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名門PL学園没落の道へ

2013-04-09 | 日記
全国制覇7回(春3、夏4)の名門PL学園が、今夏の地方大会出場がアウトになった。
部員の暴力があった2月23日の翌日から8月23日まで6か月の対外試合禁止処分。
暴力事件は夜の午後10時頃、起きた。
寮内で2年生(現3年生)部員4人が横たわる1年生部員(現2年生)の腹部に勢いをつけて膝を直撃するひどいもの。
けいれんを起こした1年生部員は救急車で病院に緊急搬送された。

◆日本高野連・西岡宏堂審議委員長「今回の暴力行為は計画性を伴う激しいいじめだった。一歩間違えれば(内臓破裂で)死亡事故につながりかねない。事態を重くみた。過去に何度も暴力問題が起きている」

甲子園出場を夢見て入学した3年生部員の心のうちは計り知れない。
春季大会も夏の予選も試合が出来ず目標が吹っ飛んだ。
絶望感でいっぱいだろう。
「PL学園といえば暴力は伝統ですから。僕が1年生で甲子園に出ていたころから、体中アザだらけでした」
そう言ったのは清原。
テレビ番組で堂々と言い放ったほど、PL学園の上下関係は封建的で知られている。
野球部員が寮生活というのもある。
清原の頃には主力に角界並みに付け人がいた。
時代錯誤の先輩がいるPL学園は没落していくしかない。
奈良の強豪・天理もたびたび部内暴力事件があった。
同校も寮生活が主流だ。
PL学園と言えば桑田真澄、清原和博、前田健太らを筆頭にプロ野球選手を数多く輩出している。
現役、引退組でざっとラインナップしてみてもすごい。
①(二)松井稼頭央(楽天)
②(遊)立浪和義(WBCコーチ)今岡誠(阪神OB)
③(左)吉村禎章(野球解説者)小早川毅彦(広島OB)
④(一)清原和博(野球解説者)片岡篤史(阪神OB)
⑤(右)福留孝介(阪神)
⑥ DH 加藤英司(阪急OB)
⑦(中)サブロー(ロッテ)
⑧(三)宮本慎也 (ヤクルト)
⑨(捕)木戸克彦(阪神コーチ)
 (投)桑田真澄(野球解説者)前田健太(広島)金石昭人(日ハムOB)尾花高夫(ヤクルトOB)

これまでも部内暴力事件はあったものの、表ざたにはなる事は少なかった。
KK時代には校内の池で野球部員が溺死。
これも、事故で処理されたが「いじめ」「シゴキ」などの黒い噂はあった。
2001年には部内で暴行事件を繰り返し、訴訟問題にまで発展。
隠しきれず、半年の対外試合禁止と監督、部長の1年間禁止処分を経験している。
現在の河野有道監督(64)は12年前も監督だった。
同年に野球部監督を退任も08年に監督復帰。
事件後、野球部寮を廃止、部員は運動部全体としての寮生活になった。
PL学園の危機的状況が過去にも数多くあった。

85年ドラフト当時、桑田真澄は大学進学と宣言。
早稲田大との話は決まっていた。
だが、巨人の強行指名でPL学園と早稲田大学の間がこじれた。
「巨人指名」を信じていた清原が会見で号泣したシーンはご存じの通りだ。
早大の激怒を受けて、PL学園からの進学を東京六大学リーグがシャットアウトする事態にまでこじれた。
高校球界は有名大学進学を「エサ」にいい選手を集める時代になっていた。
そのため、中学の有力選手はPLを回避して他校に流れた。
PL教団の経営状態の悪化も重なり、その後、低迷期を迎える。
だが、今夏の地方大会出場アウトは、坂道を転げ落ちるPLにとって、さらに大きな痛手となるはずだ。

【NEWS引用】日本学生野球協会は9日、審査室会議を開き、部員の部内暴力があったPL学園(大阪)を2月24日から8月23日まで、6カ月間の対外試合禁止処分とした。夏の甲子園出場をかけた大阪大会出場は不可能となった。同校では2月23日、校内の寮で、当時の2年生複数が1年生1人に暴力を振るった。大事には至らなかったが、1年生部員は救急車で病院に搬送されたという。


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