”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

山形大学の試みに期待 有機EL

2010-08-05 06:25:47 | 事業戦略と知的財産マネジメント
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山形大学の試みに期待 有機EL

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

本日のテーマは、「有機エレクトロニクス」に関する山形大学の戦略についてです。

この度、山形大学はNHK放送技術研究所部長を務める「時任静士(ときとうしずか)」氏を同大工学部の卓越研究教授に招きました。

同氏は、有機トランジスタを使った折り曲げ可能なディスプレーの第一人者です。

就任会見で時任教授は、「有機材料の開発からデバイス開発、製造プロセスまで一貫した実用化研究に取り組み、有機太陽電池や有機ELのほかの研究者と連携し、より大きなシナジーを出したい」と抱負を述べました。

一方、大場好弘山形大学工学部部長は、「基礎研究と実用化研究、企業との三位一体で世界で勝てる産業に育てたい」と意欲を示しました。

山形大学の試みに心から期待します。

他方、知的財産マネジメントのコンサルティングを行う私としては、「世界で勝てる産業」に育てるためには「研究により生み出された知的財産」を上手に活用する「智恵」も必要だと申し上げたい。

具体的には、たとえば、「特許出願」。当然に考慮すべきです。ただし、やみくもに出願するのではなく、特許をとるべき対象を吟味するとともに「秘密にすべきノウハウ」はしっかりと外部に漏れないように管理する、というマネジメントがとても大事です。

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山形大学が行ったような、大学による民間技術者のヘッドハンティングは、わが国では珍しいこと。

民間で培われた技術が最高学府に取り入れられ、そこに大学における基礎研究が融合してさらに磨かれ、事業化研究の成果が加えられて現実のビジネスに、という連鎖が日本でもどんどん生まれることを願っています。

がんばれ、山形大学!!!

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