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経塚ってタイムカプセルだったんですね

2006-01-13 20:38:34 | 知識
                          (ブログ目次へ)
経塚はタイムカプセル
・お釈迦様が亡くなって2000年後(西暦1618年)から一万年が末法の時代で
 『ただ 教えだけが残っている時代』、
 そして56億7千万年後、弥勒菩薩が下生するときに釈迦の教えが残って
 いる必要がある

 そこで、法華経を書いた紙を容器(タイムカプセル)に入れ地下の石室に納めた
 場合が多いという。なかには瓦や銅板に刻みつけたものも有る。

二十八宿の意味
・中世、大和大峰山の七十五靡修行を「金剛界修行」
 葛城山脈の二十八宿修行を「胎蔵界修行」と位置づけた。

 この二十八宿の二十八とは、月の見かけの通り道である白道を、
 28のエリア(星宿)に分割したもの
 
葛城二十八品の経塚
役行者は、葛城の峰を仏法の世界と見立て、法華経八巻二十八品を、それぞれ経筒に入れて埋納したとされる。

大田和地蔵は二十二宿であり下記のように『属累品』で区別される

№22 妙法蓮華経属累品第二十二経塚     大田和地蔵
(2008/3/28追記)
 木製銅板葺き小祠に地蔵菩薩が祀られている。
 昭和61年4月に写経十一巻四千七百五十字に相当する数の経石を新たに埋納されたという。

ちなみに ご近所の経塚には下記のような表記が有ります。

№20 妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十経塚  本物の小和道ルート、石寺跡
   経塚は巨大な自然石である。

№21 妙法蓮華経如来神力品第二十一経塚   湧出岳表忠塔の近く
   経塚は石碑。昭和四十六年に文殊窟から移されたという。

№23 妙法蓮華経薬王菩薩本事品第二十三経塚 小林口バス停近く
   経塚は五輪塔らしい

下記に関連ページがあります。
妙法蓮華経の経塚 (葛城28経塚)


葛城二十八宿経塚に何が埋められているか調べがつきませんでしたので
国立博物館(上野)の陳列(他所の例)を調べてきました。




2.甕(カメ: 東藷I系の窯)、8.櫛、9.黛、10.数珠玉、11.鉄ぞく、12.刀身



 日本語の数詞は 大数(タイスウ) 10の72乗まであります。
 それと比べりゃ 56億7000万なんてちっちゃな数とはいえ、
弥勒菩薩の下生が西暦5669,999,618年ですから西暦表記はこの頃、
『ごじゅうろくおく・・』  じゅげむみたいに実用的でなくなってますね。
 上記写真の傷み具合で分かるように、あと5669,997,613年間
タイムカプセルの埋納品が持つかなあ?心配で夜も眠れん。 
 



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歴史を感じますね (風の‥)
2006-01-17 22:05:52
ここまで調べるには大変だったと思いますが‥

1/22のイベントが楽しみです。

歴史を感じながら歩きたいものです。
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