シゲチャンの山と花の日記

中高年登山とガーデニングを始めました

2年ぶりの再訪・越前岳

2007-12-09 20:30:24 | Weblog

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越前岳は、富士山の南、箱根の西側に位置する愛鷹連峰の最高峰で、富士山を間近に見ることができる山。
今回のコースは、前回と逆に、富士山に近い十里木から登り、愛鷹登山口に下る次のコース。<( )内は所要分数)>

十里木―(110)―越前岳―(20)―富士見台―(65)―鋸岳展望台―(40)―愛鷹登山口


JR御殿場線の御殿場駅からタクシーで十里木へ。
途中、タクシーの車窓から見る富士の裾野は、一面のススキの原で一斉に風に靡く様は中々見事。
御殿場線の車中からは、雪を頂く富士がクッキリ見えたが、タクシーを降りた頃には、富士は雲がまとわりつき裾野を見せるだけになっている。

十里木から幅広い尾根を越前岳に向かい登る。 いきなりの急登で、最初は木で設えた階段状の道で、展望台を過ぎたあたりからカヤトの草原の中の道を行く。
馬の背と呼ばれるベンチが置かれた小広い台地を過ぎると雑木の林の中に入ってゆく。 林の中の道も変わらずの急な登りだが、幅広い尾根のためか登山者が作る道が幾筋もできている。 できるだけ歩きやすい道を選んで進むが、道は深くえぐれて溝状になり、粘土質の土なのか滑りやすく歩きにくい。 木に掴り、くぐり、また段差のある岩をのり越え進む。途中、木が切り払われた台地に登ると、富士の裾野の向こうに南アルプスの山々が見える。
30分ごとの小休止を2回摂り、登り続けると、道は緩やかになり越前岳の山頂に辿り着く。



山頂からは、富士は相変わらず雲の中だ(晴れていれば宝永火口を正面に見せた大きな富士が見えるハズだが残念)が、南面の愛鷹連峰の山々はよく見える。
正面に大岳があり、その手前下に呼子岳、鋸岳、位牌岳,遠くに愛鷹山が顔を覗かせており、その右手には、駿河湾が鈍色に光っている。
北の斜面は林だが、沢山の登山者が風を避け昼食を摂っており、我々もこれに習い昼食とする。

昼食後、越前岳から北東に延びる尾根を愛鷹登山口を目指し下る。
下り道は、登りと異なり狭い急な道で、一同、慎重に足を運ぶ。
約20分下ると、小広い場所に出る。 ここは富士見台と名づけられた富士の展望台。北側の木々が伐採され富士を望めるようになっている。 小休止をしていると、富士の頂きの雲が切れ、待望の富士山が顔をのぞかせてくれた。

ここから、なお急な下り坂の尾根が続くが、常に左側に富士を見ながら下る。
葉を落とした雑木が立ち並び、枝が邪魔で写真が撮りづらい。
やがて鋸岳展望台という小さな標識のある場所に着く。気づかずと通り過ぎてしまうようなところだが、道の右の小高い所に登ると、木々が切り拓かれ、名のとおり険しい鋸岳の峰が黒々と横たわって見える。


ここから更に下ると、黒岳との鞍部の富士見峠に着く。黒岳への道を見送り右の道を下る。すぐ愛鷹山荘の屋根が見え、小屋の前には銀明水と名づけられた水場があるが今は水は細い。
小屋の前を通過し更に下る。 この辺りには、まだ散り残った赤や黄色の紅葉が見られる。
まもなく杉などの針葉樹の林に変わり、山神社の脇を通り、鳥居をくぐると林道に出る。
更に林道を20分進むとバス停のある愛鷹登山口に至り、この山行の終着点となる。

ここからタクシーで日帰り温泉に直行、汗を流したあと、御殿場駅前の居酒屋で反省会と称する飲み会を催しこの山行の大団円とした。

天気は今一歩であったが、総勢10名の賑やかな山行であった。




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