政府は1日、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束について、原子炉の冷温停止状態の実現などを盛り込んだ工程表「ステップ2」の達成を16日に開く原子力災害対策本部が決め、野田首相が表明する方向で調整に入った。
4月の工程表策定時には来年1月中旬を達成期限としていたが、約1か月前倒しとなる。政府はステップ2達成後、避難区域の見直しや同原発の廃炉に向けた作業に本格的に着手する。
原子炉を確実に安定化させる冷温停止状態には、「放射性物質の放出量減少」「圧力容器底部温度を100度以下」などの条件をクリアする必要がある。
政府が16日にステップ2達成を発表する方向になったのは、冷温停止状態を実現できるとの見通しが強まったからだ。1~3号機の溶融燃料は原子炉本体(圧力容器)を突き抜けて落下し、外側の格納容器の床に堆積しているとみられるが、11月30日に東電が公表した最新の事故解析では、それでも、冷却維持に問題はないとの結果が出た。
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4月の工程表策定時には来年1月中旬を達成期限としていたが、約1か月前倒しとなる。政府はステップ2達成後、避難区域の見直しや同原発の廃炉に向けた作業に本格的に着手する。
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政府が16日にステップ2達成を発表する方向になったのは、冷温停止状態を実現できるとの見通しが強まったからだ。1~3号機の溶融燃料は原子炉本体(圧力容器)を突き抜けて落下し、外側の格納容器の床に堆積しているとみられるが、11月30日に東電が公表した最新の事故解析では、それでも、冷却維持に問題はないとの結果が出た。
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