傘を持つ女

明日天気になあれ

今週の政子どの(第46回)

2005年11月21日 | 財前さん
今週の「義経」(第46回「しずやしず」)は良かった。面白かった。政子だけでなく、忠信も静も本当に熱いものを見せてもらった。静の舞のシーンの美しさ、緊張感。政子の内なる葛藤。よかったなぁ~続けてもう一回BSでも見てしまった。

政子は、最後の「見事じゃ」も財前政子らしくて良かったですが(快なり!)、それまでの心の葛藤がとてもよく伝わってきました。「赤ん坊が男だった時は殺せ」と頼朝に言われた時、静が生んだ子が男だったと分かった時、静に舞うように命じた時…彼女の真意は?ほんとうの気持ちは?とTVを見ている誰もが思い巡らすような深みのある政子だったな、と。あの政子が静の舞を見た瞬間彼女の心に蘇った思いは、やはり自分の頼朝に対する思いと同じものだったのではないか?今となっては随分遠い昔のような感覚だが(笑)やっぱり駆け落ちシーンは端折らないでやって欲しかったですね。惜しい!しつこいようですが。

舞を見ながら黙っていた頼朝が気になる!思い溢れる政子とは対照的な頼朝の沈黙。
きっと政子と同じ思いだったのか?静を見ながら弟義経の姿を見ていたのか?
で、いよいよ本当にクライマックスですね。

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7 コメント

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すばらしかったですね (大阪太郎)
2005-11-22 00:58:36
今回は……

>続けてもう一回BSでも見てしまった。



 私は4回



「義経」のオフィシャルサイトにも書いてありましたが、「義経記」(ぎけいき)によると、本当は、舞→出産→京に帰る、という順序なのです。しかし、出産→舞→京に帰る、という演出に変えましたね。



 この演出により、政子と静の女の対決を浮き彫りにしたとともに、静が義経とともに戦っている、という構図を描きました。これは成功したのではないでしょうか?



 順序を逆にしたために、政子が静の子の命乞いのシーンはありませんでしたが、財前さんは、1人の女として揺れ動く女心を台詞なしで上手く表現されていましたね。これは凄かった。政子が明菜さんに思えたよ







 とにかく、私の政子像はどちらかというと、財前政子とは違ったイメージなのですが、大変良かったと思います。財前風の強い政子という女性の「女の情」を表現されていたので……もちろん、石原さとみさんの舞も見事でした。



 しかし、ドラマではあっさりと語られたけれど静の子は、生きたまま海に棄てられたんだよね無惨



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見事じゃ (きょん)
2005-11-22 20:43:58
>この演出により、政子と静の女の対決を浮き彫りにしたとともに、静が義経とともに戦っている、という構図を描きました。これは成功したのではないでしょうか?



見ていて面白かったですよね。

私は、静が義経とともに戦っている、というのと同時に、頼朝が静の姿に義経を見ているのではないか?と。政子ばっかり前面に出ているみたいに見えますが、頼朝の沈黙は雄弁だった。



静が生まれた赤ん坊のことを政子にすがって聞くシーン、静も迫力がありましたが「赤子はこちらで預かった」と言う時の財前さんの表情がとても良かったと思います。
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腰越状 (大阪太郎)
2005-11-22 21:32:17
>静が義経とともに戦っている、というのと同時に、頼朝が静の姿に義経を見ているのではないか?



 そうですね。確実に・・・第40話の「血の涙」が複線になっています。



http://www3.nhk.or.jp/taiga/story/story_40.html

 来週もそのような頼朝像が見られることが「あらすじ」からわかります。

 政子は、頼朝の心を知っているにもかかわらず、源氏の棟梁の妻として叱咤激励していくのでしょう。



 とにかくこのドラマは兄弟愛がテーマのようですね。ネタバレかも知れませんが、最終シーンは頼朝が義経から届いた古ぼけた腰越状を読み返しているシーンらしいです。



 ともかくこれが終わったら「政子編」の続編を希望しましょうよ
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「役者魂」 (きょん)
2005-11-25 22:24:28
今日の朝日新聞朝刊のTV欄に「役者魂を感じた静の舞」というコラムがありました。



生まれた男子が政子に殺されたのは、「静の舞への思いをより深く効果的にするため」との狙いだったそうです。(演出の黛りんたろう氏)



石原さとみさんは5分ほどの舞のために2ヶ月の猛特訓。「舞台裏で一生懸命応援してくれた財前さんにとても感謝している」と記者会見で語った。一瞬にかける役者の心意気を感じさせる表情だった。



ということです。

いいお話ですね。この記事を見つけてよかった。
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良いお話です(/_;) (大阪太郎)
2005-11-26 00:42:08
朝日新聞の記事紹介ありがとうございます。

そうですか、予想通り財前さんも石原さんを応援していたのですね



とにかく「しずやしず」の回は良かったです。出産と舞の順序は逆になったものの政子が1人の女として子を産む静を思う気持ちを台詞ないところで上手く表現されていましたね。特に静が男子を出産したと告げられたあたりの表情の演技は凄かった。



 石原さとみさんの舞も本当に美しかった。舞台の袖から出てきたときは、まだ我が子を失った悲しみの目と表情だったのに、舞が始まると義経を思いながらも戦う女の顔に変わっていました。



 それを知ってか政子も「しずやしず」の歌の意味に最初は驚いたものの静の思いを受け止めようとする政子の迫力にも感服しました。



 歌の内容に家臣が騒いでいるところを「しずまるがよい」と一括するシーンは迫力がありました。



 こういうすばらしいシーンを彩る裏話をお聞きできて大変ありがたかったです



 石原さとみさんも、この「舞」のために1年大河を頑張ってこられたのでしょうが、これは受ける側の政子役の財前さんにも言えることですね。



 本当にNHKさん、政子が尼将軍となる「承久の変」を同じキャストで作ってくださいよ
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再放送 (きょん)
2005-11-26 21:06:04
家に帰ったら丁度「義経」の再放送が。

また見てしまった。(笑)

静中心の回でも、やっぱり財前さん存在感ありますね。脇役も見たい、と言い言いしてきましたが、やっぱり財前さんは主役を張る女優さんですね。でも石原さとみさんをうまく受け止めていましたね~。若い人を認めて受け止めつつ自分を発揮するのって、どんな世界でも大変なことですよね。財前さんのようにありたいものです。



政子どのはどんなに政治的に力を発揮するようになっても一貫して「頼朝命」の姿勢を崩さないですね。頼朝に従い辛い立場を引き受けつつ、母の優しさ女性らしい面を感じさせる政子はやはり財前さんが演じたからこそと思う。どんな役柄でも内面の彼女らしさが反映されてしまいますね。



>石原さとみさんも、この「舞」のために1年大河を頑張ってこられたのでしょうが、これは受ける側の政子役の財前さんにも言えることですね。



本当にお疲れさまでした。

今年も一年いいお仕事をされましたね。あ、まだありますね~。



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そうですか(^_^) (大阪太郎)
2005-11-29 10:28:19
>また見てしまった。(笑)



 そうですか(笑)今回は、涙、涙というよりは、政子じゃないけれど「見事」な回でした。



>母の優しさ女性らしい面を感じさせる政子はやはり財前さんが演じたからこそと思う。



 そうですね。そういう意味でも今回のように静が出産→舞→京に帰るという順番ではなく、舞→出産→京に帰る、という順番も見てみたかった気がします。



思いっきり母性を発揮する政子や定番のお節介な政子もね。ドラマでは描かれなかったけれど、政子は京に静を帰すために工作をしたり、帰るときには多額のお金を持たせたりしているんですよね。



順番はこのままでも良いから、もう少し静かと政子の関係も見たかったような気がいたします。



>今年も一年いいお仕事をされましたね。あ、まだありますね~。



 「スチュワーデス刑事10」はアップしたのかな?いよいよ最終回ですね。財前さんたちも寂しがっていることでしょう
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