GOREとにゃんこの桃源郷

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Gonorrhea Pussy / Necro Tampon

2010-06-02 | CDレビュー
 "淋病オメコ"と銘打つGonorrhea Pussy(2009年末に解散)と、英国が育んだ阿呆バンド(?)Necro Tamponの2007年発スプリットアルバム。全曲、SEを含めても1~2分程度の聴き易いゴアグラインドだ。総ランニングタイムは約20分。


-Gonorrhea Pussy- Track1~5
[Pleasures Far Beyond Erotica]
 ドラムは激しく軽いスネアと、ズッシリ重いバスが特徴。ミドルテンポのジャーマンゴアスタイルで、ポンコツ感は高く、ブラストは殆ど入らない。曲の要所要所に入るクラッシュシンバルは、カーンと小気味良く響く。ギターはドンシャリというよりシャリシャリの音作りで、低音弦をドラムに合わせて鳴らす。単音メロディーなどは無い。ベースはモコモコ。ボーカルはくぐもったエフェクトグロウル一本で、楽器隊がスッキリしているため確り聴こえる。
 ドイツ出身のジャーマンゴアで、テンポチェンジする箇所以外は基本的に淡々としている。細長いものが好きなゴア野郎にオススメ。

Gonorrhea Pussy
High-Speed-Cum-Sniper (Vo)
Spanking (Gt)
Caviar Cavalier (Dr)



-Necro Tampon- Track6~12
[Twisted Treatement of Periodic Prostitutes]
 ドラムは抜けの良い高音スネアチューニングで、各所にブラストビートを盛り込むが、基本的にモタついていて安定しない。人力ドラムの良さを感じさせてくれるポンコツ好きには堪らないドラミングだ。ギターは力強くゴリゴリに歪んでいて、何を弾いているのか分かり難い。ベース音が無かったらきっと分からない。しかしボリュームは大きい。ボーカルは超絶エフェクトのダウンピッチゴアボーカルで、加工ゆえか音圧が凄まじい。
 FMDにゴア部門が無くなっても、まだ彼らがいる。ポンコツ感あるゴアグラインドが好きだという人たちへの推薦品だ。


Necro Tampon
Matt (Vo&Dr)
Dan (Vo&Gt)


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