【ソウル聯合ニュース】欧州系大手格付け会社のフィッチ?レーティングスは4日、韓国政府が発行手続きに入ったドル建て外国為替平衡基金債券(外平債)に予想格付けとして「ダブルAマイナス」を付与すると明らかにした。
外平債は為替市場の安定を目的に造成される基金の財源調達を目的に政府が発行する債券。「ダブルAマイナス」は同社が韓国政府に付与している長期外国債の発行者格付けと同じだ。最終的な格付けは、これまでの情報とこの先受け取る外平債関連の書類を比較した上で決定する。
また、米大手格付け会社スタンダード?アンド?プアーズ(S&P)もこの債券に「シングルAプラス」の外貨長期格付けを付与すると明らかにした。
S&Pは、韓国政府の格付けは健全な財政状態や全般的に良好な純対外負債レベルなどを反映していると説明。一方で、高い安全保障リスクや偶発債務はこうした肯定的な要素を相殺しかねないと指摘した。