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暫定。

ChemDrawの図を綺麗にPowerPointに貼り付ける (Windows)

2006-11-04 16:18:03 | Technique
 WindowsでChemDrawからPowerPointに図を貼り付けると線がギザギザになりあまり美しくありません。この対処法としていつも使う手段はChemDrawファイルを一度TIFFファイルへと置き換えた後、PowerPointに貼り付けるというものです。これで綺麗な図になりますが、これを行うとせっかくのPowerPointの機能が使いにくくなります。
 例えば、ある官能基の部分だけに黄色い丸を付けて強調する、といった操作はPowerPoint上では出来ません。こういうことをしたい場合はChemDraw上であらかじめ黄色い丸をつけた図を作り、PowerPointに貼り付ける必要があります。まぁこれはこれでよいのですが、影付きとかちょっと変わった図形を導入したいときには不便です。
 私が使っている手段はTIFFファイルへと変換せずに貼り付けて、PowerPoint上でギザギザを滑らかにするという方法をとっています。ちなみにこれはPowerPoint2003で行っています、他のバージョンはわからんです。方法は簡単、まず貼り付けたい図をChemDraw上で選びコピー(Ctrl+C)、これをPowerPointに貼り付けるのですが、この時、「編集」→「形式を選んで貼り付け」→「Windowsメタファイルとして貼り付け」を選んで貼り付けます。この段階ではいつもと変わらずギザギザですが、この図を選んで右クリックし、出てきた項目から「図の編集」をクリックすると「Windowsオブジェクトに変換しますか?」と聞かれるので「はい」を選ぶとあら不思議、綺麗な図になります。しかもこの図、もう単なるPowerPointの図ファイルとして認識されているのでその上から勝手に色付きの四角とか影つきの丸とかを入れられます(「順序」でいろいろいじれる)。試してみてください。
 ちなみに拡大/縮小は「Windowsメタファイルとして貼り付け」た段階で行ってください。そのあと「図の編集」を選ぶとゆがみなく拡大/縮小された綺麗な図が得られます。
(SHIBU)