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Deranged

2008-10-17 | CDレビュー
 原産国スウェーデン、グラインディング・デス・メタル・バンドDerangedの記念すべき3rdアルバム、その名も単純明快「」である。(1999年発売)

 途中、SE的なインストが入るが、その他すべてにおいてストイックに突き進む、怒涛の全15曲だ。喧騒さながらのブラスト・ビートが絶え間なく続き、トレモロリフを伴ったギターが乗り、ベースの重圧が楽曲全体の低音を強調する。ボーカルはベースと兼任だが、これまた低音の吐き出しデスボイスを唸らせること徹頭徹尾、といったところ。

 ブラスト・ビートが好きだったり、徹底してブルータルな音楽を求めているなら推薦できるに足るアルバムだ。難点を述べるならば、ボーカルパターンが少ないことだ。しかし、特に遅くもない曲がテンポチェンジで加速したり、とにかく彼らのプレイするDerangedという車体には、ブレーキペダルが存在しないらしい。激しいからこそデスメタル、と改めて認識させてくれる一枚だ。


Deranged
Johan Anderberg (Bs&Vo)
Johan Axelsson (Gt)
Rikard Wermen (Dr)


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