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糖尿病

2006-04-10 21:42:27 | 爆発だ団塊の世代
糖質の減少が糖尿病を招く

考察
従来から、低糖質/高脂肪食を小動物に与えると、耐糖能が悪くなり、
インスリン抵抗性が高まるという実験結果が報告されてきた(8-14)。
しかし、いずれも実験期間が短く、この食餌によって糖尿病が発生する
ことを実証していない。私たちの今回の実験(5)によって、糖質の少ない
(したがって脂肪の多い)食餌をラットに16ヵ月の長きにわたって(人間で
は50年に相当する)与えると、糖尿病が高率に発生することが明らかに
なった。

このような実験で2群の動物を同じカロリーで飼育するとなると、糖質の
少ない食餌は必然的に脂肪の多い食餌となり、糖質の多い食餌は脂肪
の少ない食餌ということになる。すなわち、高糖質食=低脂肪食であり、
低糖質食=高脂肪食である。ここで問題となるのは、低糖質/高脂肪
食によって耐糖能が悪化し、インスリン分泌能が劣化して、最終的に糖
尿病になってしまうのは、糖質が少ないためなのか、脂肪が多いためな
のかということである。

ヒムスワース(Himsworth)は、今を遡ること70年前(3)に、低糖質/高脂
肪食によって耐糖能が悪化するのは、その食事の脂肪が多いからでは
なく糖質が少ないことによって起こることを綿密な人体実験で確認してい
る。この実験を糖質が足りないと糖尿病になるーヒムスワ-スの研究 で
詳しく紹介しているので是非参照されたい。

私たちも低糖質/高脂肪食によって耐糖能が悪化する原因は糖質が少
ないことが原因であることを動物実験で確認している(15)。糖質の少な
い食事を摂ると、血液に遊離脂肪酸が増える。この遊離脂肪酸がインス
リンの働きを抑えるために、大量のインスリン分泌が余儀なくされてしまう
。今回の実験結果と併せて考えると、最近のアジアで糖尿病が激増して
いるのは、脂肪の摂取量が増えたからでなく、糖質の摂取量が減ってし
まったからである。

最後に今回の実験結果で重要な点を2、3触れておこう。

1)両群のラットを等カロリーの食餌で飼育すると、低糖質の食餌(=高脂
肪食)を与えたラットは肥満する。体重増加を起こすのは糖質が少ないか
らである。

2)糖質の少ない食餌によって空腹時血糖値が上昇する。特に14-
16ヵ月飼育したラット(人間では50-60歳に相当する)の空腹時血糖値の
上昇は著しく、これだけで糖尿病状態と診断できる。

3)糖質の少ない食餌で2ヵ月(人間で5-10年)飼育すると、耐糖能異常
(糖尿病予備軍)を起こす.

4)糖質の少ない食餌を与えていると、短期間で高インスリン血症を来た
す。高インスリン血症を来たすということは、このような食事を食べ
ていると肥満するということと同じである。これをお読みの方は今まで、
高インスリン血症を起こすのは多量の糖質だと思い込んでおられたであ
ろう。
そうではない。糖質の多い食事を摂っていると、ほんのわずかなインスリ
ンで糖質をエネルギー源として利用できるのだ。糖質の多い食事はイン
スリンがわずかで済むのである。ところが、糖質の少ない食事を摂り続
けると、もともとインスリン分泌能力の劣る日本人などのアジア人の膵臓
はお手上げになってしまう。アジア人が糖質の少ない食事を摂り続けると
いうことは、膵臓に対して、半分乾いた雑巾をさらに搾るというような過酷
な労働を強いているようなものである。そしてこの強制労働は糖尿病とい
う悲惨な結末をもたらす。

5)糖質の多い食事は血清脂質にも良好な結果をもたらす。中性脂肪も
、総コレステロールも増えないどころか却って低下する(表1)。なによりも
糖質の多い食事が良いのは、その食事によって善玉コレステロール
(HDL-Chol、血管壁から悪玉コレステロールを肝臓に運んで処理するの
で善玉といわれる)が増えることである。

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