おいしい横浜

横浜を中心としたおいしい店紹介です。
ときどき旅先のグルメ報告も。

スカンディヤ

2007年05月16日 | 横浜 洋食
今日はこれぞ横浜!海岸通にある老舗(創業1963年)「SCANDIA」です。

大桟橋へ至る道の入り口、開港資料館の向かいにある堂々としたたたずまいのデンマーク料理レストランです。このあたりはとても横浜らしい雰囲気があるので、よくドラマのロケやファッション誌の撮影に使われています。
1階のスカンディアガーデンはカジュアルで、オープンサンドなどの軽食もあります。晴れた日にランチをすればガラス張りの店内から広場の噴水や街路樹の緑をみながらゆったりとした時間をすごせると思います。2階は落ち着いたレストラン。今回はこちらのディナーを紹介します。

店内はかなり広く、コの字型のバーカウンターの奥にテーブル席が続いています。
壁には年代を感じさせるエキゾチックな木彫のレリーフがたくさん飾られており、暗めの照明の中、テーブルごとに置かれたランプの明かりにゆらめいています。古きよき時代の横浜を彷彿とさせるクラシックな雰囲気で、タイムトリップしたような気分に・・・。
今やこのようなレストランはかなり貴重でしょう。

メニューはコース4種(5250円~)とアラカルトです。
私たちは、お店のイチオシ、スモーガスボードコース(6300円)を注文しました。
スモーガスボードというのはいろいろな種類の料理が並べられたもので今で言うバイキング料理(バイキング=海賊が船上で食べていた料理の形態)のもとだそうです。やはり北欧といえば海賊なんですね。以前、デンマークを旅行した時にバイキング博物館を見学したことを思い出しました。

照明が暗く、うまく写せませんでした見づらくてすみません!
まずは前菜(7種類=デンマークキャビア・鴨の燻製・スモークサーモン・エスカルゴ・穴子・ニシン2種)くるくる回る木製の回転盤の上に乗って登場!
どれもおいしかったのですが、身が厚く脂の乗った自家製のニシンの酢漬けと、ハーブ風味とほんのり甘味のあるとろっとしたサーモンが特に気に入りました。デンマークキャビアはえっ!?というくらいの量でした(写真中央)。が、実はチョウザメの卵ではなくランプフィッシュという魚の卵だそうです。少し塩分が強いので、細かくみじん切りにした玉葱とトマトをまぜてレモン汁をかけていただきます。
お酒がすすみますよ~


そして、メイン(5種類=小エビのサラダ仕立て・うなぎ・タータービーフ・仔牛のミートボール・牛フィレステーキ)
タータービーフを出すお店は今や少ないですよね。とても上等なお肉を使っているようです。玉葱とスパイスが効いていました。
ミートボール(ミニハンバーグといっても良いくらいの大きさ)はジューシーでマッシュルームソースがGOOD。家庭料理のようなやさしい味でした。ステーキもやわらかくておいしい。
感動するほどではないですが、どれも丁寧につくられたおいしさだと思います。


チーズ2種盛り合わせ。満腹~~~


デザートはアイスクリーム。これはありきたりでちょっと残念。コーヒーもアメリカンでした。


今回はグラスワインを注文しました。赤・白一種類づつしかありませんが、
白は「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シェル・リー」735円、赤はボルドーの「シャトー・レイソン」840円です。
これには感心しました~ どちらもお料理にマッチしておいしかった!
大きめのグラスに注いでくれます。それでこの値段は良心的 
(グラスワインを手抜きしてるお店にぜひ見習ってほしいです。)

横浜の老舗というだけで、それに安住してしまい何のくふうも無いお店も多々ある中で、これだけの雰囲気と料理のレベルを維持しているのはすごいです。
コストパフォーマンスもすばらしい
接客もマルです。てきぱきとしていながらも暖かみがあり、付かず離れずで心地よくくつろげました。いろいろ質問しても丁寧に答えてくれます。お上品な雰囲気のマダムもとても感じが良かったです。こうしたことも大人の落ち着きあるレストランを演出しているのでしょう。
次回はアラカルトでコンソメスープやアイスヴァイン、炭焼きステーキなどにもチャレンジしてみたいです。

ヨコハマデートにもお勧め!


RESTAURANT SCANDIA(スカンディヤ)
横浜市中区海岸通り1-14
TEL:045-201-2262


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