”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

トキの愛称 商標問題

2012-05-03 10:34:54 | 事業戦略と知的財産マネジメント
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

東京都内は雨。さすがに電車はガラガラでした。

ご存じの佐渡市でトキのひな3羽が生まれたニュースには心温まりましたね。

さて、このトキのひな3羽について、佐渡市は愛称を公募する予定のようです。

詳細はこちらです

佐渡市で本件を担当されている方に抜かりはないと思いますが、この手の公募には「商標」を絡めて考えておく必要があります。

愛称が決まれば、その次は、関連グッズなどが必ず販売されましょう。

販売された後に、実はそれは「登録商標」でした、では目も当てられません。

公募に際しては、応募してきた愛称が「商標登録出願」されていないことを応募者に確認することとともに、決定した愛称の発表前に、決定した愛称について佐渡市が商標登録出願を済ましておくこと、が少なくとも大事です。

昨今の中国商標問題を考えると、優先権を主張して中国出願を行っておく必要もあります。

行政担当者は、弁理士と綿密に連絡を取りながら事を進めるべきです。

今日もお読みいただき有難うございました。

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