護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

悲しい話

2009年04月22日 19時39分49秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
09年4月22日 水曜日 悲しい話

近頃、テレビの画面で見えないし思っていたら父親の墓前で母親と自殺してお母さんは助かったと報道があった。
        
新聞記事(ここをクリック)

心からご冥福を祈りたい。

と言っても日本の福祉は紙に書いた福祉で、福祉の恩恵を受けられる者と受けられない者とが境が余りにもハッキリしている。

欽チャンファミリーの一員で明るい彼女が母親の介護疲れで死を選ばなければ成らなかったか。

私事だが、二つの弁置換をした障害を抱える妻は見た目は普通だが風呂掃除など俯くと結滞脈になり無理なことはさせられない体。
以前、私が入院したおりは、2日でダウン。
今年何なり膝関節の悪化で歩行困難になったおり、重いものは持てない婆さん近所の若い奥さんに買い物に付いていってもらうしまつ。

そこで、介護の請求をしたところ。転院した病院で「貴女は悪くなったら即入院だから介護は必要ないのでは」という所見で介護の認定は受けられなかった。

日本には制度は有っても、運営は全く駄目。
介護制度を見ていると家庭で一日介護をする家族にも介護士と同じ報酬を渡すべきで、そうでなければ保険料は徴収しないこと。
もう一つ、私のように同居の家族がいる場合、介護の認定や医師の診断で結果は180度違う。

現在の介護保険制度もゆとりのある家庭では有効に使っている。

しかし、女一人で母親の介護、介護の申請のしかたも知らなかったのだろうか、彼女が若いので介護を受けられなかったのだろうか。
最近は街に出ると、老老介護の姿が多くなった。明日は我が身かも分からない。

彼女の実情は分からないが、欽チャンファミリーのコニたんが、
「こんなことしたらあかん」
の、関西弁を見ていると涙が止まらない。

政治の貧困があちらこちらに出てくる。

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1 コメント

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なんとも悲しい話 (林太郎)
2009-04-22 23:28:32
日本の介護制度はまだまだ黎明期だからなのでしょうか、あるいはお上が作った制度だからなのかひずみが多々みられます、それに制度を食い物にする輩が多いのも気になります。財政的にも貧困であることは間違いの無いところでしょう。 オット、政治(政治屋)の貧困もある。

清水由貴子さんの自殺は本当に悲しい出来事です、マスコミや芸能人のコメントを聞いていて、同じように自殺の前になんとかならなかったのだろうかと思いました。

でも、そのコメントに少し違和感も感じています。

母子家庭であった彼女(長女)は芸能人になって家族の面倒をみていたようで、いかにも日本的な長子の責任感と、他人に迷惑を掛けまいとする気遣いが伺えて、苦しんだのだろうと同情します。

如何に介護制度や社会保障が整ったとしても、この日本人的な性向はちょっとやそっとでは変らないのではないでしょうか、その人が真面目であればあるだけに親や兄弟の面倒は他人様に頼る事が出来ないという。

その昔の庶民はそれでもご近所に障害や老齢の人が居たなら、それなりの気遣いや気配りがあったものです、介護にくたびれた人や苦労している人に声をかけたりして助け合ったようです。 貧しければ貧しいほど温情は深かったのではないかと思います。 また村や町内では地主さんや大家さんが小作や店子の面倒をみていたようです、そんな社会はお上の擁護がなくとも庶民の中でお互いに補完しあっていた。全てがそうではないでしょうが今の社会と比べれば。

戦後の日本はなんでも自由という名の元に社会や近隣、家族や親子のシガラミや絆を断ち切って弧(個人)の自由を追い求めた結果、薄情な世の中になってしまった、と、私は思うのです。

個の自由と社会の連帯のバランスは本当に難しい、これからもその折れ合いを模索することになるのでしょう。
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