BLACKBELL’S WEBLOG

「黒鈴私的ブログ」から名称を変更しますた。色々とお試し中

新嘉坡から空手家の秘伝書を求めて

2006-04-27 12:07:32 | News
みなさまこんにちは。
スカパーとネットがあれば、地元戻って引きこもってもいいんジャマイカという話題で盛り上がった黒鈴です。
別に今の仕事が大嫌いというわけではないけれど(人間関係を除いて)、やりたいことが多すぎるのは困ったものです。





巷ではこんなニュースで賑わっていたようです。

■シンガポール武道家、秘伝書求めて遭難
■シンガポール人が探した「秘伝書」あった
■青森空手家:認定書を授与 シンガポールの一行に



この人たちは武道家の父親の遺言で、はるばるシンガポールから空手の秘伝書を探しに、家族一同と世話になったご近所さんで来日したそうです。


空手家の氏名などは一切不明のまま、「ソーマ」「65歳」「娘2人」「人里離れた道場」などという断片的な単語を手がかりに、「日本は狭いから」というポジティブシンキンで行動に出た彼ら。シンガポールの方が圧倒的に狭いと思うのですが、まあいいです。


で、彼らはどうなったかというと、白神山地近くで山中に捨ててあったトラックの車内で夏服で震えているところを発見され、保護されたそうです。「ソーマ」から旧相馬村を繋げ、白神山地の字面に「神」が入っているから秘伝書を持つ空手家がいると判断したそうですが、デスノート読み過ぎじゃないですか。(アレは寿命が見えなかったせいだけど。)


結局探し人と思しき人物が名乗り出てきたのですが、シンガポール人は「条件が違う」と言って認めなかったそうです。「娘2人」がいないという理由を出していますが、出てきた人が中国拳法家だったことを突っ込もうよ。
相手の名前と大体の年齢、故人の印象が合致しているならアタリだと思うんですがね。ていうか、別にいいじゃない。


そもそも何故こんなことになったかと言うと、亡くなったシンガポール人の武道家が上記の断片的なキーワードしか残さなかった挙句、「北海道ではない北の果て」とか謎かけみたいな事言ったからなんですよ。全く以って人騒がせな御仁です。
「まじめでガンコで、心はあまり開かない、口より手が早い武道家だった」という印象で家族と合致してるあたり、なんでこういう人の言ってることを信じ込んで来たのか分からない。何歩か譲って「まじめ」しか良い印象がないよこの人。


家族に認められなかった日本人武道家が持つ秘伝書も結局渡せるものではないので、彼は来日した家族に認定書を授与したいと申し出たそうです。
最終的にこの形に落ち着ちついたようですね。「師範正位八段」認定書と秘伝書の写しが貰えれば上々ではないでしょうか。
それにしても、この渡す段位を「他の弟子にも出していない大きい段位」とか曖昧な言い回しを日本人武道家が使ってる時点で、同じ一派でたぶん間違いないと思うんですよ。そういう流派なんですよきっと。この方が断然説得力あるよ。

そうなると、大前提にあった「空手家」から間違っていたことになり、故人の遺言はまったくアテにできませんね。探し人は名乗り出た人で絶対間違いないと思いました。


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