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山形大学の試みに期待 有機EL
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
本日のテーマは、「有機エレクトロニクス」に関する山形大学の戦略についてです。
この度、山形大学はNHK放送技術研究所部長を務める「時任静士(ときとうしずか)」氏を同大工学部の卓越研究教授に招きました。
同氏は、有機トランジスタを使った折り曲げ可能なディスプレーの第一人者です。
就任会見で時任教授は、「有機材料の開発からデバイス開発、製造プロセスまで一貫した実用化研究に取り組み、有機太陽電池や有機ELのほかの研究者と連携し、より大きなシナジーを出したい」と抱負を述べました。
一方、大場好弘山形大学工学部部長は、「基礎研究と実用化研究、企業との三位一体で世界で勝てる産業に育てたい」と意欲を示しました。
山形大学の試みに心から期待します。
他方、知的財産マネジメントのコンサルティングを行う私としては、「世界で勝てる産業」に育てるためには「研究により生み出された知的財産」を上手に活用する「智恵」も必要だと申し上げたい。
具体的には、たとえば、「特許出願」。当然に考慮すべきです。ただし、やみくもに出願するのではなく、特許をとるべき対象を吟味するとともに「秘密にすべきノウハウ」はしっかりと外部に漏れないように管理する、というマネジメントがとても大事です。
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山形大学が行ったような、大学による民間技術者のヘッドハンティングは、わが国では珍しいこと。
民間で培われた技術が最高学府に取り入れられ、そこに大学における基礎研究が融合してさらに磨かれ、事業化研究の成果が加えられて現実のビジネスに、という連鎖が日本でもどんどん生まれることを願っています。
がんばれ、山形大学!!!
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