NPO個人ケイ&リルこの世界のために 全日本動物愛護連合 アニマルポリス 動物愛護党

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mixiで熊の事で長い質問をもらったので一応返事をしてみようと思います。

2014-02-08 19:37:32 | アニマルライツとアクション記録

mixiで熊の事で長い質問をもらったので一応返事をしてみようと思います。
★印で区切った所が僕の文章です。

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動物の為にできることさん、はじめまして。

動物愛護を叫ぶ人達の考え方を否定しようとは思っていません。
私とは考え方が違いますがその思想は理解できます。
特にペットへの虐待や毛皮の問題についてはその主義主張に少なくとも一理あるとは思います。
★それは良かったです。ペットへの虐待ではなく動物への虐待を許さないべく行動してもらえたらと思います。★

ただ、ここ最近の人里に降りてきた熊への対応に対するあなた方の主張には矛盾があり、行動には愛護を叫ぶ人とは思えない好戦的なものが含まれています。
★あなた方と言われても色んなタイプの人がいて色んな意見があるのでよく分かりません。
「愛護を叫ぶ人」をどんなイメージでくくってるのか分かりませんが、命を守るために戦う事は指をくわえてただ見てるだけよりも大切な事だと思います。
そして「愛護を叫ばない人」とはいったい命についてどれだけ考えて生きているのか疑問に思います。★

いくつかあげてみますね。

1.熊が絶滅危惧種であるという主張
⇒あなた方が提示している資料では確かに熊は減っていますが、熊保護を訴える人が主張するために都合よく解釈した資料をあなた方以外が資料として認めていないことには気づいていますか。
逆に熊は増えているという調査結果も報告されていますが、「デタラメだ!」とあなたは言いますよね?
つまりは決定的な裏づけはできておらず、この話は水掛け論であるってことです。

★熊の頭数を完全に把握している人はいないんですよ。行政でもそうなんです。
熊が増えていると言うなら森にも森からの恵みを受ける人間にとっても良い事じゃないですか。
増えてるから殺しても良いと言う事になってしまうと命の大切さを考えていない事になります。
熊が絶滅危惧種に指定されている事は確かなので保護する必要があります。
そもそも絶滅が危ぶまれるようになったのは「熊保護を訴えない人」が権力を持っているからだと思います。★


2.熊は人を襲わないという主張
⇒百歩譲ってこちらの行動次第で熊が襲ってこないパターンがあるとしましょう。
(実際には私たちはそんなことはないと思っているのでこれもきちっとした証明がないと駄目ですが)
現実問題として熊の被害に遭う人がたくさんいる中で、どうやってその方法論を啓蒙しますか?
行政はそんなこと不可能だと解っている(あなた方視点だと“思っている”でしょうけど)わけです。
危害を加えられたときの責任も取れないのに不用意に熊を安全と伝えることは無責任が過ぎます。

★熊にしても他の動物にしても襲われれば危険ですが、お腹が空いていたり子供に危険を感じたりしなければ襲ってこないと言われています。
熊が人間を襲う動物ならみんな山から出てきて人間を襲っているでしょう。
本来熊は人間を襲う動物ではないと言えるので熊を悪者にする「危険」だと言う言葉の使い方に気をつけないといけません。
熊が人里に降りてくるのが危険だから降りてこないように十分対策を取ろう。その使い方が正しいと思います。
危険だから殺した方が良いと言うなら、人間にとって危険な生き物は全て絶滅させるしかありません。
車にはねられる人の方が多いですが、人間同士のそれすら政府は本気で対策を取っていませんし、当事者以外誰も責任を取りません。
行政が不可能と言うのはやらないからであって、熊対策で不可能な事はありません。★


3.殺処分以外の方法があるだろうという主張
⇒予算と時間が限られる自治体が安全確保のために取れる「最善の策」がやむなく射殺という手段です。
殺すな、山に帰せ、せめて麻酔銃でいいだろ、と「抗議する」だけなら簡単ですよね。
実践者・専門家がそれでは無理と判断してやっているわけです。
あなた方が実際に対策を取られるならまだわかりますが、何もせず策もなく言うだけとは呆れます。
いちいち反論するにも値しませんが、麻酔銃なんか熊の動きがすぐに止まるわけじゃないから人の命を守れません。

★予算と時間が限られる事に不満があるのなら県や国に要望すれば良い事です。
今の社会は下から上に抗議する事でようやく改善されて行くんですが、今までどれだけそれがされてきたのか疑問に思います。
今まさに人の命の危険が差し迫る切迫した状況で止む無く殺したと言われる熊がはたしてどれだけいるのでしょうか。
宇宙開発費や軍事費や動物実験助成金をほんの少しでも充てて対策をすれば劇的に変わるでしょう。仕方がないで済ませているといつまで経っても解決策も見つかりません。★


4.どんぐりを人道に撒き散らす行為
⇒確実に生態系を壊す行為だと私は思っています。
誰が言い出したのかは知りませんが、この行為の影響について確固たる調査結果などお持ちですか?
こういうことは反対の調査結果があることも知りきちんと学ぶべきです。
鵜呑みにする、反対の立場の意見に耳を貸さないのは一貫して愛護団体に見られる傾向ですね。

★生態系はすでに壊れているんですよ。それを元に戻して行くための繋ぎの策だと思います。
いなくなった熊を元に戻す事はできません。殺した熊を生き返らせる事もできません。
愛護団体なんてものはもうずっと古い言葉です。動物を愛して大切に守る事は当たり前なんです。
動物を殺さないように、環境を破壊しないように、との警告に耳を貸さなかった人達が今の壊れた社会と生態系を作ってきました。★


5.熊を殺そうとする人間こそ○○という過激な主張
⇒論外。愛護と対極をなす思想ですね。
熊好きが高じて人間を迫害する存在になっていませんか?

★趣味で熊を殺す人がいます。趣味で猫を殺してネットに投稿する人もいます。
今の社会の中では責められて当然の人達でしょう。それを容認している人達こそ論外だと思います。★


6.(あなたは無関係かもしれませんが)市役所・企業に妨害電話や妨害行為をする
⇒言うまでもないですが犯罪行為である可能性があります。それは対話でなく恫喝です。
対話というものは互いの意見を聞き合うものですが、当然物別れに終わることもあります。
あなた方はそれを全て自分の思っている通りに考えを変えさせることしか考えていませんよね。
逆の立場で話せば、私があなたに何がなんでも肉を食わせようと説得しているのと同じです。

★妨害電話をする人はいません。意見と抗議と陳情です。
その通り、対話と言うものは意見を聞きあい譲り合うものです。
対話と言うのはより良い社会、命を大切にするために必要なものなのですが、利益のみを追求して環境や命を無視した相手が残念ながら存在します。
そして対話をしようともしない、環境や命のために変わる努力をしようともしない場合が多々あります。
意見も抗議も陳情もしようとしない人達ばかりだと環境や命を破壊しつくすまで一向に変わる事はないでしょう。
何がなんでも肉を食わせようとする姿勢は良い事だと思います。それが本当に健康と環境と動物などにとって大切な事ならどうぞ本気でやってください。
だけど「何がなんでもタバコを吸わせようとする人」と「何がなんでもタバコをやめさせようとする人」とは道で転んだ人を踏みつけて行くか起こしてあげるかぐらいの差が十分にあります。★


7.肉を食うとガンになるとか云々
⇒古来より人間はいろんな生物を食べてきました。
肉食動物が草食動物を食べるのとは意味が違う、人間は本来肉食ではないというのが主張のようですが
今現在それらによって命をつなげていること自体も私は食物連鎖の一つと捕らえます。
ガンになる調査結果は一つの調査結果として参考にします。
しかし、言うまでもなくこれも一つの面から見た見解です。肉を食わない理由にはならない。

★先進国の人間は食物連鎖の輪の中には入っていませんので食物連鎖を持ち出しても話に変わりがありません。
そうですね、「肉を食べなくても生きていける」と「肉を食べないと生きていけない」との見解があったとして、肉を食べないで生きている人がいるにも関わらず肉を食べる事を選択している人は、ただ単純に、動物の命や環境の事や健康の事を真剣に考え、憂い、改善させようと心底思い実際にまず自身の生活を変えていける人ではないと言うだけの事です。
今現在命をつなげている一般的なものとしてマクドナルドのハンバーガーがあげられますが、健康を害するとしか言えない物質なのは言うまでもないのですが、それでも食わない理由にはしないのだと思います。★


以上です。ちょっと長文過ぎて失礼しました。まとめ下手でスミマセン。
反対意見を書いて頂いて対話できたらとてもうれしいですね。

★今の段階で、肉を食わない理由がないと食べ続けている時点で、動物や命に対して本気で真摯に取り組もうとしていないんだと言う事が分かりましたので、これで終わりにしましょう。
お互い平和な社会や命を奪わないで良いような社会を目指してそれぞれ出来る事を精一杯やって生きていきましょう。★

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東京ヴィーガンズ・クラブ [Tokyo Vegans Club]
 http://vegan.japanteam.net/

菜食のススメ
 http://saisyoku.com/

あしたへの選択 Choices for Tomorrow
 http://ashitaenosentaku.org/

潜入映像 ペットショップの裏側 日本語字幕
 http://gallery.mac.com/vegetarian#100611

映画 Animal Liberation Front - Behind the Mask(動物解放戦線 - 覆面の裏側)
 http://www.megavideo.com/?v=N4ST6HQ9

YouTube 焼肉
 http://www.youtube.com/watch?v=iOw5WejZRPg

ラビットファー ウサギの毛皮
 http://www.youtube.com/watch?v=LbqOzeFGdk8

動物実験 資生堂やカネボウの毒性化粧品
 http://www.youtube.com/watch?v=YQWPkZ9KYSQ

クリックで救える命がある
 http://www.dff.jp/








2010/11/18


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4 コメント

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お見事! (ベジっこりん)
2010-11-20 10:36:38
はじめまして。いつもブログで勉強させて頂いています。

ケイさんのコメント、今回もお見事!です
そうだそうだ、と頷きながら読ませて頂きました。

いつもツイッターなど、驚くほど馬鹿ばかしい反動物愛護者の相手をされていて、大変だろうなあと思いながら拝見しています。
と同時に、常に折れないケイさんの姿勢に勇気をもらってます。

面倒臭い方々はたくさんいるでしょうが、これからも動物達を救うリーダー的存在としてご活躍されること、陰ながら応援しています^^/
返信する
ベジっこりんさん (ケイ)
2010-11-20 10:57:04
おはようございます(・∀・)

いつも見てくれてありがとう御座います。
一緒に勉強して、身に付けたことを生き方に反映させて、進んでいきましょう☆彡

おかげでちょっとタイピングがスムーズになってきた気がします~(^-^)
返信する
何故? (masahia)
2010-12-05 21:19:23
初めまして。
拙い文で申し訳ありません。

この記事を読んで色々考えさせられました。
何故に反対派の人のほとんどは極論でしか話さないのでしょうか?
たしかに熊がかわいそうだという気持ちはわからなくもないのですが
今回の件は正当防衛ではないのでしょうか?
反対派の人たちはもう少し考えて発言した方が良いと思います。
返信する
masahiaさん (ケイ)
2010-12-06 09:39:53
初めまして。

今よりももっと動物を大切にしようと考える人が極論を言ってるって言う所は見た事がありません。
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