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楽天TBS騒動はまるで村社会のもめごと

2005-10-22 | 日記

楽天の三木谷社長は怒りで爆発寸前だろう。

昨年の今頃 球界再編の風が吹き荒れた。中心はライブドア堀江社長だった。

もう一度おさらいしよう。

①観客動員は丼勘定ではなく正確に発表せよ②年俸などを株(ストックオプション)でまかなえ③テレビ中継の1球団独占は不当など これまで当たり前だと思われたいた既得権を脅かす若造ホリエモンが出現。

烈火のごとく怒ったのが ナベツネだった。1リーグ再編へまっしぐらのシナリオが狂ったのはホリエモンのせいだ。こんな奴を入れたら「村」は混乱する。今まで「なあなあ」でやってきたのが崩される。

そこで 引っ張り出したのが楽天・三木谷社長だった。

元日興の銀行マンの三木谷さん。ホリエモンとは違って財界の爺さんにも受けがいい。「ここは三木谷さん アンタがやってくれ」と強引に楽天球団を任された。

 ところが選手が集まらんわ、球場は古いわ で あれだけ「協力する」といっていた球界は選手の供出もせず、知らんぷり。楽天の成績はご存知の通り最下位97敗。解雇されたり、引退寸前の選手たちを寄せ集めたチームで戦った田尾監督はあっさりクビ。

 ところがこんなチームでも野球を愛する仙台市民、宮城県民はチームを応援、支えた。絶対に赤字と思っていたものの、黒字に出来た。もちろん、選手の年俸を抑えられたのが主要因だったのはいうまでもない。

 そんな楽天のオーナーが今回、経済活動(TBS参入)した途端に袋叩きに合った。

野球協約の「一つの会社が二つの球団を支配するのは違反だ」と。そうだろう。ルールを守らないといけない。だが、ニッポン放送のときにヤクルトと横浜を持っているフジグループの問題は解決させたのか?

 まったく 筋が通らない。いつも大事なときに出てこない根来コミッショナーは、今回ビックリするほど早く発言した。

 こんな球界なんか どうでもいい。「私は楽天をルール違反なら 手放します」こう三木谷さんが言えば どうするのだろうか。三木谷は「大人」だからそんな無茶はしない。足元を見た安心感のあるケンカをふっかける汚さだ。

 USENのように ライブドアのように 球界に関心があり 参入したいと言う企業があればOKでいいのではないか。球界の爺さんたちはきっと 新しい考え方の新参者が入ると困ることが いっぱいあるのだろう。

 近代社会 21世紀の暮らしの中で未だに「村八分」という古臭い言葉がぴったりのサークルが日本プロ野球界に残っていた。


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