GOREとにゃんこの桃源郷

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Magistral Flatulences

2012-11-17 | CDレビュー
 「フランス生まれフランス育ち、エロそうな奴は大体ポルノゴアグラインダー」でお馴染みの汚腐乱西から、「Magistral Flatulences」のおそらく1stフルアルバム「Pussyfist」が上陸!!ファスト且つキャッチーな打ち込みゴアスタイルは、短いSEを鏤められることにより全編を通して飽きずに聴く事が可能。全26曲という膨大な収録曲も、まるで29分32秒くらいにしか感じない。それくらいスッキリ聴ける極上ポルノゴアグラインドだ!ちなみにこのアルバムは2010年発売、翌年2011にも2ndが発売されている。

 基本的にOmega-Etronによる1人バンドで、その時々によってセッションメンバーやゲストメンバーが参加するようだ。ドラムはノリ重視に作られている印象。また、非常にスピード感があり個人的にはとても良いと思う。これで濡れない奴は信じられない。ボーカルはゴヴォゴボ下水系、更にコーラスも安定の下水道。ギターはドンシャリ歪みサウンド(ゴアなんだから当たり前か)だが音質が良く、結構よく弾く。バンドによっては、1曲が短いと1つのリフしか使わなかったりもするが、このバンドは変化するため飽きさせない。ベースはよく分からない。よく分からないのできっとルートに忠実なのだろう。たぶんそうなのだおそらく。また、ポルノSEこそ多いものの、それぞれは短く、楽曲に華を添えるべく効果的な使われ方をしているため、カットするのは野暮というもの。

 本作は題名や中ジャケなど、細部にまで凝っていて悉く愉快なので、是非買って確かめてみよう。間違ってもカラス除けなんかに利用しないこと。エッチな人だと思われてしまうぞ。全フランス人と全ゴアグラインダーにおすすめの1枚だが、ちびっ子の目の届かない所へ保管することは社会人としての常識だ。ところで、いつの間にかMyspaceから姿を消しているが、どうしたんだろうか。


Magistral Flatulences is...
Omega-Etron - All


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