ノーノー快挙一転サヨナラ悲劇 魔物が潜む甲子園８強揃った

甲子園には青空が似合う。

球児には芝のグリーンが似合う。
銀傘にはブラスバンドの響きが似合う。
スタンドではビールの泡が似合う。

なので陽気に誘われ観戦。

ベスト８が出そろった。

あす２８日は準々決勝だが雨の予報。

▼星稜―阿南光
▼健大高崎ー山梨学院
▼中央学院ー青森山田
▼大阪桐蔭ー報徳学園

７回までノーノーの大会屈指の右腕。

８回表に味方が０－０の均衡を破る２点を先取した。

ところがその裏、初ヒットを浴び快挙を逸すると、瞬く間に同点にされる。

甲子園は魔物が潜んでいる。

特に高校野球は何匹も魔物がいる。

同点にされても９回３点を奪い怪腕を援護。

マンモスは、誰もが勝負は決まった、と思った。

２匹目の魔物が居たのだ。

またもや、怪腕がつかまる。

まさかまさかの満塁一掃の３点三塁打を浴びて再び５－５の同点。

勝利の女神は、魔物と共に怪腕を甲子園から駆逐した。

延長１０回タイブレークでサヨナラ犠飛を浴び涙した。

怪腕は広陵エース右腕の高尾響。

１２三振を奪いながら、終盤３イニングで６長短を集中された。

魔物を味方につけたのは青森山田だった。