GOREとにゃんこの桃源郷

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Semen

2009-04-12 | CDレビュー
 メキシカン・ポルノ・ゴアグラインド、Semenの2ndアルバム「An intense experience molesting corpses with fetid stench」がこちら。無駄に題名が長いのはメヒコ流だが、前作と打って変わって、ジャケットが大人しくなった。それに伴い、老若男女問わず、お買い求めやすくなったはずである。楽曲のほうは、全部で18曲収録されている。曲の長さは案の定、1~2分程度なので、全体的にちょうど良い。意外にSEも少ないし。

 抜けの良いスネアでの高速ブラストに、高低ガチュラルボーカルが乗る、突撃型の気持ち良いゴアグラインドをやっている。歪みに歪んだギターは、どこぞのインド・ゴアバンドほどではないがハーモニクスを多用している。レコーディング時はベーシスト不在だったようなので、そのせいかベース音はまったく目立たない。
 なんとなく、Sikfukがメヒコ産でゴアグラインドをやっていたら、こんな感じになりそうだと思ったのは、歌声のせいかもしれない。

 Semenに関しては、バンド名の卑猥さが先行して、誰もがデビュー作に目を向けたはず。そこで、意外にも良質なゴアグラインドバンドだったと、誰もが感じたはず。というわけなので、特筆すべきこともないのだ。ゴアグラインド好きなら絶対気に入るはずなので、だれかれ構わず無差別にお薦めしたい。


Semen 病的なほどポルノとグロに塗れているので注意。
Purulent (Vo)
Anal Smasher (Dr)
Tits Reper Expander (Gt)
Maniac Pain Penetrator (Bs)


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