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佐村河内守と麻原彰晃 極悪ペテン師

2014-02-07 | 日記
ペテン師で強欲。
どことなく風貌も似ている。
胡散臭さがプンプンと漂う麻原彰晃と佐村河内守。
盲目といいながら目が見えていたオウム真理教教祖。
聴覚障害と言いながら聴こえていた大作曲家。
食品、メニュー偽装の一連の流れに乗ったかのような、騒動を引き起こした。
そういえば、iPS細胞の臨床応用を世界で初めて実施したとした森口尚史なるニセ学者もいたなあ。

東日本大震災や広島原爆という日本の最大の不幸に便乗したペテンだけに、尚更不快極まりないニュースだ。
思い起こせば麻原も阪神大震災と世紀末思想という、国民の不安をあおった。
かつて佐村河内は聴覚障害を隠していた理由について、いけしゃあしゃあと言ってのけた。
「耳の不自由な作曲家の作品には、同情票がつくであろうこと。それだけはどうしても避けたかったのです。聴覚障害を売り物にした、という誤解も避けられないだろう」
正直、クラシックに関心が薄い無粋な凡人には、なじみのない人物だった。
NHKスペシャルは欠かさず見ている(録画してでも)ものの、佐村河内守についての「魂の旋律 〜音を失った作曲家〜」はみていない。
大体、どこまで苗字で、どこから名前なのか、初めて見たときは面喰らった。

究極の明暗ニュースだが小保方晴子と同じか、それ以上の珍名にはなるだろう。
調べてみた。
全国でも40人しか佐村河内姓は、いない。
著書『交響曲第一番』(講談社:2007年)によれば、佐村河内家は能美島の出で、村上水軍の末裔とのこと。
これも今となっては、眉にツバだ。

さて、米「タイム紙」に「現代のベートーベン」とまで言わせた稀代のペテン師。
新聞、テレビは飛びつき、すっかり騙され、振り回された。
クラシック界では異例とも言える約18万枚を売り上げた「交響曲第1番 <HIROSHIMA>」をはじめ、ゴーストライター新垣が18年間提供した楽曲は20曲以上になる。
可哀想なのは佐村河内「作曲」のメロディーでソチ五輪フィギュアスケートを戦う(SP)高橋大輔。
大いなる雑音、大いなる注目度の中で演技せねばならない。
高橋の出場するフィギュアスケートは、全国民の好奇の耳目にさらされることになった。

【NEWS抜粋】作曲家の佐村河内守氏(50)が別人に曲を作らせていた問題で、18年間ゴーストライターだった新垣(にいがき)隆氏(43)=桐朋学園大非常勤講師=が6日、都内で会見した。佐村河内氏の聴覚障害について「耳が聞こえないと感じたことは一度もない」と断言。告発を決断した最大の理由として、フィギュアスケートの高橋大輔(27)がソチ五輪で同氏の曲を使うことを挙げ「偽りの曲で演技したと世界中から非難が殺到すると思った」と明かした。

★新垣隆「初めて会った時から今まで、耳が聞こえないと感じたことは一度もありません。一般の人と同じように会話ができた。彼は障害者ではないと思います。手帳は(本物とは)違うのではないかと思います。私が録音したものを彼が聴き、それに対して彼がコメントをすることが何度かありました。ピアノは初歩的な技術のみ。譜面は書けません」
会う時は常に、佐村河内氏の自宅でマンツーマンだった。佐村河内氏は自伝などで、30歳で左耳の聴力を失い、35歳で完全に耳が聞こえなくなったとしている。これが「現代のベートーベン」と呼ばれることになった。良心の呵責に追い込まれた新垣氏が「もうやめよう」と言うと「やめるなら妻と自殺する」と半ば脅迫していたことも暴露した。

いずれにしても、視覚、聴覚障害者にとっては、麻原、佐村河内極悪ペテン2人組は、大迷惑な衝撃のニュースだろう。

★ニューヨーク・タイムズ(電子版6日):「フィギュアスケートのメダル候補高橋大輔選手にとってはこれ以上はない最悪のタイミング。日本で愛された耳の聞こえない作曲家、ろうあ者でも作曲家でもないと判明。聴力を失ったのは神様の贈り物。自分の内部の音感を信じれば真実の何かを創造できる。と語っていた」

◆佐村河内守(さむらこうち・まもる)1963年9月21日、広島県佐伯郡五日市町(現広島市佐伯区)生まれ。崇徳高卒。両親は被爆者。98年頃、35歳のときに聴覚を失う。映画やゲーム「鬼武者」の音楽を皮切りに音楽制作に取り掛かる。03年秋『交響曲第1番 HIROSHIMA』を完成。米国TIME誌に「現代のベートーヴェン」と紹介させる。広島市民賞(広島市民表彰)を受賞。



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