の縮緬の質感。
・「髷を直す美人(#11)」揚柳のような帯の質感。
・「立姿遊女図(#14 #15)」(懐月堂度繁)"肥痩のある衣文線"。生命力。
・「立姿遊女図(#16)」(東川堂里風)顔が好き。
・「立姿遊女図(#17)」シンプルな色彩のトーンがモダンでびっくり。
・「琉球人舞楽之図(#20)」他の作と異なる衣の文様。
・「やつし琴高仙人図(#35)」「両国楼上遊宴図(#36)」「立姿遊女図(#37)」
 赤がひときわ魅力的。 ※展示照明の改善効果もあるのかも。
・「納涼美人図(#41)」稚さの残るライン、足首、透ける衣。
・「浅妻舟図(#42)」すっごく丁寧。

-----
シカゴ ウェストンコレクション
肉筆浮世絵-美の競艶 浮世絵師が描いた江戸美人100選
上野の森美術館
公式サイト:http://weston.exhn.jp/

(2015.12.19)


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【映画】スター・ウォーズ/フォースの覚醒

2015-12-19 19:48:22 | 映画

満足。

事前のプロモーションがすごすぎて、なかみ大丈夫かいな、と
思ってたのは杞憂だった。

このシリーズの"らしさ"のいいところ、たのしさ・興奮はそのままに。
惑星から宇宙にビュンビュン飛び出してく感覚が気持ちいい。

でも鮮度もある。たまにじんわりも来る。キャラクター設定にさりげなく
時代を映してるのが、"2015年のスターウォーズ"なんだなぁ、と。

もうひとつ。
実世界の38年の歳月の経過を生かしきったキャスティングとプロット。
レイアもハン・ソロもルークもすばらしいよ。
リアルな年月で"人"としての俳優に積み重なったものが透けて、物語の
厚みに力を添えてる。

ワカモノもがんばってる。新キャストがフレッシュ。

-----
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/home.html

レイが「あのポンコツの方で」と指差した瞬間の嬉しさよ。

いろいろツッコミどころはあるのよ。
でもいいの。

(2015.12.19)


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気になる本 2015/12/14-20

2015-12-18 23:32:00 | 気になる本

2015/12/20

スーパーパワー Gゼロ時代のアメリカの選択/イアン・ブレマー/2,376円/日本経済新聞出版社
http://www.nikkeibook.com/book_detail/35678/

2015/12/19

サンガジャパン Vol.22(2016Winter) 特集瞑想を語る/1,944円/サンガ 12月28日
https://samgha.co.jp/samghaec/html/products/detail.php?product_id=243

デザインの種 いろは47篇からなる対話/戸田 ツトム・鈴木 一誌/2,592円/大月書店
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b213932.html

あなたが世界のためにできるたったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ
/ピーター・シンガー/1,836円/NHK出版 12月24日
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00816922015

世界「誰も行かない場所」だけ紀行/嵐 よういち/669円/彩図社
http://www.saiz.co.jp/saizhtml/bookisbn.php?i=4-8013-0117-7

2015/12/18

モツの歴史/ニーナ・エドワーズ/2,160円/原書房
http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1&isbn=05174-8

東京北東地域の中世的空間/加増 啓二/3,240円/岩田書院
http://www.iwata-shoin.co.jp/bookdata/ISBN978-4-86602-939-9.htm

ネパール密教 歴史・マンダラ・実践儀礼/立川 武蔵/2,592円/春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-11320-2/

意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること/マイケル・コーバリス/929円/講談社 ブルー・バックス
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062579520

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門/ラス・ハリス/1,836円/筑摩書房
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480843074/

馬を飛ばそう IoT提唱者が教える偉大なアイデアのつくり方/ケヴィン・アシュトン/2,160円/日経BP社
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P51350.html

チームのことだけ、考えた。 サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか/青野 慶久/1,620円/ダイヤモンド社
http://www.diamond.co.jp/book/9784478068410.html

2015/12/17

超釈 北斎春画かたり/車 浮代/1,944円/小学館
http://www.shogakukan.co.jp/books/09386426

ありえない生きもの 生命の概念をくつがえす生物は存在するか?/デイヴィッド・トゥーミ/2,700円/白揚社
http://www.hakuyo-sha.co.jp/cgi-bin/newcome.cgi?mode=detail&id=437

画像と知覚の哲学 現象学と分析哲学からの接近/小熊 正久/3,132円/東信堂
http://www.toshindo-pub.com/book/%e7%94%bb%e5%83%8f%e3%81%a8%e7%9f%a5%e8%a6%9a%e3%81%ae%e5%93%b2%e5%ad%a6/

アンドロイドは人間になれるか/石黒 浩/788円/文藝春秋 文春新書
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610570

シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方/高槻 成紀/864円/山と溪谷社 ヤマケイ新書
http://www.yamakei.co.jp/products/2814510090.html

働く女子の運命/濱口 桂一郎/842円/文藝春秋 文春新書
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610624

VWの失敗とエコカー戦争 日本車は生き残れるか/香住 駿/799円/文藝春秋 文春新書
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610587

できない理由は、その頑張りと努力にあった 武術の稽古で開けた発想/甲野 善紀/1,728円/PHP研究所
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-82789-6

石油・武器・麻薬 中東紛争の正体/宮田 律/864円/講談社 講談社現代新書
http://bookclub.kodansha.co.jp/search?kw=%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E3%83%BB%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%83%BB%E9%BA%BB%E8%96%AC

地底 地球深部探求の歴史/デイビッド・ホワイトハウス/2,916円/築地書館
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1505-4.html

百万人の数学 上/ランスロット・ホグベン/2,592円/日本評論社 
百万人の数学 下/ランスロット・ホグベン/2,700円/日本評論社 

着物ことはじめ事典 美しい着こなし装う楽しみ/石田 節子/1,382円/マイナビ出版

2015/12/16

図説樹木の文化史 知識・神話・象徴/フランシス・ケアリー/7,020円/柊風舎
http://www.shufusha.co.jp/

秘史/プロコピオス/3,672円/京都大学学術出版会 西洋古典叢書
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=2066

大人が知っておきたい物理の常識 磁石を半分に割ると磁極はどうなるか?
変圧器はどうやって電圧を変えている?
/左巻 健男/1,080円/SBクリエイティブ サイエンス・アイ新書

2015/12/15

薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜/1,944円/LIXIL出版 LIXIL BOOKLET
http://www1.lixil.co.jp/publish/book/detail/d_86480512.html

きみの体の中 きみの体はどうやって病気とたたかうのかな?/リチャード・ウォーカー/3,240円/保育社
http://hoikusha-shop.jp/SHOP/978-4-586-08549-1.html

誰でもできるロビイング入門 社会を変える技術/明智 カイト/842円/光文社 光文社新書
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038946

白米が健康寿命を縮める 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖/花田 信弘/799円/光文社 光文社新書
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038953

幻花幻想幻画譚/横尾 忠則/4,104円/国書刊行会
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336059765/

ジャック・ウェバーの霊現象/ハリー・エドワーズ/3,888円/国書刊行会
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336059833/

2015/12/14

やぶにらみ鳥たちの博物誌 鳥とりどりの生活と文化/デイヴィド・ターナー/3,024円/悠書館
http://www.yushokan.co.jp/やぶにらみ-鳥たちの博物誌ー鳥とりどりの生活と文化/

ひめぎみ考 王朝文学から見たレズ・ソーシャル/小林 とし子/1,620円/笠間書院
http://kasamashoin.jp/2015/11/post_3457.html

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル/東 浩紀/745円/講談社 講談社文庫
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062932721


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気になる本 2015/12/07-13

2015-12-14 00:07:47 | 気になる本

2015/12/11-12

蚕 絹糸を吐く虫と日本人/畑中 章宏/1,944円/晶文社
http://www.shobunsha.co.jp/?p=3731

『罪と罰』を読まない/岸本 佐知子/1,674円/文藝春秋
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163903668

国際紛争を読み解く五つの視座 現代世界の「戦争の構造」/篠田 英朗/1,998円/講談社選書メチエ
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062586177

首都東京地下鉄の秘密を探る 歴史・車両・駅から見た地下路線網/渡部 史絵/864円/交通新聞社
http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000001738/003/O/page1/order/

めでる国芳ブックおどろかす/金子 信久/1,944円/大福書林
http://www.daifukushorin.com/book.html

勝手に選別される世界/マイケル・ファーティック/1,944円/ダイヤモンド社
http://www.diamond.co.jp/book/9784478023099.html

FinTech革命 テクノロジーが溶かす金融の常識/日経コンピュータ/2,052円/日経BP
http://store.nikkeibp.co.jp/item/books/249140.html

未来を創る日本発スゴいベンチャー101/日経トップリーダー/1,620円/日経BP社
http://store.nikkeibp.co.jp/item/books/247170.html

「世界一速い会社」の秘密/竹田 正俊/1,512円/ダイヤモンド社
http://www.diamond.co.jp/book/9784478028391.html

2015/12/10

HERITEX 創刊号1 〈特集1〉東アジアの宗教儀礼〈特集2〉バルテュスとその境界 新刊
/名古屋大学文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター 編/1,944円/勉誠出版
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100535

錯覚の法則 成功者は脳をあっさりその気にさせる/西田 文郎/1,512円/大和書房 

2015/12/08

オモシロ漢方活用術/下田 哲也/3,024円/中外医学社 

ロボットと共生する社会脳 神経社会ロボット学/苧阪 直行/4,968円/新曜社 

未病革命2030 予兆をつかめば社会とビジネスが変わる/片山 さつき/1,296円/日経BP社

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【歌舞伎】歌舞伎座 十二月大歌舞伎 昼の部・夜の部 2015年12月

2015-12-05 23:14:30 | 歌舞伎

松竹創業120周年
十二月大歌舞伎

世代交代の只中を実感する配役。承継の現場を目撃している気分。
渡す方も受ける方も時間との勝負になっているのかな、と思う。
真剣。素直に実直に受け継ごうとする青みが愛おしい。
そして夜の部の最後に圧巻の一幕。
-----

<昼の部>

一、本朝廿四孝 十種香

フレッシュですわ。
勝頼も濡衣も、腹の中に色々いろいろあることになってる
のだろうけど、今回の楽しみはまだそっちではない。
どこかから漂う戸惑いが、観客にはご馳走。

深さでいったら七之助さんの八重垣姫が頭ひとつ出てる。
松也さんも児太郎さんも、きちんとした芝居を踏みながら
模索してる気がする。
児太郎さんの濡衣、勝頼の正体を明かしてから後のほうが
生き生き。解釈が明快だからだろうか。

二、赤い陣羽織

明快な構成。木下順次の童話。
門之助さん児太郎さんの夫婦役が大健闘。「単純」が愛らしく
みえるのってイマドキなかなか難しいんじゃないか。
中車さんは、夜の部でも思ったけど、ポジション確立しつつ
あるよね。

…楽しみながらも、この演目は「歌舞伎のアイデンティティ」
 みたいなことを考えさせられた。それはそのまま自分自身への
 問いかけも生じさせる。
 これは「歌舞伎」だろうか。なぜ今、あえてこの演目を嵌めるのか。
 この演目は、ワークショップ的に受け止めるべきなのだろうか。

三、重戀雪関扉

ある美学に貫かれた表現形式が、すなおに真剣にあらわされた一幕。
全般、はかない美しさが気持ちを洗う。
関守関兵衛ですら、諧謔的なふるまいながら、はかなさが。

いちばん「玉三郎道場」を感じた。

常磐津と竹本、ああ、面白い。

<夜の部>

通し狂言 妹背山婦女庭訓 杉酒屋・道行恋苧環・三笠山御殿

杉酒屋・道行恋苧環:

七之助さんお三輪、松也さん求女、児太郎さん橘姫。
みるたびに熟度が上がっていく層にいる役者さんたち。
少しじれったいけど、未来を思ってわくわくさせることが
できるのは、評価されるべきことだと思う。

團子くん奮闘。「ちゃんと」やってる感。
今はいいんだと思うよ、それで。すくすく伸びていってねー。

権十郎さんが踊り始めたとたんに場の空気が変わったよ。
すごいなぁ。

三笠山御殿:

玉三郎さんのお三輪。
おむらとの遣り取りから女官たちのイビリまで、神経衰弱の
プロセスがすごい。
さらに、花道で「それを聞いては帰られぬ」疑着の相、
でも、何より、圧巻は死に際。
苧環に触れながら表現される感情が重層的で胸に迫る。

官女がいつもより濃ゆい(演技が深いの意)。

歌六さんの入鹿の重さ、
亀三郎さん玄蕃と亀寿さん弥藤次、姿と声がすてき。

中車さんのおむら、意外と手首とか柔らかいんだなぁ。

余談;
歌六さんの衣装の胸の大きな紋意匠、角のある動物の。
色があれだもんでクリスマスに飾りたい(←すみません)。

(2015.12.5)


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気になる本 2015/11/30-06

2015-12-01 22:40:27 | 気になる本

2015/12/05

菌世界紀行/星野 保/1,404円/岩波書店 岩波科学ライブラリー 245
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/0/0296450.html

日本の聖と賤 中世篇/野間 宏/907円/河出書房新社 河出文庫
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309414201/

テロリストの息子/ザック・エブラヒム/1,296円/朝日出版社 TEDブックス
http://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255008950/

イスラム化するヨーロッパ/三井 美奈/778円/新潮社 新潮新書
http://www.shinchosha.co.jp/book/610649/

2015/12/04

死はこわくない/立花 隆/1,080円/文藝春秋
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163903781

オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版/小川 紘一/2,376円/翔泳社
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798144252

なぜ日本企業は真のグローバル化ができないのか 日本版GOM構築の教科書/田口 芳昭/1,944円/東洋経済新報社
http://store.toyokeizai.net/books/9784492557679/

2015/12/03

アジア遊学 192 シルクロードの来世観/白須 淨眞/2,160円/勉誠出版
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=1&products_id=100537

2015/12/02

ブラックホールを見つけた男 上巻 下巻
/アーサー・I.ミラー/1,134円 1,134円/草思社 草思社文庫
http://www.bunsobunko.net/soshisha/detail/978-4-7942-2171-1.jsp
http://www.bunsobunko.net/soshisha/detail/978-4-7942-2172-8.jsp

2015/12/01

社会の新たな哲学 集合体、潜在性、創発/マヌエル・デランダ/3,024円/人文書院
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b210492.html

シリーズ統合的認知 第1巻 注意/横澤 一彦/3,780円/勁草書房
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b210746.html

芸術と科学のあいだ/福岡 伸一/1,620円/木楽舎

知の発見 「なぜ」を感じる力/中村 桂子/1,382円/朝日出版社


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