清宮の高校ラスト打席は右肩死球だった。
3位決定戦はカナダに8-1圧勝。
カナダが清宮幸太郎の終戦地になった。
第2打席で自身大会初のタイムリーヒットを中前に運んだ。
通算111号の更新に期待のかかった最終打席は初球死球。
無念そうな表情が印象的だった。
いずれにしても、主将として「銅メダル」獲得に全力を挙げた。
常に声を出し続ける姿は頼もしかった。
しかし、清宮本人は不本意だったろう。
期待のアーチは2本。
打率は.219。
チームは6勝3敗。
宿敵のアメリカ、韓国に完敗。
次なる注目はドラフト会議。
65発男の安田尚憲(履正社)、甲子園6発男の中村奨成(広陵)らの進路表明。
U18W杯の結果、内容と共にプロ側の対応も注目される。
もっと練習が必要と思った
▼清宮幸太郎主将「キャプテンとして貢献できなかったけど、文句を言わずに、みんなついてきてくれた。声を出していいチームになった。上の舞台で、みんなも、やると思うけど、この仲間は大事にしていきたい。バットが違うのもあったけど、もっと練習が必要だなと思った。監督さんが結果が出ない中、ずっと4番で使ってくれ、打てなかったけど、メダルは取れた。早実で負けた時とは違う悔しさ。次、日本代表にもし入れれば悔しさを晴らしたい。技術的にも人間的にも2年半で変わることができた」
◆清宮幸太郎の成績◆
▼メキシコ戦
【第1打席】中飛
【第2打席】左前ヒット
【第3打席】中犠飛
【第4打席】右中間大飛球
【第5打席】死球
3打数1安打1打点1死球
▼アメリカ戦
【第1打席】二ゴロ併殺
【第2打席】中飛
【第3打席】見逃し三振
【第4打席】投ゴロ
4打数0安打1三振
▼キューバ戦
【第1打席】中犠飛
【第2打席】中犠飛
【第3打席】投ゴロ
【第4打席】空振り三振
【第5打席】一ゴロ
3打数0安打2打点1三振
▼オランダ戦
【第1打席】見逃し三振
【第2打席】左中間二塁打
【第3打席】四球
【第4打席】右飛
3打数1安打1四球1三振
▼南アフリカ戦
【第1打席】遊飛
【第2打席】中前二塁打
【第3打席】右越110号
【第4打席】四球
3打数2安打1打点1四球
▼オーストラリア
【第1打席】空振り三振
【第2打席】三邪飛
【第3打席】四球
【第4打席】空振り三振
【第5打席】四球
3打数0安打2四球2三振
▼カナダ戦
【第1打席】空振り三振
【第2打席】中前ヒット
【第3打席】中越111号
【第4打席】空振り三振
【第5打席】二ゴロ
5打数2安打1打点2三振
▼韓国戦
【第1打席】遊ゴロ
【第2打席】遊ゴロ
【第3打席】左飛
【第4打席】空振り三振
4打数0安打1三振
▼カナダ戦(3位決定戦)
【第1打席】二ゴロ
【第2打席】中前タイムリー
【第3打席】左大飛球
【第4打席】遊ゴロ失策
【第5打席】死球
4打数1安打1打点1死球
9試合、打率.219、2本塁打
32打数7安打6打点8三振6四死球
◆U18W杯1次R日程(カナダ9月1日~11日)
1日(金)22:30日本10-1メキシコ
3日(日)6:00 日本0 - 4アメリカ
4日(月)6:00 日本7 - 2キューバ
5日(火)3:00 日本3-1オランダ
5日(火)22:30 日本12(7回コールド)0 南アフリカ
【スーパーラウンド】
7日(木)22:30 日本4(延長11回)3オーストラリア
9日(土)6:00 日本4-6カナダ
10日(日)2:00 日本4-6韓国
11日(月)1:00 3位決定戦
日本8-1カナダ
※日本時間(サンダー・ベイ:時差13時間)
【写真はBS朝日画像から】