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予防接種 『罪なきものの虐殺』への追補 P127

2014-01-02 23:22:16 | 読むとためになるもの
予防接種 『罪なきものの虐殺』への追補

予防接種の効果を正確に評価するのは困難である。接種されたグループとされないグループ(対照グループ)を十分な人数で実験し、統計的に有意な分析結果を出すことが不可能だからである。
それゆえに、予防接種の効果は好意的に解釈しても、はっきりしないというところだろう。

一方で「衛生」の効果には、はっきりと歴史的評価が与えられている。

中世以降、ヨーロッパを荒廃に追い込んだ度重なる疫病の大流行がようやく下火になった原因は、予防接種ではなく衛生観念の普及だった。
疫病が衰えを見せ始めたのは予防接種の始まる半世紀も以前だった。
しかし衛生観念の導入と疫病の衰退はちょうど時を同じくする。

この点に関して、医学史の専門家たちの見解は一致する。

予防接種の効果の評価が曖昧であるという状況は、また、化学・医学・動物実験シンジケートに手前勝手な主張を言いやすくさせる状況でもある。
つまり、効果ありの統計的証明ができないということは効果なしの証明もできないということだからである。

ところが、手前勝手な主張も、それが医学エスタブリッシユメント――大学教授、研究所長、保健官僚など――から出されると、国民はその主張が事実であり真実であると頭から信じ込んでしまうものなのである。


ポリオを例にとってみよう。
ポリオが予防接種によって根絶されるものではないという決定的証拠が医学文献を賑わしている。
むしろ、集団接種が導入された地域ではどこでも、ぶり返し、あるいは初期増加が見られるという。

この顕著な例がブラジルだろう。
ブラジルでは、集団接種が始まるや否や、空前のポリオ大流行がおこったのである。
にもかかわらず、このような事実は医学界では故意に無視される。
というのも、予防接種神話は、化学・医学シンジケートにとっては、癌鉱脈にも匹敵する確実な収入源だからである。

ジュネーブのWHO(世界保健機構)は、セービンワクチンこそがポリオ撲滅の立役者であるとするセービン自身の論文を発表し、同様の内容のソークの論文も出している、ということを申し添えておこう。

一方フランスでは、ソークワクチンもセービンワクチンも両方とも問題にされない。

というのは、パスツール研究所自前のワクチンを差しおいて、よその国のワクチンにお金を出すことなど考えもしないというだけの理由である。

自前のワクチンとは、研究所のかつての所長ピエーマール・レピンの名をとってレピンワクチンと呼ばれているもので、ソーク、セービンをはじめとするこれまでに生み出された各種のワクチンと同様、まったく無益かつ危険な代物である。

動物の細胞から作られたこれら各種のワクチンが危険なのは、それが動物に由来するからに他ならない。

中には発癌性が証明されたものもある。

これが、ヒト細胞を使ったワクチンを生み出すきっかけとなった。
このヒト細胞ワクチンには発癌性はまったくない。
とは言うものの、すべてのワクチンには危険性がつきものであることは否定できないが。

フィラデルフィア(後にスタンフォードに移転)のレナード・ヘイフリック博士によって開発された、
このヒトニ倍体細胞株を使ったポリオワクチンについては『罪なきものの虐殺』に詳しいので御参照いただきたい。

はじめから動物を使う方法が法律で禁止されておれば、このような危険のより少ないワクチンがもう何十年も前に作り出されていたことだろう。


アメリカのメルク研究所のウィルス生物学研究部長モーリス・R・ヒルマン博士が『アメリカ呼吸器疾患評論』(90:683,一九六四年)に書いたものを御紹介しよう。

二倍体細胞のもうひとつの利点は、動物培養細胞には自然に存在しているウィルスの汚染がないという点である。
事実、もしこのような二培体細胞がもっと以前に入手できていたならば、ポリオその他のワクチンにサルの腎臓が使われたかどうか大いに疑問である。


さらにヒルマン博士によれば、二倍体細胞は動物細胞では増殖しないウィルスを増殖させるという。

これは、普通の感冒の原因とされ、特別なコントロール方法のないライノウィルスなどの不活性化ウィルスおよび生ウィルスワクチンの開発の可能性を開くものだろう(『サイエンス』143(3606):976,一九六四年二月二十八日)。








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世界医薬産業の犯罪―化学・医学・動物実験コンビナート
世界的医薬・医療産業が引き起こした、薬害、医療ミス、過剰治療の現実、動物実験が人間医療に役立たず、莫大な利益獲得手段と化している現実を具体的に示し、欧米に一大センセーションを巻き起こした問題の書。






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