GOREとにゃんこの桃源郷

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Feaces Eruption / Tumour

2008-10-09 | CDレビュー
オランダ産マシンドラム・ゴアグラインドの1人バンド同士のスプリットCD。全60曲以上、50分程度の大作が、通常のスプリットCDと変わらない値段というお買い得な1品。曲入り、曲間、曲終わり、SEも盛りだくさんだ。ただし、ジャケットがご覧の通りの有り様なので、ライトユーザーは気を付けよう。

-Feaces Eruption-
 スネア音でのリズムカウントから始まる曲が多く、どれも1分弱くらいのショートカットゴアグラインドをやっている。ドラムの音が大きく、開始直後にブラストビートになだれ込んだり、基本的にブラストの集中豪雨が吹き荒れている。ボーカルは基本的に便所蛙だが、極度に歪ませたギターやマシンブラストの音が大きいので、まず気にならない。
 だが、意外とメロディアスな一面が垣間見れたりもする高クオリティの作品と言えるだろう。曲の長さも、この激しさなら妥当だだろう、飽きずに聴けるというのは大きなポイントだ。SEも含め、曲展開が凝っているので、ただ激しいだけと侮ってはならない。

Feaces Eruption
Geert (all)


-Tumour-
 下水道をひたすら流れ続けているTumourは、もはや1人ショートカットゴアグラインドの究極かもしれない。1曲わずか数秒から、長くても30秒程度という、とんでもない短さだ。ドラムはFeaces Eruptionより小さめだが、ひたすらブラストパートが繰り返されるスタイルは同じ。ギターは極限まで歪みきっていて、録音レベルが大きいため、慣れない人には殆どノイズとしか思えないかもしれない。さらにボーカルが溺死系であるわけだが、これまた極限まで水そのもの。
 という、限度知らずのある意味で良質なゴアグラインドとなっている。SEに関しても、これでもかというほど詰め込まれている。

Tumour
Rogier Kuzee (all)


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