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美味しいコーヒーが飲みたい!(エスプレッソ編)

2007年11月19日 00時54分40秒 | Weblog
モン・パス・タン エスプレッソメーカー(3人用)

mon passe-temps(モンパスタン)

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ペーバードリップが慣れてくるとよりこった淹れ方をしたくなるものです。

と、言うことでエスプレッソでも。

●エスプレッソについて
エスプレッソ(急行)はその名の通り蒸気圧を使い短時間で作るコーヒーです。
短時間で出来るのでカフェインの含有量はドリップより少なくなります。
抽出量が少なくデミタス(小さいコーヒーカップ)で飲むのが一般的です。


●エスプレッソを作る機材について
エスプレッソは大きく分けて直火方式とエスプレッソマシンの機械方式の2つがあります。
エスプレッソマシンは高価ですが圧力が高いためクレマ(淵に出てくる泡のようなもの。コーヒーの油分、香りの元)が出来ますが直火方式はそれほど圧力が高くないためクレマは発生しません。
安いエスプレッソマシンでも出ない場合があります。

上記の写真のものはエスプレッソメーカーと書いてありますが直火方式です。
この料理器具はマキネッタといわれるものです。


●マキネッタについて
この道具は3つに分かれます
下の部分(ボイラー)、真ん中の首の部分(フィルターカップ)、上の部分(サーバー)です

・下の部分は水を入れるタンクです。
・真ん中の部分にコーヒー粉をセットします。
・上の部分は抽出したコーヒーを貯めておく所です。

火をかけることにより下のタンクの気圧が上昇し、真ん中のコーヒー粉部分を通して上の部分に出てくるという仕組みです。

一般的にドリップ方式に対しサイフォン方式と言われます。

喫茶店にある理科実験のようなコーヒーサイフォンは加圧がなくなると逆流し下のフラスコにコーヒーが下りていきます(降りるときにろ過されます)がこの装置は上に上がって終了です。

今回はこれを使って淹れたいと思います。


●用意するもの

・マキネッタ
・コーヒー粉(深煎りの中、細挽き)
・金網or五徳
・フィルター(好みに応じて)
・デミタス(雰囲気がでるので)

簡単に言ってしまうとマキネッタとコーヒー粉があれば作れます。

金網ってなんだ?って思いますが普通のコンロよりマキネッタって小さかったりするので火をかけているとき安定させるためです。3人前ぐらいからは大丈夫のようですがメーカーによって差があります。マキネッタ専用の五徳もあります。

好みに応じてフィルターと書いたのは中部のコーヒーを入れるところには小さな穴があるのですがどうしても細かいコーヒー粉も上部へ上がってしまいます。


●淹れ方
・ボイラーの8割ぐらいのところまで水を入れます。
 入れる水は必ず安全弁の下にしてください

・フィルターカップにコーヒー粉を均等にいっぱい入れてください。

・弱火でゆっくりかけていきます

・コポコポなってきたら火を止めデミタスについで出来上がり


そうです、前回のドリップよりも技術は必要ないと思います。
ポイントはフィルターカップのコーヒー粉の固め方と水の量と火加減です。

マキネッタに左右されます。
3人前のを買ってて1人前作りたいといっても失敗します。


●失敗しそうな点
・火加減
・水を入れすぎる
・コーヒー粉が足りない
・目詰まりを起こしている


弱火でOKなのですが強火で一気に炊くと上手く抽出されません。またマキネッタの破損に繋がります。

水を大量に入れると苦いだけのドリップコーヒーのようなものができあがってしまいます。

コーヒー粉が少ないと上部に細かい粉が上がったり味も美味しくありません。

目詰まりを起こしていると上部に抜けず加圧され続けるので安全弁が働きます。
そのままの使用は絶対に止めてください。


●飲み方
濃いコーヒーなので飲み方も色々バリエーションがあります。

そのまま飲んでも美味しいのですがグラッパ(ブランデーの一種)を数滴たらすとより美味しく飲めます。

ビターチョコを溶かすのもありです。

有名なカプチーノは牛乳を泡立てたものをエスプレッソに混ぜたものです。

カフェラッテ(コーヒー牛乳)はその名の通りエスプレッソに牛乳を混ぜたものです。

蛇足ですがカフェオレとカフェラッテの違いは前者がドリップ方式で出したものに対してエスプレッソで作ったのがカフェラッテとなります。



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