おれの日常、ktkr、wktk。徒然なるままに~ひとりごと日和!こはるびより?

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「ゆとり」の体現者 

2010年01月28日 05時21分23秒 | ぼっくす 01
今年、2度目の記事…
今日は早朝のバイトなので早起きである。最近、大学が無い日は昼まで寝ている事が往々にある…

そんな事はさて置き
先日、友人と飲みに行った席である女性の話題になった。
それは、0円で日本全国横断!インタビュー旅★というものを企画している女子大生、土井雪江氏である。
なんでも、交通費は無論のこと食費や宿泊費までお世話になるらしい。
本人のブログから引用させてもらうと、「ヒッチハイク + 田舎に泊まろう + ご馳走になる」 というコンセプトのようだ。

友人の「なぁ、今年は何処を放浪する予定なんだ」という些細な質問から、「面白い旅を計画している人がいるんだ…」と話が繋がった。
結果、結論として出た意見は「行動力等の見習うべき気概はあるが、認識力等の甘さは悪しきものである」となった。妥当だと思う。
計画の動機として、
『1番の目的は「夢を夢で終わらせないこと」で、
(2番目、3番目として挙げるとするならば)「多くの人と交流すること」
「面白いことをすること」「インターネットの可能性をさらに拡大すること」』(そのまま引用)
という事を挙げている。
第一、「夢を夢で終わらせない」…素晴らしい。一度は誰もが聞いた常套句。人間はこの言葉を糧に生きている一面があると言っても過言ではない。
第二、「多くの人と交流する」…これも素晴らしい。ネット社会において自分の社会を狭くしがちな現代、全国を周り人の輪を広げようという事はなかなかできる事ではない。が、発言者の大学生という社会的地位を考慮した場合、別に普通だ。
後の二項目についても同様、自身も同年代として共感できるものである。
要はこの人、動機に「自分」がない事がよくわかる。

何が問題なのか・・・それは徹底された「0円」主義である。
企画に協賛する企業からの支援などは、企業にとっても宣伝になるので何ら疑問はない。
引っかかるのは、金銭に関する全てを他者に頼るという考えである。
この女性はこの旅で何を得るというのであろう。
快く支援を決めている人にとっては、「お前には関係ない 嫌なら関知しなければいい」と言いたいところであろう。ごもっとも。
別に彼女だけに疑問を投げかけているのではない。どちらかというと協賛している一般人に物凄く違和感を感じる。
何故、「タダで旅? 寝言言ってないで働いて資金貯めなさい 大学生時間あるでしょ」と言ってあげられないのか。この企画に賛同して食費や交通費に宿泊費を投じる方々はもしかして働かない資産家か寄付が趣味の投資家なのだろうか。そんなに、資金が無い他人を支援したいのなら是非資金を統合して支援財団でもやったらいかが。それか現実的に考えると、ハイチの支援に回した方が有益だと思う。

未曾有の不況とされる昨今の現状は惨憺たるものがある。働き盛りでリストラされ路頭に迷う人、そして住処まで失ってしまう人…その様な状況下、「0円で全国ヨロシク!」などという暴挙を世間は許すのだろうか。道中計画通りいかず厳しい事もあるとは思うが、タダで旅するという魂胆で社会に臨む女子大生がいる一方で、何の落ち度もなく社会の歯車からこぼれその日暮らしの人がいる事を忘れてはいないだろうか。別に、その人達を何とかしろと言っている訳ではない。それは受け皿となる政府・自治体の課題である。ただ、そのような社会状況下この企画を容認しうる人はいかがなものかと思っただけである。
それとも、彼女や支援者はそれこそ「関係ない」と言い張るのであろうか。

彼女が「田舎でとまろう」とテレビ番組を参考にしていることからテレビの影響も多分にあるのであろう。実に安直である。
全てに「対価」というものはついて回る。テレビでは演出もあり見えていないだけだ。
それがそのまま社会に通用する訳ではない。
そこに「自らの労働」という対価は発想できなかったのだろうか。
自身で働き社会から得た資金で旅をし、そしてまた社会に還元する…その中で至らない部分があった時は支援をお願いする…それが道理であると思う。

友人との合同結論とは違った、独自の結論…
0円を趣旨とするこの企画は若輩者が引き起こすタダの社会悪である
これしかないな。
土井氏のブログ→http://ameblo.jp/yukie0339/
まぁ上記は単に個人的見解なので異論等の意見があるなら遠慮なくどうぞ。
全国っていうから北方領土や離島にも行くのかと思いきや行かないのですか…何しに行くのやら こんなのだから日本の大学生は軽く見られる…

そろそろ用意せねば



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