NPO個人ケイ&リルこの世界のために 全日本動物愛護連合 アニマルポリス 動物愛護党

平和と平等と幸福を! 知らないといけない様々な現実と、考えないといけない物語を提供します。命のために、協力してください。

 最後のお別れを。。

2013-04-06 19:04:17 | ~MY DIARY~


「もしかして・・」



遠くで見えた時にそう思った。




近づくにつれて、


「違ったら良いのに」


そんな思いもむなしく、やっぱりそうだった。











それはイタチと呼ばれる動物だった。



たぶん

ヒトと呼ばれる動物が乗った車にひき殺されたんだろう。





「どうする・・?」



身体がきれいだったので、

固まってしまっている姿のままバイクに乗せて運ぶ事にした。









かわいそうな動物を乗せて、良い場所を探した。


土の上で、草木があって、太陽が当たって、民家がなくて、静かな所。



なかなかなかった。



こんな所が良いな。



でも無理だ。








30分ぐらい、どこかないかと考えながら走った。



ようやく見つけた場所は、そう悪くなかった。










誰にも見つからないように。



ゴミとして処分されないように。



燃やされたり埋められたりせずに、そのまま自然の一部になれるように。




ただ土の上で、日や風に当たり、自然に息を引き取った時の様に。












見まわして、少し離れた所にあった落ち葉を集めた。



花は咲いてなかったけど、

きっとこれからこの場所に、

きれいな花がたくさん咲くだろう。















大きく見開いたまま固まっていたこの目は、もう閉じる事もできなかった。




これが自分だったら?



ヒトと呼ばれる動物はそう考える事ができる。









殺されたくない。

苦しめられたくない。

体を取られたくない。

自分と大切な仲間のために一生を過ごしたい。



だけどヒトは今日もまた、

自分たち以外の動物を自分たちのために苦しめ、殺し、楽しい暮らしを続けてる。





2013年4月3日だから「よつみ」と名付けた。


このブログには他にもヒトと車に殺された動物がいる。

名前を付けなかった猫、子狸の八千代、猫のロワンナ、子猫のむににん。

そして殺される事なく最後まで生きれたシマリスのりる。

八千代とロワンナとむににんは奈良に。りるは鹿児島に。名前のない猫とよつみは大阪に。





宗教で死者が行く先である冥界での幸福を祈るために使われる「ご冥福を祈る」とか、火葬して埋葬とか、そんな事は意味がない。

意味があるとすれば自分の満足のためで、ただみんなが言ってるから、みんながそうしてるから、それが良い事で必要な事だと思ってる。




祈る代わりに、今そこにある命を守ろう。

嘆く代わりに、これからの悲しみを少しでもなくそう。







今までに奪われた無数の命と



亡くした命と



一つの事にとらわれて離れられない自分の執着心に



最後のお別れを。







そして最後にもう一度、よつみの目をよく見て、考えてみてください。






ありがとう。







2013/4/6




コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 子宮頸がんワクチンは効果が... | トップ | ビーガン農園( ´ ▽ ` ) 小松菜畑 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(´;ω;`)ブワッ (じぇいくれい)
2013-04-06 19:25:45
うまく言葉に出来ないけど...

よつみちゃん...

もっと仲間と遊びたかっただろうに、生きたかっただろうに

と思うと涙が...

ケイさんに最後よつみちゃん会えてよかったと思う、

非情な人間は酷い扱いするからね...

人も動物も平等なのにね...
ありがとう (やまと)
2013-04-14 14:47:59
最近、貴殿のブログにたどり着く事が多いです。
今日で3回目です。

いたちちゃん、
痛かったね、でもケいリルさんに出会えてよかったね。
土に帰してくださってありがとうございます m(_ _)m
我が家の家族が同じ場面に遭遇したら 同じ事をしたと思います。
Unknown (ルミネエサン)
2013-05-18 19:42:16
息子も中学生の頃、仔猫の亡骸を見つけて埋めて来たと言っていました。
知らない顔をして通り過ぎる子供じゃなくて良かったと、その時思った事を覚えています。
命に対するやさしい心は、人としての基本です。
いたちちゃん、やさしい人に最期に出会えてよかった。
自然の野山に生きていたらこんな風に命を落とす事もなかったのに…天国でしあわせになってね。
泣きました。
ありがとう (ひまわり)
2013-07-26 20:49:17
自然の中に戻していただきありがとうございます。
今頃だけど (ぷちかぁさん)
2015-07-27 07:30:26
今読ませてもらったので、コメントさせてもらいます。

人は、自分の都合で追いやっておいて、追いやられて食べ物がなくて、里へ来れば「害」だといい、追い返したり殺したりするね。

むくどりを「糞害」だといっては、大きな音で追い出すね。
みんなしてガンガン侵入してきたのは人の方なのに、当たり前のように追い出すよね。

どこかへ移動してほしいなら、まず、行き先を確保してからにしなさいよ。

よつみちゃんは、痛くて苦しくて不安の中、ひとりぼっちで逝ってしまったけど、魂は永遠だから、主さんが大事に優しくしてくれたことを嬉しく思ってお空へ行ったと思います。
Unknown (ゆあ)
2020-05-13 02:35:30
最後の最後に、優しくしてくれてありがとうございます。
きっとあなたのおかげで、この子は報われたと思います。

私もそんな人になりたい、ありたいです。
本当にありがとうございます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

~MY DIARY~」カテゴリの最新記事