マーサメリーのライブ・レポート

ライブ情報掲載。企画背景や主旨、ライブで感じたことなど一言ライブ日記です。書きたいと思った時に書きます(笑)

Live Report: 2008.9.18(木)尺八小濱明人さん

2008年09月20日 | 2008 Live Report
尺八奏者小濱明人さんはnovember-eleventh初登場。

昨年末か、今年の始めにオリジナル・アルバム(「波と椿と」「VISIONS」)を聞き、ご自身の世界観を表現されていた小濵さんに感動したことがこのライブ企画のきっかけとなりました。私が持っていた尺八という楽器の概念をはるかに越えたところでの音作り。特にDJ, hajimeinoue氏とのアルバム「VISIONS」では、hajimeinoue氏が創るサウンドと小濵さんの尺八が共鳴しあい、Electronicsだけど自然界、という点に深く興味を持ったのです。

実際にお会いしてみると、写真通りの爽やかな方。音に対し、真摯に取り組まれているご様子が伝わってくると同時に、お話をしているとイメージが浮かんでくるお方だなぁ、と思い、チラシのコピーは

「尺八の 音色鮮やか空遠く 響けよ 銀河の果てまでも」

と、なりました。

1111初ライブの編成は、尺八、笙、ギター、ドラム。
尺八をメインとした中で、笙、ギター、ドラムがどのように曲を奏でていくか、誰もが興味津々だったと思います。

ん~!絶妙なバランス!

各楽器が音を奏でると、それはまるで絵筆でさっとひと描きするごとく、場面が創り上げられていくのです。
音が瞬時に情景となり、1曲が終ると大きなキャンパスに1枚の絵ができあがっているようにも感じられました。

それにしても尺八の迫力のあること!
竹をスパン!と割ったようなシャープな音は、奥深く、鋭い。息を吹きつけて音を出す楽器だけあり、小濱さんの息に彼の音への思いが乗せられ、直接心に響いてきます。

笙は英語でsmall bamboo organというそうで!(石川 高さんのサイトを参照)、持続するあの独特の音が魅力的です。笙もギターもドラムも、このライブでは「自然界」の音。ドラムの響きに雲を連想し、尺八の音色に一筋の光、時には波を思い、ギターは雨、笙には風を感じました。

楽曲は彼のオリジナルを中心に「奄美大島の子守唄」などの民謡も取り入れられました。
お客様はどのような印象を持たれたか、私自身興味があります。
どうぞコメントをお寄せ下さい。

会場に来て下さった吉本の芸人さん「じゃぴょん」の植村さんが感想をブログに書いていらっしゃいます。
こちらもご覧下さい。


2008.9.18(木)
♪出演
小濵明人(尺八)
石川 高(笙)
関口慎悟(g.)
堀越 彰(Dr./Per.)

小濵さんとのインタビューはこちら!
♪Open 6pm 1st 7:30pm 2nd 9:00pm Charge ¥3150(税込)
november-eleventh
東京都港区赤坂3-17-8 都ビル5F





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