ハンデスイッソウシンコウカイ

タイトルを漢字にすると《手札破壊一層振興会》。日々遊戯王かマジックのハンデスについてのみ書く日記です。

STON効果モンスター[サ~せ行]

2007年01月31日 | カード・パック解説
 リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。

≪サイレントアビス≫ 効果 水 レベル7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する水属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


 で、これは水属性。海蛇形態。え、海蛇って魚類だから爬虫類じゃなくね?てな疑問がわいてくる方はすごく気合の入った蛇としておいてください。
 一人で二人分連中の中でも水属性は《ヒゲアンコウ》を有するのが強み。何しろ攻1500だからサーチしやすいし、《サルベージ》での回収も可能だ。
 などとおなじみの文章を書いてしまったが、水には他にも手がある。《伝説の都-アトランティス》だ。これならレベル6として扱えるのでまだ出しやすくなるし、攻2200ならまだ・・・許容範囲!
 だけど、ね、それなら《海竜-ダイダロス》の方がざっぱーんじゃない?と聞かれるとなあ。えーと、沈黙します。

≪紫炎の足軽≫ 効果 地 レベル2 戦士族 攻700 守300 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「六武衆」と名のついたレベル3以下のモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


明らかにホモサピエンス以前の存在だよねとか、紫炎軍のヒエラルキーは大将軍・六武衆・足軽の3階層しかないのかよとか色々突っ込みどころの多い存在だが、そういう非生産的な作業はやめてさっさと解説に移ろう。
 役割としては六武衆専用リクルーター。ただしレベル3以下のみ。それでも、場に残っていないとあまり意味がない六武衆にとってなかなかに有り難いはずだ。全員属性がバラバラなので、他にリクルート手段は少ないし。そんな感じで六武衆デッキにはひょいっと入りそうだし、リミテッドでも生け贄確保の観点から十分に有用だ。
 注意すべきは足軽で足軽をリクルートできないってこと。例えば相手に2体《サイバー・ドラゴン》がいたら、1体の足軽では六武衆を場に残すことはできないのだ。そういった場合は2体分の壁として考えよう。
 

≪シャインスピリッツ≫ 効果 光 7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


 で、これは光属性。亀形態。一人で二人分連中の中でも、光は《ジュルエンディオ》を有するのが強み。何しろ戦闘で破壊されないので、必ずや場に残って・・・って天使族じゃないと駄目なんじゃん!だから亀とかじゃなく大人しく天使形態をとっときゃいいのに!
 それにしても何で爬虫類なんでしょね。最近ホットな爬虫類というとエーリアンが思い浮かぶが・・・は!もしやこれら6枚は各属性の対立を利用してエーリアンが作り出したモンスターなのかもってどこのゲームだよすいませんでした。

≪静寂の聖者≫ 効果 光 レベル4 魔法使い族 攻1400 守1000 レア
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、相手プレイヤーは次のターン魔法カードを発動できない。


 敵には静寂を、味方には活気を与える我田引水聖者。閣下、なぜか魔法が使えなくなりました。なに!それは多分聖者のせいじゃ!なんちゃって。(少し後悔。)
 相手ターンでの魔法の発動を封じるのは嫌がらせとしてはなかなか。魔法は普通自ターンで発動するから、相手の行動をかなり制限できそうではある。
 けれど、それが嫌がらせなだけで明確なアドバンテージではないのが残念どこ。悪くはないんだけど、サポートしてまでやることかと言われると微妙なのだ。だからといって効果はオマケと考えて、ぽーんとデッキに放り込むのにも攻1400では度胸がいりそうだ。
 《聖なる魔術師》を上手く破壊できればよさげなんだけどなあ。

転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/

STON効果モンスター[ダ~デ行]

2007年01月30日 | カード・パック解説
リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。
≪ダークネスソウル≫ 効果 闇 レベル7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


で、これは闇属性。何が「で」なんだといぶかしむ方は《ヘルプロミネンス》をご覧ください。そして、またもや未知なる物形態。文字通りその正体は闇に包まれている。つーかダークネスは名詞だから、名前としてはダークソウルとにするべきなのでは。でもそんな事言い出したら、《デスサイクロン》とかも同じなので黙っていよう。
 闇属性は《ダブルコストン》を有するのが強み。一人で二人分連中の中でも、専用デッキになるかもしれないがアンデッドなのでサーチや蘇生が容易だからだ。でもそういうデッキの高レベルがなんで《闇より出でし絶望》とかじゃなくてこいつなんだよって言われると、どうしたらいいんでしょう。真相は闇の中に!

≪大将軍 紫炎≫ 効果 炎 レベル7 戦士族 攻2500 守2400 スー/アル
自分フィールド上の「六武衆」と名のついたモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手プレイヤーは1ターンに1度しか魔法・罠カードの発動ができない。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」という名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 六武衆を率いる大将軍であり、いわゆるラスボスってやつだ。その能力もかなりのものがある。
 まずはフライング召喚ができる点。六武衆が2人以上いれば、手札からさっと登場できる。手札から六武衆、そして伏せていた《六武衆推参!》とやれば1ターンで参上できる。
 出た後もまたすごい。何しろ1ターンに1枚しか相手は魔法・罠を使えなくなるのだ。とはいえ相手は嫌だから1度の発動機会で紫炎を殺しにかかってくるだろう。
 そんな時に役立つのが六武衆標準装備の身代わり能力だ。フライングで出していれば六武衆が場に居ると考えられるので、そいつらに死んでもらえばいいわけだ。減った分は自分ターンで補充しておけば、紫炎が死ぬ前に何とか殴り切れそうではある。さすがに全体除去はどうしようもないが、そこまでやられたら本望だと思おう。
 などなど、六武衆デッキなら文句はないし、リミテッドでも六武衆の数次第でどうとでもなりそうだ。ただ、こいつ自身は六武衆ではないので、1体しか配下がいなければそいつはパワーアップしない。注意しよう。

≪D.D.クロウ≫ 効果 闇 レベル1 鳥獣族 攻100 守100 レア
このカードを手札から墓地に捨てる。相手の墓地に存在するカード1枚をゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。


 基本骨格があれなのでリミテッドではどうということはないが、歩く《ロスト》という趣のカード。これが「生け贄にして」とかだと寂しいんだけど、「手札から墓地に捨てたとき。いつでも。」となっているのが面白どころ。
 伏せる必要がないので相手の意表をかなりつきやすいのが特徴。相手が《早すぎた埋葬》を使ったとき、《貪欲な壷》を使ったときなど色々狙いどころはありそう。一応生きているから殴る蹴るもできるし。他にも《押収》を相手が撃ってきたとき、手札が全部コレだったらどばばばと捨てて立ち消えにするなんて荒業も。
 まあ最後の例はともかく、ただの《ロスト》よりも楽しめそうなので、《ロスト》を入れてもいいかなって思うのなら代わりにこれを。
≪デスサイクロン≫ 効果 風 レベル7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


 で、これは風属性。エリマキトカゲ形態。一人で二人分連中の中でも風の《暴風小僧》は攻1500なのでサーチしやすいのが強み。あれ、前にも似たことを書いたような。ま、いいか。
 けれど、なんで《デスサイクロン》を出すんじゃーいと言われるとやっぱり弱る。だって他にも色々いるんだもん。《ストーム・シューター》とか《風魔神-ヒューガ》とか《デスサイズ・キラー》とか・・・。
 おや、何かどれも似たり寄ったりかもな臭いがするゾ!てことは《デスサイクロン》も入っちゃう?!全体レベルの低さに拍手!

転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/

STON効果モンスター[Nな人々]

2007年01月28日 | カード・パック解説
 リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。

≪N(ネオスペーシアン)・エア・ハミングバード≫ 効果 風 レベル3 鳥獣族 攻800 守600 スー/アル
相手の手札1枚につき、自分は500ライフポイント回復する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


 1パック間が空いたが、ようやくNも全属性そろった。今後もしぶとく出てくるのか、ここで打ち止めなのかは573だけが知っている。で、これは風のNだけど、単純きわまる効果がすごくやばい気がする。
 何しろ相手の手札がある限り、毎ターン回復。その分肉体は貧弱なのでリミテッドには向かないかもしれないが、うっかり残っちゃうとライフ差が広がるばかりだ。風属性デッキなら《ハーピイレディ1》《デザートストーム》で強化すれば攻1600になるので何とか生き残れなくもないし、何らかのロックで守るってんならそれもまた良しだ。特にこいつで回復した後、《魔力の枷》を出したりするとかなり悪そう。
 それに1回使うだけでも十分なことはある。例えば先手1ターン目に使ったとしたら、2500も回復して10500という夢のあるライフポイントに!

 え、何に夢があるかって?主に融合とか。

≪N・グラン・モール≫ 効果 地 レベル3 岩石族 攻900 守300 レア
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わず相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。


 地属性のNで、バウンスと言うのかつまり手札戻し能力を持っている。《幻影の壁》などと比べると自分も手札に戻るし、発動タイミングもダメージ計算前と違っている。ただその違いがかなり重要。
 なぜか。それはダメージ計算前だと、実質的に戦闘をしなくてよくなるからだ。どんな怪物が攻めてきても、戦闘ダメージも情け容赦もなく手札にお帰りいただけるのだ。しかも、こいつは自分から攻撃した場合も効果が発動する。その場合裏側なら裏側のまま戻せるので、モンスター1体のみの守備陣ではこいつを出すだけでやすやすと突破することができる。さらに、こいつも手札に戻るので、相手が出しなおそうが同様の手段で突破可能。
 ただし、毎ターンこいつを出して戻しているだけだと、こちらの攻め手を欠いてしまうので、何か別のモンスターがいる状況で使う方が真価を発揮できそうだ。また裏守備のこいつが殴られて表になった場合、もうダメージ計算に入っているので効果が発動できない点にも注意。
 とはいえ、使い減りしない除去みたいなもんなので十分便利ではあるだろう。リミテッドでもとりあえず取れ!

 
≪N・グロー・モス≫ 効果 光 レベル3 植物族 攻300 守900 ノーマル
このカードが戦闘を行う場合、相手はカードを1枚ドローする。この効果でドローしたカードをお互いに確認し、そのカードの種類によりこのカードは以下の効果を得る。●モンスターカード:このターンのバトルフェイズを終了させる。●魔法カード:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。●罠カード:このカードは守備表示になる。


 光属性のNで、何がしたいんだか分からない能力を持っている。
 まず攻撃するかされるかすると相手が1枚引いてしまう。これでこいつが怪物級に強いんならまだ話は分かるんだけど、残念ながらそういった事とは無縁の存在のようだ。まあ効果にまだ続きがあるし、次行ってみよう。
 引いたカードの種類により新たな効果を得る。これでトンデモな効果を得るんだったらまだ話は分かるんだけど、残念ながらどれもすごい地味。モンスターだとバトルフェイズが終了するが、これは攻撃している場合嬉しくなく、攻撃された場合嬉しい。魔法だと直接攻撃できるようになるが、これは攻撃している場合嬉しく、攻撃された場合嬉しくないっていうかそう意味はない。罠だと守備表示になるが、これは攻撃している場合嬉しくなく、攻撃された場合嬉しい。
 んー、つまりだ、1対2で攻撃された方がいいのか?でも嬉しいっつっても戦闘ダメージを喰らわないとかその程度のことだしなあ。むしろ、攻撃した場合相手が何を引こうとこいつはモンスターとの戦闘では死なないので、どんな時でも攻撃すれば戦闘ダメージを喰らうことなく相手に1枚引かせられるモンスターと考えるべきか?ってそうなるとデッキ破壊にしか入らないな。
 リミテッドで、こいつで引かせておいたからデッキ切れで勝ったぜ!てな方は是非ご一報を。

転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/

STON効果モンスター[パ~レ行]

2007年01月26日 | カード・パック解説
 リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。

≪パペット・プラント≫ 効果 地 レベル3 植物族 攻1000 守1000 ノーマル
このカードを手札から墓地に捨てる。このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する戦士族または魔法使い族モンスター1体のコントロールを得る。


歩く種族限定《洗脳-ブレインコントロール》。単純に奪いたいならコスト付きとはいえ《洗脳》の方がずっと便利だ。対象をえり好みしないし。
 ただ、それが逆転することも。まず相手フィールドががら空きの時に、《洗脳》を引いても悲しくなるばかりだが、《パペット・プラント》なら張り切って殴れる。他にも壁になるとか生け贄になるとか美味しく食べられるとか、まあ何だかんだいって生きているのは素晴らしいのだ。とはいえ普段から戦えるステータスではないので、あくまでオマケと言えばオマケかも。どれだけ《洗脳》としても使える場合があるかに採用は関係しそうだ。
 というコンセプトのカードが今回3枚作られている。それぞれ異なるのは標的の種族で、《パペット・プラント》は戦士・魔法使い族。とりあえずサイドデッキからかなーって気はするが、《無敵将軍フリード》の足元をすくえるのはちょっと面白い。
 けれど、リミテッドなら評価が大変動。大抵皆六武衆を取るので、奪う対象には事欠かないからだ。ちょっと借りて、高レベルをどーんと。相手の力を利用して勝つのは最高だ。
 
≪フュージョニストキラー≫ 効果 闇 レベル4 悪魔族 攻1400 守1200 レア
このカードと戦闘を行う融合モンスターの攻撃力は、ダメージステップの間0となる。


 理由は不明だが、融合モンスターにとにかく強い生物だ。さては、体中の顔は融合モンスターに成すすべなくつぶされたデュエリストのものか?
 何しろ攻撃力が0になるんだから、攻撃表示融合との戦闘では負けるはずがない。《突進》やら何やらを使ったとしても無駄なこと。結局能力で0に収束してしまうからだ。《フュージョニストキラー》も0にするならまだ望みはあるが、その場合両者が生き残ってしまい、倒すことはできない。つまりは融合の戦闘で《フュージョニストキラー》に勝つのは無理なのだ。
 じゃあそれ以外なら?と問われれば、もういくらでも候補は挙がってくる。大抵のデッキ攻撃要員ならば負けるはずない。リミテッドでもこいつに勝てないってのはねえ・・・。
 そんなわけで、融合モンスター率80%!とかいうデッキの登場まではひっそりしているのが懸命だ。

≪平穏の賢者≫ 効果 光 レベル4 魔法使い族 攻1400 守1000 ノーマル
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、相手プレイヤーは次のターン罠カードを発動できない。


 味方には平穏を、敵には苦悶を与える我田引水賢者。そんな都合のいい賢者がいてたまるかってところだが、味方ならば大歓迎。
 でも、その我田引水パワーを利用するには一手間必要。何とかしてモンスターを倒さなくてはならないのだ。戦闘能力はただの1400バニラなので、好成績を挙げたいなら何かしらのフォローが欲しい。
 そもそも、その能力も1ターンしか及ばないので平穏期間は相手ターンだけだ。普通罠を自ターンに発動するのはあまりないことを考えると、どれほど効果があるのかは疑問。そうなっちゃうとフォローまでして得たい効果かという、効果モンスターにとって一番聞かれたくない疑問も浮上してくるわけで・・・。

 ま、戦場に出ないのが一番平穏だよ。

≪ヘルプロミネンス≫ 効果 炎 レベル7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する炎属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


今回6体登場している、なぜ自分以外の属性がフィールドにいるんだ!ゆ、許すまじ!という各属性の勝手な怒りをなぜか爬虫類形態で具現化したモンスター。
 で、これは炎属性。ワニ形態。とりあえず共通成分として、どれも生け贄2体で攻2000なので、ほいほい使おうって気になるカードではない。特にリミテッドだとまず出ないっつーか出せない。
 除去としてカウントできなくもないが、手間がかかるし相手が邪魔するのも容易なので、炎属性デッキでも使いにくいと思う。せめて普通に殴れるステータスならなあ・・・。

≪ライカン・スロープ≫ 儀式/効果 地 レベル6 獣戦士族 攻2400 守1800 ノーマル
「合成魔術」により降臨。このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分の墓地に存在する通常モンスターの数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。


 儀式とバニラの架け橋となろう運動参加者第一号。死したバニラの分だけ、相手に痛みを与える。
 けれど、その機会は殴れたときのみ。なのでめでたく殴れるまでは、ただの《半魚獣・フィッシャービースト》。さすが架け橋だけに、バニラ要素もたっぷりだ。それに効果もそれほど有難いかっていうと、もう少しダメージ入れといて欲しい気がする。
 それと対照的に、ここのリミテッドルールならぜひ取れすぐ取れモンスターに!何しろ生け贄1体2400だしね!でも《儀式降臨封印の書》はちょっと注意。

≪レイジアース≫ 効果 地 レベル7 爬虫類族 攻2000 守1500 ノーマル
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上に表側表示で存在する地属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。


 で、これは地属性。未知なる物形態。基本的に評価はさっぱりしょっぱり変化がないが、《地霊術-鉄》を有する地属性なら爆弾として仕込むのもありかも。まる。


転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/

STON効果モンスター[六武衆]

2007年01月24日 | カード・パック解説
 はっ早い!更新が早い!なんとわずか二日!人間やればできるもんだというか次のパックが迫ってるので早くするしかないのですよ!リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。

≪六武衆-イロウ≫ 効果 闇 レベル4 戦士族 攻1700 守1200 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-イロウ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 今回初登場の六武衆には共通点が二つある。一つは自分以外の六武衆により新たな効果を得る点。もう一つは自分以外の六武衆を身代わりにできる点。そんな感じで味方頼みな奴らだが、果たしてデッキは登場するのだろうか。
 イロウは一刀両断能力を持つが、盲目(だろう)と思われるので普段は一刀両断すべきなのか判断できない。ゆえに何でも普通に斬ってしまうが、仲間がいれば別。イロウ、あれ裏守備だぜ。てな助言をもらえるので喜び勇んで一刀両断可能。でも仲間もイロウだと助言も何もあったもんじゃないけど。
 さておき1700六武衆なのでデッキには入るだろう。リミテッドでもごく普通に。

≪六武衆-カモン≫ 効果 炎 レベル3 戦士族 攻1500 守1000 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-カモン」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、1ターンに1度だけ表側表示で存在する魔法または罠カード1枚を破壊する事ができる。この効果を使用したターンこのモンスターは攻撃宣言をする事ができない。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 唯一刃物を持たない六武衆。もしや、血が苦手なのかも。
 カモンの能力は攻撃の代わりに表側魔法・罠を破壊するというもの。この能力がどれだけ有効かは正直相手依存。表側魔法・罠は大抵永続物なので、使う相手は使うが、使わない相手は全く使わないからだ。そんな所を考えると、とりあえずサイド候補か?
 ただし、《紫炎の足軽》から出せる最強の六武衆なので、そういう点からデッキに入るかも。リミテッドでも同じく。

≪六武衆-ザンジ≫ 効果 光 レベル4 戦士族 攻1800 守1300 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-ザンジ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、このカードが攻撃を行ったモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 現時点で最高攻撃力を持つ六武衆。とはいえ六武衆って言うぐらいだから今後追加が出てくるとは思いにくく、現時点とかいう必要はなかったかも。
 ザンジの能力は勝てなくともとりあえず相手を倒せるってもの。と言いたいところなんだけど、負ける戦闘を行った場合ダメージステップ終了時にはザンジがすでに死んでるからだめなのかな?って気もする。まだ573の回答も出ていないようだし、今のところはっきりしない。
 とはいえ最強なんだからデッキに入るのは揺るぎない前提。リミテッドでもとにかく取れ!

≪六武衆-ニサシ≫ 効果 風 レベル4 戦士族 攻1400 守700 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-ニサシ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


二刀流六武衆。仲間が必要なのにもかかわらず、《不意打ち又佐》より100強いだけなのはどうしてなのかねと問い詰めたいところだ。は、もしや不意打ちしないから?
 二回攻撃はなるべくダイレクトで決めたいところなのだけど、仲間が居ないといけないので相手フィールドが空いた一瞬に決めるとかはしにくいかも。《六武衆推参!》で好きなタイミングに出せるようにしておけばまだ何とかなりそう。
 何はともあれ、やっぱり六武衆デッキなら入るだろうしリミテッドでもモンスターに不安があるなら。

≪六武衆-ヤイチ≫ 効果 水 レベル3 戦士族 攻1300 守800 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-ヤイチ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、1ターンに1度だけセットされた魔法または罠カード1枚を破壊する事ができる。この効果を使用したターンこのモンスターは攻撃宣言をする事ができない。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 六武衆ブービー賞。ヤイチの能力はカモンの対で、攻撃の代わりに裏側魔法・罠を破壊するというもの。対応して表側にされると不発に終わってしまうが、裏側魔法・罠はよく見るので発動機会は普通に多め。
 その分本体は弱めだが、六武衆が1体でも残っていればとりあえず出して効果を使えるし、《紫炎の足軽》から出すこともできる。また《六武衆推参!》を魔法・罠破壊としてカウントする一助になったりも。
 まあ結論は大体同じで、六武衆デッキなら入れとけ!だ。ただリミテッドだと伏せは正直そんなに重要じゃないし、《紫炎の足軽》から出せる点を買って取るべきかと。

≪六武衆-ヤリザ≫ 効果 地 レベル3 戦士族 攻1000 守500 ノーマル
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃をする事ができる。このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。


 六武衆最下位。その能力は直接攻撃をするというものだが、正直それだけかよって気も。
 《紫炎の霞城》でのこう着状態中に刺したりできるかもしれないが、相手に攻1500のモンスターも居ない状況ならヤリザ以外の者で攻めたほうが効率がよさそうな・・・。
 それでも《六武衆推参!》からとどめの一撃!大金星!てな可能性も否定できないので、それを信じてデッキに入れるのも一興。リミテッドだと本当に足軽連絡要員だよなあ。

転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/

STON魔法カード

2007年01月22日 | カード・パック解説
 え、もう次のパック発売?!年々月日が経つのが早くなったというか単に更新が遅くなっただけだというか驚きを禁じえない今日この頃です。リミテッドどうこうが分からんという方は右の「リミテッド戦関係」からどうぞ。

≪暗黒界の取引≫ 通常魔法 スー/アル
お互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、その後手札からカードを1枚捨てる。


お互いに引いて、捨てる。効果ではアドバンテージ差が生じないので、発動したほうが1枚損することになる。使えば使うほど損する仕組みである以上、使う際には一ひねりも二ひねりもほしいところだ。
 まずカード名にある暗黒界と組み合わせること。こっちは引いてモンスターも出ているのに、相手は引いて捨てただけ。発動したとはいえちょっとお得感が。
 他にも何か墓地に送りたい時とか。そんなに送りたいなら《おろかな埋葬》使うよって話もあるかもしれないけど、手札に標的が来てしまったらそれなりに重宝するはずさ!
 捨てるカードを選べるので《墓穴の道連れ》に比べハンデス要素は薄まったが、捨てコンボにからむ可能性は高くなっている。色々と小技をくりだせるかもしれない。なお、リミテッドでの小技は確認されていない。

≪古(いにしえ)のルール≫ 通常魔法 レア
自分の手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。


 昔は、モンスター召喚に生け贄なぞ必要なかったんじゃがのうといったジジイの郷愁をそのまま封じ込めてみた感じのカード。ただ、効果モンスターすら存在しなかった時代のようなので、現代では四苦八苦の予感が。死皇帝の時代ぐらいで我慢するべきかも。

 リミテッドで《フロストドラゴン》や《スパイラルドラゴン》をこれで出したぜ!ってレアレアコンボをお決めになった方はぜひ筆者にご一報を。

≪「A」細胞散布爆弾≫ 速攻魔法 ノーマル
自分フィールド上に表側表示で存在する「エーリアン」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターを破壊し、そのモンスターのレベルの数だけAカウンターを相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。


 あーやっぱりAカウンターってそういうことだったんですねーと疑惑を明らかにしてくれる一枚。レベル4のエーリアンを捧げれば、一気に4個置いたりできるのでスピードとしてはなかなか。エーリアンに除去が飛んできたら軽く発動できるのもいいところ。
 ただ自軍モンスターには置けないので、《洗脳光線》の延長といった使い方はできないのがちょっと残念。まあ発動前に大量に置いておけば問題ないが。後はエーリアンの種類がもっと増えればいいのだけど。
 リミテッドならAカウンターはお役立ちさ!ってこのパックエーリアン1体しかいないじゃん!しかもレベル1!まさに不発弾。

 
≪カードトレーダー≫ 永続魔法 スー/アル
自分のスタンバイフェイズ時に手札を1枚デッキに加えてシャッフルする事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


 毎ターン1枚1枚手札を整えていく永続魔法。一度発動すれば、10ターン後にはあんな手札やこんな手札が完成するかもしれない。
 問題としては上記のように時間がかかるってこと。まず出したターンは何の効果もないし、コンボ要素がそろうのにはそれこそどれだけかかるか分からない。デビフラコンボで決めるぜ!・・・よしそろった!でもライフが無いぜ!じゃあ回復を引くぜ!・・・よし引いた!え、もうライフ0以下だった?なんてなことにも。なので、スピード勝負の瞬殺デッキなら《打ち出の小槌》を、ゆっくりと相手を締め殺しにいくロックとかのデッキなら《カードトレーダー》とかいった感じになりそうだ。
 リミテッドなら交換したい手札は大量にあるはずなので、1枚ぐらいアクセントにでも。

≪覚醒の証≫ 儀式魔法 ノーマル
「覚醒戦士 クーフーリン」の降臨に必要。フィールドか手札から、レベルが4以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。




 覚醒したからこれ付けてるのか、これ付けたから覚醒しているのかどっちなんでしょ?



≪高等儀式術≫ 儀式魔法 ノーマル
手札の儀式モンスター1体を選択し、そのカードのレベルの合計が同じになるように自分のデッキから通常モンスターを選択して墓地に送る。選択した儀式モンスター1体を特殊召喚する。


 融合に比べて、話題になることがなかなか無い儀式。でもこれはしょうがない。儀式は融合に比べて手間節約要素を組み込みにくくなっているからだ。
 まず融合デッキに対して儀式デッキはない。いやそういうデッキタイプの話じゃなくて、ルール上の話。儀式モンスターは普通にデッキに放り込んでおかなくてはいけないので、具材、融合さえそろえば出せるってわけにはいかないのだ。
 もっと重要なのは、儀式は生け贄によってなされるってこと。なるほど融合は具材が指定されているが、それらの生死は気にする必要はない(《ミラクル・フュージョン》とか)。でも儀式の生け贄は生きてなくてはいけないので、そんな死体を使うなんて真似はできないのだ(たぶん・・・)。
 そんな理由で儀式魔法、儀式モンスター、生け贄と最低でも3枚のカードが必要な儀式は今まで使われにくかった。そんな儀式の歴史を塗り替えるために参上したのが今回のカードだ。
 レベルぴったり、バニラ限定と条件は色々付いているが、デッキからの生け贄が可能になったのは嬉しい限り。《大木炭18》で《サクリファイス》とか、レベル4ニ体で《天界王 シナト》とかデッキの構成しだいでこれ1枚からさまざまなモンスターを出せる。また使用したバニラを《正統なる血統》で出したりすれば更にお得感が。
 一つだけ注意なのはあくまで「特殊召喚」であって「降臨」ではないってところ。ゆえに死んだら蘇生はできないが、ま、これぐらいは我慢しとこう。

≪合成魔術≫ 儀式魔法 ノーマル
「ライカン・スロープ」の降臨に必要。フィールドか手札から、レベルが6以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。




  魔術っていうか、これ技術じゃ。



≪紫炎の霞城≫ フィールド魔法 ノーマル
「六武衆」と名のついたモンスターを攻撃する時、攻撃モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。


 六武衆専用フィールド。つーわけで、リミテッドなら使うけど、普通にやるなら六武衆デッキの完成までどう転ぶか分からないカード。ただ効果が結構地味なのでそこがどう評価されるかだ。
 その効果とは相手攻撃モンスターの攻撃力を500下げるというもの。こっちから攻撃しても何も起きない。おそらく相手が攻めてきたときは城で迎え撃てるけど、こっちから打って出るときは城から出ちゃうよって事だと思われる。
 《神聖なる魂》もそうだが、この手の効果はこう着状態を作ってしまいやすい。つまり相手は攻撃してもダウンするから動かないけど、こっちが攻撃しても素の値では勝てないしなあって状況だ。
 こういう状況を打破するのはやはり戦闘以外での攻め手段だろう。なので、相手が動かなくても使える除去魔法とかを用意しておくといいかも。

≪漆黒の名馬≫ 装備魔法 ノーマル
「六武衆」と名のついたモンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力と守備力は200ポイントアップする。装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。


 六武衆専用装備。つーわけで、リミテッドなら使うけど、普通にやるなら六武衆デッキの完成までどう転ぶか分からないカード2枚目。ただ単純にアップ目的ならいくらでも替えはあるので、付随効果をどう評価するかが焦点。
 その付随効果は主をとにかく守るという《強化支援メカ・ヘビーウェポン》的なもの。主に致死ダメージや除去が飛んできても、馬が身を挺して守ってくれるわけだ。もちろん馬の方が破壊されれば効果は無くなるが、装備は元々そういうものだし、主と装備が心中するわけではないのでアドバンテージは取られない。
 とはいえ馬にも限界はある。「破壊」でなく主が生け贄に捧げられちゃったり、あるいは直接異次元に送られちゃったりすると、馬ともどもさようなら。ヒヒーン。ま、相手にそこまでされたら馬も本望だろうって事にして、潔くあきらめるが吉。

≪ツイスター≫ 速攻魔法 レア
500ライフポイントを払う。フィールド上に存在する表側表示の魔法または罠カード1枚を破壊する。


 《サイクロン》の復活を願いまくっているだろう(多分)全デュエリストに、573が叩きつけた新たな一枚。ライフコストに加え対象制限と本家とは似ても似つかない弱体化っぷりだが、それはまあしょうがない。むしろ大事なのはデュエリストとしてどう動くかだ。「《一陣の風》は微妙だったけど、これならとりあえず打ちたいときに打てるから、よくね?」という(多分)573のカードに込めたメッセージを感じて何を成すべきかだ。

 で、筆者としては・・・とりあえずサイドから様子見ですかな。ははは。リミテッドなら装備も壊せるしメインで良さげなんですけどね。

≪ネオス・フォース≫ 装備魔法 レア
「E・HERO ネオス」にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。エンドフェイズ時にこのカードをデッキに加えてシャッフルする。


 装備全般に言える欠点は、装備したモンスターが死ぬと装備自体も墓地行きな点。1枚の除去で2枚墓地送りになるので、アドバンテージを取られやすくなるわけだ。
 その欠点を最小限にとどめようとした一品がこれ。装備されたターンの終了時デッキに戻るので、アドバンテージ取られタイムは着けて殴った時のみ。通常魔法による除去を恐れることはない。
 まあでも大問題は相変わらず名指しだってこと。リミテッドでは話にならないし、普通にやるんでもネオスデッキができない限りは・・・。

≪摩天楼2-ヒーローシティ≫ フィールド魔法 スー/アル
自分の墓地から戦闘によって破壊された「E・HERO」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。


 やけに未来的な摩天楼。その見かけ同様、スカイスクレイパーのような軍事機能は一切無いが、かわりに内政機能が圧倒的。戦闘で傷ついたEを治療し、再び戦場へと送り返してくれる都市なのだ。
 融合Eはほぼ全部に「融合召喚でしか特殊召喚できない」と書かれているので復活は無理だが、ただのEを復活させるだけでも十分有効だ。発動以前に戦死したEも復活させられるのでこれ1枚で蘇生数枚になる可能性があるのは素晴らしい。しかも《E-HERO ネクロダークマン》を蘇生して効果をリセットしたとしたら?《E-HERO エアーマン》のように特殊召喚時に効果を発動するものを蘇生させたとしたら?もしかしたら融合なしにEで殴りきるデッキが完成するかもしれない。

 リミテッドでは・・・言わずもがな。


 転載元「遊戯王OCGカードのページ」様 URL:http://ocg-card.com/