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キャンディーズの死

2011-04-22 | 日記

アイドルグループ元キャンディーズのスーちゃん田中好子(55)が21日19時4分、乳がんのため都内三田の国際医療福祉大三田病院で死去した。通夜は24日、葬儀は25日。

 

【報道からの病歴】91年に木達一雄氏(プロゴルファーで実業家)と結婚。翌年92年に乳がん発病。左乳房の腫瘍を摘出、右乳房もその後、腫瘍を摘出していた。昨年10月に十二指腸かいようで入院。大量出血し、高熱にうなされた。絶食状態が続き、これが体力低下を招き免疫力が弱まった。ガンが急成長する「ラッシュ」時期に。いったん2月に退院したが2週間後に体調急変。肺、肝臓など多臓器に転移していた。

 

彼女に、それほど関心があったわけでもない。

同時期のライバルにピンクレディーがいた。わが娘はそちらの方に魅かれていて、コンサートに連れて行った覚えがある。

ただ、テレビやラジオからキャンディーズの元気な歌声には聞き覚えがある。

 

「春一番」「微笑みがえし」「あなたに夢中」「年下の男の子」などのヒット曲はもちろん知っている。

 

まあ、どちらかというとスーちゃん、ミキちゃん(藤村美樹)よりランちゃん(伊藤蘭)派だったけど。

 

キャンディーズが結成された72年は、当ブログ子の大学生のころ。解散した78年は社会人になって数年のころ。

 

就職活動や結婚して社会人になり、必死の暮らしをしていたころに重なるだけに、そう熱心に彼女らアイドルグループを見ていたわけでもない。

 

それでも、目や耳に自然に飛び込んでいた人気はすごい。

 

「普通の女の子に戻りたい」との解散宣言は流行語にもなった。

 

とりわけ78年4月の後楽園球場でのさよならコンサートはテレビでも放映されて記憶に残っている。

 

乳癌は結婚翌年に見つかり、以後治療を続けながら仕事をしていた。

 

容体が悪くなったのは死の数か月前であったことを夫・小達一雄が明かした。

 

それにしても夫の小達さん、気の毒としかいようがない。

 

妹の女優・夏目雅子は85年に血液がんで27歳で他界、弟も骨肉腫で亡くしている。

 

また、原発問題、放射能問題の渦中に亡くなったスーちゃんは今村昌平監督の「黒い雨」で演技に開眼、被爆女性をリアルに演じて日本アカデミー主演女優賞まで手に入れた。

 

「黒い雨」は広島原爆の放射線への恐怖を描いたもの。

 

今の時期にスーちゃんが「死」を迎えたのは、警告を鳴らしたのでは、と思えてしまう。

♪もうーすぐ 春ですねえ 

被災地の空の上で 歌声を響かせている そう信じたい。


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