ぐるぐる・ぶらぶら

歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【映画】おおかみこどもの雨と雪

2012-07-29 01:32:16 | 映画

ファンタジックな設定で背景は非日常だが、
キャラクター達の情動は私たちが居る日常にある光景。

物語もビジュアルも良質。
セルアニメにCGを巧みに取り入れている。

非日常なれど、決して説明くさくない自然な演出で
感情の動きや成長が描かれていく。(つい泣きましたよ)

改めて、セルアニメは実写の代用ではなく、現実の中に
ある要素からエッセンスを取り出して再構成して見せる、
独自の表現方法であることを認識。

一見地味だがとても贅沢な、日本らしい感性の一作。

(2012.7.28)


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【映画】ダークナイトライジング

2012-07-29 01:29:05 | 映画

面白かった、と言っていいと思う。
3時間近い長さも苦にならず。

前の連作と異なり、街は明るい。
闇は、地下と「奈落」に閉じ込められている。

キレのいいアクション、ファンキークールなメカニック。

ただ、長い割には筋の流れがいまひとつ。
人間と人間の信頼と裏切りの濃淡があまりくっきりして
いないかったり、表裏が都合よく組み立てられていたような
気がする。

毒がないんです。

毒がないなら、ストーリーを豊潤にしないと全体観が薄まる。
でもストーリーも分断的。
その意味で、ハリウッド大作っぽい粗さあり。
まぁ、そもそもハリウッド大作なんですけどね。

あの兵器をキーにして、ああいう扱いで締めることも、
温度を下げた要因。

(2012.7.28)

うわ、邦題間違えてた。修正しました。


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【歌舞伎】新橋演舞場 襲名披露 七月大歌舞伎 夜の部 2012年7月

2012-07-27 23:18:11 | 歌舞伎

一、将軍江戸を去る

 先月の「小栗栖の長兵衛」を逃したため、スーパー歌舞伎でない演目で
初めて中車さんを観ました。
 迫力ある。気迫。襲名の演目としてよく選ばれていると思います。
 「残酷な・・・」のくだり、身を切る想い、よりも、熱さ、が出たかな。

 明治期以降に書かれた脚本のものを演じると面白そう。「灯台鬼」とか。
 定石破りの開拓派、澤瀉屋の系譜に新たな一脈が。

二、口上

 團十郎さん海老蔵さんのサポートを受けて、全体、楽しい時間。
 そんな中ですが、猿之助さん中車さんは、千穐楽まであと2日とは
 思えないくらいの爽やかな初心感。毎日新しく。

 猿之助さんの「見えるもの、見えないもの、様々なものがあって
 今がある」(←ことばはかなり不正確です。ニュアンスだけ)という
 認識は、今の時代に再び芽生えつつあるものを先取っていると思う。
 同時代を共に生きつつ、応援したい。

三、猿翁十種の内 黒塚

 充実の一幕。

 変に書くとどうも言葉が足らず陳腐になるので、書きません(書けません)。 
 でも一言。猿弥さんがイイ。表現力。

 さらに一言。お三味がものすごくよかった。

四、楼門五三桐

 これも、言葉がない。
 こういうときに言うんだ。「かたじけない」。

 猿翁さん、一門の方々に囲まれて8年ぶりの舞台復帰。
 海老蔵さんの五右衛門の、敬愛。
 客席まで台詞がしっかり届きました。
 カーテンコールで振った手の力強さが忘れられません。

 一方で、お休みの段四郎さん、今日手術を受けておられる勘三郎さん、
 快癒恢復をお祈り申し上げます。
 

(2012.7.27)

 

 …やっぱ月乃助さん、かっこいい。。


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【歌舞伎】新橋演舞場 襲名披露 七月大歌舞伎 昼の部 2012年7月

2012-07-22 22:05:47 | 歌舞伎

スーパー歌舞伎 三代猿之助 四十八撰
ヤマトタケル

先月の夜の部に続き、2度目の観劇。
2度目なのに飽きない。
2度目だから、前に気がつかなかったところに目が行く。

なんというか、生意気な言い方をしてしまいますと、
本当にこなれた感じでした。
だからと言って、決して容易に作られている感じではなく
いい塩梅の緊張感と安定感。

今回、2箇所、ウルッと来まして。

1つは、小碓命の最期に手が落ちてから、タケヒコ(右近さん)が
言葉を発するまでの間(ま)。心臓揺さぶる。
今月、右近さん、すごかった。

1つは、宙乗り。
そこに行き着くまでのドラマあってこそではありますが、
宙を行くヤマトタケル/猿之助さんのなんと神々しい。
カーテンコールまで胸いっぱい。

彌十郎さんのアクションと、山神の怨嗟、
門之助さんのチャームと毒、
猿弥さんの熊襲弟とヤイラムの嵌りっぷり、
弘太郎さんのヘタルベの若々しさ、
優しく華やかに支える、笑也さん、春猿さん、笑三郎さん、
中車さんの存在感…千穐楽まであと1週間、喉がご無事でありますように。

火の立回りも凄し。

(2012.7.22)

余談。
原作の梅原猛さんのメッセージは文明に対する問いかけ。
国津神が持っていた「大事なもの」(山神)、
「高慢という、最も重い病」といった台詞が印象的。


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気になる本 2012/07/17-22

2012-07-21 21:12:00 | 気になる本

2012/07/21

食べられる生きものたち 民族ぱくぱく百科/月刊「みんぱく」編集部編/1,995円/丸善出版

日本の町工場ガイド(仮)/1,500円/双葉社

機能性食品の作用と安全性百科/上野川修一、清水俊雄ほか/18,900円/丸善出版

戦略思考が身につく戦国武将のインバスケット/鳥原 隆志/1,575円/PHPエディターズ・グループ

2012/07/20

いいビルの写真集 west/BMC、西岡 潔/2,100円/パイインターナショナル
    釉薬たっぷりのタイルや角丸の窓、カッコイイ塔屋、愛嬌のあるサイン、
    らせん階段…。1950年代半ばから1970年代のはじめにかけて、
    いわゆる高度経済成長期に建てられた大阪のビルを紹介する写真集

群知能とデータマイニング/アジス・アブラハム/3,780円/東京電機大学出版局

ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生/谷脇 康彦/1,680円/東洋経済新報社

WebデザイナーのためのHTML5移行ガイド/こもり まさあき、岡部 和昌/1,575円/インプレスジャパン

2012/07/17-19

47都道府県・伝統行事百科/神崎 宣武/3,990円/丸善出版
 
武器としての社会類型論 世界を五つのタイプで見る/加藤 隆/840円/講談社

江戸っ子は虫歯しらず? 江戸文化絵解き帳/石川 英輔/1,470円/講談社


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【歌舞伎】大阪松竹座 襲名披露 七月大歌舞伎 夜の部 2012年7月

2012-07-16 14:31:00 | 歌舞伎

中村歌昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露
中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露
七月大歌舞伎
関西・歌舞伎を愛する会 第二十一回

一、義経千本桜 渡海屋 大物浦

吉右衛門さんの知盛は幾度となく拝見していますが、いつも
「うはーっ」と唸らされます。どっしり、渋く、終盤は怒涛の情感。
魁春さんのお柳・典侍の局、武家/公家の乳母らしく愛想を出さない
表現が、場に緊張感をもたらし。

これと対照的なのが、梅玉さんの義経と四天王。
まじめな場なのです。しっかり演じておられるのです。

でも知盛&典侍の局が作る空気と並ぶと何故か滑稽味がにじむ。
なぜだろう。

更に別ポジションな歌六さんの弁慶と3軸構成になってる。
最後の引っ込みは悲喜の混じった複雑な表情で。

偽クレーマー入江丹蔵を、新・歌昇さん。

安徳帝の子役が上手い。べらぼうにせりふがしっかりしている。
結構歳がいってるのかな。肩に乗せるときに魁春さんが大変そうだった。

二、口上

アットホームな口上でした。
ほのぼのとしてしまいました。

三、道行初音旅 吉野山

又五郎さん、主役の狐忠信をお勤め。

仁左衛門さんが赤と黄色の装束の早見藤太で。       

四、天衣紛上野初花 河内山  松江邸広間より玄関先まで

松江邸広間で出雲守を囲んで悶着している。

こういう感じだったっけ。
東京で見るのと違う感じがする。上方だからかな。

新・歌昇さんが出雲守の癇の強そうな感じを醸していて
こういうの上手いのかも。新鮮。

苦労性の高木小左衛門・錦之助さんに、傲慢部長風の北村大膳・吉之助さん
なんだか会社にいるような気分になってきた…。

河内山は染五郎さん。
ふてぶてしい海千山千な崩れ坊主というより、アウトロー。
ちょっと新しい感じ。

(2012.7.13)


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【歌舞伎】大阪松竹座 襲名披露 七月大歌舞伎 昼の部 2012年7月

2012-07-16 13:55:21 | 歌舞伎

中村歌昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露
中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露
七月大歌舞伎
関西・歌舞伎を愛する会 第二十一回

一、双蝶々曲輪日記 引窓

 東蔵さんの情のこもったお幸がよかったです。

 大阪で見ると何故か、孝太郎さんのお早がつい遊女ことばを使って
 お幸に重ねて窘められたり、十次兵衛との仲を惚気たりといったシーンが
 違和感なく浮かずにしっくり来る。

 我當さんも梅玉さんも予想外に(失礼)、ほんとうに若々しい。

   
二、棒しばり

 楽しい。
 お客さんの反応がすごくすなお。
 イイナ。松竹座。
 新・又五郎さん扇を見事に投げ渡し、場内を沸かせていました。

三、荒川の佐吉

 仁左衛門さんの佐吉、仇討ちに入ってから後が特に良かったです。
 子育ての苦労を切々と語るくだりに落涙。周りの方も泣いていました。
 丸総女房お新・芝雀さんは、臨終の主人を思い、悔い悲しむ情が良く。
 (昔子捨てをしたように見えないのは、良なのか難なのか?知識不足で
  分かりません。イヤホンガイド借りておけばよかった)

 吉右衛門さんの相模屋政五郎「別れたくねぇなァ」。

 耳に残るせりふがいっぱい。

 この演目は3月に新橋で見たばかり。3月は成川だけ同じく梅玉さん。
 染五郎さんの佐吉に亀鶴さんの辰五郎でした。若い兄弟分という感じで
 これはこれでよかったのですが。

 今回の辰五郎は又五郎さん。とても滋味でした。
 佐吉に意見したり、卯之吉坊を「一晩かけて言い含めて連れて来たんでぃ」
 といった辺り、卯之吉が育ちあがるまで家計を支えながら愛しんできた、
 もう一人の「おとっつぁん」なんだなぁ。
 佐吉と同じ位つらくて悲しい立場なのに一段大人なのね。

(2012.7.13)


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気になる本 20120709-16

2012-07-16 12:34:00 | 気になる本

2012/07/13-15

最新歌舞伎大事典/富澤慶秀監修 藤田洋監修、神山彰ほか編/15,750円/柏書房

世界を巡る美術探検/木村 重信/2,520円/思文閣出版
    和・漢・洋中心の美術史に一貫して異を唱え、民族芸術学を提唱してきた著者が、]
    北極・南極・    シベリアを除く、世界のほぼ全域で行ったフィールドワークの
    ルポルタージュ。35の地点や地域をとりあげる。ヨーロッパ・アジア・アフリカ
    ・オセアニア・アメリカの5つに分けて、先史時代から現代まで時代順に構成。
    現地調査した著者の観察を中心に、歴史という時間的縦軸と、地域という空間的横軸
    とを交差させて叙述。あるときは芸術性が、あるときは宗教性が、またあるときは
    旅その者がメインになるように切り口を変えて綴る、世界美術への招待

インタフェースデザインの心理学 ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
/Susan Weinschenk/2,940円/オライリー・ジャパン
    すべてのデザイナーが知るべき100のセオリーを実践例とともに紹介。
    長年にわたりインタフェースデザインに携わってきた心理学者が、人間の
    行動原理に基づいた、人を引きつけるデザインのポイントをわかりやすく解説する。

「働くことの意識」調査報告書 平成24年度新入社員/3,150円/日本生産性本部ワークライフ部生産性労働情報センター

不謹慎 酒気帯び時評50選/坪内 祐三、福田 和也、石丸 元章 構成/1,680円/扶桑社
 
人類はなぜ短期間で進化できたのか ラマルク説で読み解く/杉 晴夫/平凡社

ロマンポルノの時代/寺脇 研/998円/光文社新書

世界の見方、個の選択/1,260円/新泉社

世界を変える偉大なNPOの条件 圧倒的な影響力を発揮している組織が実践する6つの原則
/レスリー・R.クラッチフィールド/2,520円/ダイヤモンド社

災害弱者と情報弱者 3・11後、何が見過ごされたのか/田中 幹人/1,575円/筑摩書房

巨頭孫正義 ソフトバンク最強経営戦略/大下 英治/980円/イースト・プレス

2012/07/12

唯識とは何か 「法相二巻抄」を読む 新装版/横山 紘一/3,360円/春秋社

防衛省/能勢 伸之/777円/新潮新書

2012/07/11

自然景観の謎 風土を読み解く鍵。地形・地質の持つランドスケープの新たな発見/ロバート・ヤーハム/1,995円/ガイアブックス

レヴィ=ストロース まなざしの構造主義/出口 顯/1,470円/河出書房新社

トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所/中田 整一/780円/講談社文庫

東シナ海文化圏 東の〈地中海〉の民俗世界/野村 伸一/1,890円/講談社選書メチエ

日本中世の母性と穢れ観/加藤 美恵子/2,520円/塙書房

苗字の歴史/豊田 武/2,205円/吉川弘文館

2012/07/10

シェイクスピア劇の〈女〉たち 少年俳優とエリザベス朝の大衆文化/楠 明子/3,360円/みすず書房

町づくろいの思想/森 まゆみ/2,520円/みすず書房

入浴の女王 新装版 (講談社文庫) 杉浦 日向子

2012/07/09

中世ラテンとヨーロッパ恋愛抒情詩の起源/ピーター・ドロンケ/9,975円/論創社

図解!!生き残るためのやりかた大百科 緊急時に役にたつ(かもしれない)175の豆知識。/Joseph Pred/1,260円/パイインターナショナル


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気になる本 20120702-08

2012-07-08 21:03:00 | 気になる本

2012/07/06-07

椎葉神楽発掘/渡辺 伸夫/5,040円/岩田書院
名画の食卓を読み解く/大原 千晴/2,310円/大修館書店

2012/07/05

江戸文化再考 これからの近代を創るために/中野 三敏/1,785円/笠間書院
    近代はどこに向かうべきか、そのヒントは江戸にある-。社会・思想・書物・絵画を、
    近代主義的な評価にとらわれず江戸に即して眺めることで、江戸の本当の姿を示す。
    平成10年に国文学研究資料館で行った講演の記録。

二十世紀美術 1900-2010/海野 弘/2,520円/新曜社
    ピカソ、デュシャン、ウォーホルなどの多彩な画家が登場し、表現主義、シュル
    レアリスム、アール・デコ等多様な表現が生まれた二十世紀美術。そのアートの流れを
    10年ごとに区切り、時代のうねりのなかで丸ごととらえる。

地獄ものがたり 日本人が畏怖した“死後・罪苦”の世界 完全保存版日本仏教が伝えた恐怖と救済/800円/徳間書店
    地獄とはどのような場所か? 仏教書「往生要集」等を紐解き、仏教における地獄を
    解説するほか、地獄をめぐる説話文学と救済の教え、西洋の地獄ものがたりなどを
    多数の図版とともに紹介する。巻頭グラビアは、河鍋暁斎の世界。

不思議なかたち 食べもの編 /真下 弘孝/735円/大空出版(大空ポケット文庫)
    クリームパンはどうしてグローブみたいな形をしているの? ラーメンのなると巻の
    渦って、なに? 日常目にする食品88点の外形について、解説を中心にそれにまつわる
    エピソードを展開する。

仏教とエロス/瀬戸内 寂聴/620円/学研M文庫

帰れないヨッパライたちへ 生きるための深層心理学/きたやま おさむ/861円/NHK出版新書

2012/07/04

デザイン・ドリブン・イノベーション/ロベルト・ベルガンティ/3,150円/同友館
    現在、競争優位を確立しているアップル社などを事例として、デザイン主導の
    イノベーション戦略により企業は躍進できることを示すとともに、そのプロセス、
    構築方法を解説する。

中国慈城の餅文化/王 静/3,990円/勉誠出版
    中国の地方特産品である慈城名物の種類豊かな餅。祝祭・儀礼・日常に不可欠の
    慈城の餅文化を取り上げ、古代からのルーツ、変遷、原料、製法、製造具、民俗
    などを詳細に紹介する。

むかしの汽車旅 /出久根 達郎/798円/河出書房新社(河出文庫)

2012/07/03

生きづらさはどこから来るか 進化心理学で考える/石川 幹人/819円/筑摩書房 ちくまプリマー新書
植物からの警告/湯浅 浩史/840円/筑摩書房ちくま新書
観光地のアメニティ 何が観光客を引きつけるか/田村 正紀/3,675円/白桃書房
子どもたちを犯罪から守るまちづくり 考え方と実践-東京・葛飾からのレポート/中村 攻/1,680円/晶文社
「本当のこと」を伝えない日本の新聞/マーティン・ファクラー/840円/双葉社 双葉新書
江戸東京再発見ぶらりスケッチ散歩/田中 ひろみ/1,890円/東京堂出版
コレクション・モダン都市文化 復刻 78 生活空間/和田 博文監修/18,900円/ゆまに書房

生きていく民俗 生業の推移/宮本 常一/798円/河出書房新社 河出文庫
    海の民、山の民、川の民、村の民、町の民…。それぞれの職業との関わりと変遷、
    お互いの交流・交易のありようとその移り変わりの実態を、文献渉猟、フィールド
    調査、そして刻明な記憶をまじえながら解明する民俗学の決定版。〔「日本の民俗
    3 生業の推移」改訂新装版(1976年刊)の改題〕

花祭りの起源 死・地獄・再生の大神楽/山崎 一司 /5,670円/岩田書院
    神楽を母胎として成立した祭りである花祭りは、何を目的とした祭りなのか?
    どのような宗教思想のもとに、どのような人たちによって創出されたのかを
    中心に、広大な神楽の世界を読み解く。

2012/07/02

名画絶世の美女魔性/平松 洋/1,785円/新人物往来社

江戸酒の文化/清 博美/1,365円/川柳雑俳研究会


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