『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

競馬はやっぱり騎手ですねぇ

2006-08-27 20:48:22 | 競馬
逃げ馬不在どころかシャーディーナイス、トリリオンカットが引っ張って作り出したペースは前半1000メートル58秒3というHペース。人気のスウィフトカレント、勝ったトップガンジョーなどは後方からの競馬で、決め手比べになったが、最後は内を突いた福永と大外ぶんまわした後藤の判断力の差、昨日のマルカジークといい相変わらず人気馬に乗る福永はサムイ。

小倉でインにもぐって成功したせいかまたもや内を突いた福永、どうやら森禿との事前の打ち合わせでインにいくことは決めていたようなのだが、福永クラス(一流とは思わないが)なら、乗り方について騎手でもなかった調教師と相談することもなかろう。
インが荒れてきているかどうかは実際に乗っている騎手しか判断できないこと、助手あがりや三流騎手あがりの調教師にとやかくいわれることはない。
「それでも5000万円取れたからよかった…」とか森禿が語っていたが、スウィフトカレントの馬券を買ったほうは救われない。
こんな競馬されて5000万円ももっていかれるのは不快である。
サマーチャンピオンなんておもしろくもおかしくもねぇや、と感じた方が大半ではないかと思う。
もう来年はやめましょうね。
福永に比べれば後藤、哲三、上村などはかなりそつない競馬をしている。
エプソムC勝ちのトップガンジョーをは距離実績とハンディで過小評価したり、サンレイジャスパーは酷ローテなどと思っていたので、スウィフトカレントが勝ったとしても馬券はどうせ外れだったが、釈然としないレースであった。

キーンランドカップの岩田など見ていると、福永とはずいぶん差がある感じだ。
追い比べでは負けないし、天然ボケみたいな顔しているけれど、イケメン福永よりはレースはこびについていえばはるかに賢い。
ほとんど勝ちパターンのシーイズトウショウをテン乗りにもかかわらず余裕で差した。
シーイズトウショウはあれ以上はないのだが、チアフルスマイルだって同じ6歳で30戦目の競馬、これまで見せなかった馬の持ち味を引き出したということだろう。

やはり競馬は騎手と思ってしまう。

土曜の新潟の最終も騎手だった。
縁あって小林慎一郎は応援しているのだが、交わした馬に差し返されるなっ! つうの。矢作厩舎の調教助手みたいな役割でめったに騎乗チャンスがないから、あせるのは仕方ないんだけれど、あの乗り方でつぎはない。
しくじったらつぎのない騎手は応援したくもなるが、しくじってもつぎのあるリーディング上位騎手は遠ざけたほうが賢明だ。