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ゴーゴーインシアード INSEAD@フランスMBA留学奮闘記

6人の侍

2004-08-31 | INSEAD紹介
2004.08.25に投稿した「Internationality and Diversity」の中で書いたが、9月入学の440人(フォンテーヌブローとシンガポール合計)中、日本国籍の人はたったの6人。1.4%(1月入学は431人中9人。2.1%。1月、9月入学合計だと1.7%)
日本は世界のGDPの13~15%を占める
から、少ないといえる(そもそもGDPと比べられるかという議論はあり、当然ヨーロッパの学校なのでアメリカは39人と少ない、、、)。現在の日本の経済状態等を考えると、あまり学ぶ所が無いと思われているのだろうか。バブルの時代にはどこのMBAも日本人を競って受け入れたと聞いたことがある。その一方で、ここ最近、MBAにおいて中国系(本土のみならず、Chinese Speaker含む)の占める割合が増えてきているといわれている。(INSEAD9月入学では、中国は3.6%ちなみに中国のGDPは世界の3.8%。)MBAの学生の構成はその国の経済等も反映するから面白い。
それはさておき、日本国籍保有者のクラスメートは、6人いる。そのうち、入学前に海外在住の人は4人。入学前に日本に住んでいて、今回日本から来たのは、僕ともう一人の2人だけ。更に言うと6人のうち、海外に住んだことのない人は、1人もいない。「日本国籍」とあえて書いているのは、INSEADには複数国籍を持つ人が沢山いて、一度もスペインに住んだことのないスペイン国籍保有者とかもいる。残りの5人全員にまだあってないので何とも言えないが、日本に住んだことのない、もしくは日本語を話さない人もいるかもしれないから、「日本国籍保有者」という変な書き方をした。
だからといって、Applicantの方々を脅したいわけではなく、海外経験が無いとINSEADに合格しないわけではないし、過去にも当然沢山沢山海外に住んだことの無い人がいたはずだ。ただ、もし海外経験が無いのであれば、それなりに他の武器をきちんと用意しておいたほうがいいと思います。読んで頂いているApplicantの方々用に、受験勉強についても今度少し書きます。

3C

2004-08-31 | Diary
今午前三時。明日のミクロのReadingから逃れたいがためのBlog...

僕はかなり楽しかったが、2回しかなかったGeneral Managementの授業から、“Boardにプレゼンする時に気にしなければならない(もしくはあなたがBoardだったら気にする)「3C」”
1.Coherence(首尾一貫性)
2.Credibility(説明の信頼性)
3.Commitment(公約)
また、教授いわく、"You need commitment!! If you commit, people will follow you. Commitment!! "
さらに "You manage with your whole personality. So enjoy the whole thing. Show that you enjoy it to people. "

ちなみに、教授が「Arthur Keller氏(前述)のように、MBA卒業後400人~500人の会社をいきなり任されたらどうする。Who wants to challange?」の問いに、一斉にクラスの8割がたが手を挙げた。それを見て、教授は興奮気味に"Wooo, I like it!! The attitude of challenge is very important. I like it very much!"。So do I.

2004-08-30 | Diary
今日は初めて会計と統計の授業があった。ようやくちゃんとした授業が始まる。先週のWelcome Weekのみ開催されるIntroductory Classes(General ManagementとEthics)の経験から、僕はなるべく前(できれば1番前)に座ろうと決めた。なぜなら、
1.単に目が悪いのでスライドが見えない。
2.議論や質問をする時に一番後ろだと、質問する際に全員が振り向いてこっちを見て威圧感を感じるが、前の方だと、先生の眼だけを見て質問や議論できるので、少し気楽になる。(これは将来MBAに行く人にとっても参考になるかな。)
と、意気込んで少し早めに教室に着いたが、実はすでに席は決められており、Core Courseはずっと同じ席で授業を受けるらしい。。。。

ところが、前から2番目の真ん中。How lucky I am!
ちなみに、先週はロッカーの番号がNo.1(600個ぐらいある中)で、ロッカー担当のおばちゃんにYou are lucky!と言われた。良いことは信じよう。

多くの人への公開

2004-08-29 | Diary
このBlogを「MBA友の会」に先ほど公開した。僕は今年の頭に入会し、今年の壮行会に出たことがあるだけだが、このBlogがINSEAD Applicantsやその他の人々にとって、何かの役に立てればと思って公開した。また、色んな人に公開することによって、(読んでくれている人がいるから忙しくても更新しなきゃという)自分に対するRequirementsを高め、そこから何か見出せないかなとも期待している。
「MBA友の会」は、MBAホルダー、MBAを目指す人などが集まるコミュニティーで、「毎年、会員の更新を行っており、800人 ~1200人の間で推移しています。ホルダーがおよそ300人、在学生が200人、残りは受験生」ということなので、これまでは、僕の知り合いしか見ていなかっただろうけど、今後は僕の知らない人、僕を知らない人が沢山読むだろうから、魅力的な内容を提供できるよう頑張ります。
Carrefour

ちなみに、今日日曜日は学校から車で15分のところにある、カルフールに行ったらお休みだった、、、さすがフランス。

Welcome Week is Over!!

2004-08-29 | Diary
fever2fevercastle



今日土曜日で激しかったWelcomeWeekも終わった。。。色んなことがあった気がするが、まだ渡仏して1週間ちょっとか。
今晩(土曜日の晩)は、WelcomePartyが学校近くのお城であった。そう、お城を貸し切ってパーティーをする。学生たちは、勉強もすごくするが、遊びも豪快だ。当然コストも相当かかっているはずだが、なぜかBAIN &COMPANYがスポンサーについている。そういえば、なぜかpigeonhole(各自の書類分類棚)にBAINから、9月入学者全員に「Welcome to INSEAD」とか書いてあって、結構高そうな栓抜きが入っていた。関係が深いのかもしれない。

Non profitとProfit

2004-08-28 | Lectures
下記の「Management, Culture and Values」(Ethics)の授業で出された2つのケースのうちの1つ。ざっくりとした内容は、各国の駐在員の子供が生徒であるInternational Schoolの移転に伴う問題。不動産会社社員のPeter Starksが、子供の親たちから構成される非営利団体であるInternational School運営組織(その国の法制度上利益を計上できない)と、学校を拡張するための不動産賃貸契約を交渉中で、契約交渉が進まないために、その学校が移転・拡張できず、危機に陥ってしまうというストーリー。Peterにとってはこの案件は大きなものでなく、他に大きな案件があったため、交渉を進めるインセンティブが全く働かず、また一方で学校組織の方は統一感の無い素人の集団で、またNonProfitなので、スピード感が働かず、ただたなざらしになってしまい、結局学校の経営がうまくいかなくなってしまった。
さて、Peterの行動は正しかったのか?というのが問い。
Peterは、その会社の基準(利益の最大化)に従って行動したのであって問題は無いが、アドバイスするなどもう少し何かできたのではないかとの議論が交わされた。

当然、学生の9割以上がProfitの世界の人で、Non-Profit出身の学生は74人中4,5人だった。教授いわく、「Non-Profitには、『利益』といった明確な目標や基準が無く、この例のように、そのNon-Profitの組織が目指す基準のようなものが明確に無いと、結局誰も何も決めないため、時間がかかってしまう。」。
色々考えさせられます。それよりも20ページ以上もあるケースを簡単に要約することがとても難しいことがわかった。。。ちなみに写真は授業が行われる教室。MBAによくある、すり鉢状で、フランスだけにその形から「カーマンベール」とも呼ばれている。

Citroen Mass Lease

2004-08-28 | INSEADお役立ち情報
僕は、車は、Non-EUの学生が50人借りる人が集まると破格の安さになるマス・リースを利用。新車のCitroen C3を1年間借りて、保険や点検等すべて込みで、4,000ユーロ程度。保険だけで普通年間1,500ユーロはかかるというから、これはかなり安いだろう。
これはINSEADの合格者が、ネット上でほかの合格者に呼びかけて50人以上集め、レバノンのディーラーを通じて借りたもの。各代でそれぞれ誰かがリーダーシップを取り、マス・リースを行っているようだ。僕はただのフリーライダーだが、そういったリーダーシップを発揮する人がゴロゴロいるところがすごいなぁと思ってしまう。
ちなみに前年はプジョーのマス・リース。フォンテーヌブローで、赤いナンバー(リース用の特殊なナンバーのようだ)付きのプジョーやシトロエンが沢山走っているが、それらはほとんどがINSEADの学生。保険はフルカバーなので、わけのわからんボロ車とぶつかるよりはよっぽどまし。
難点といえば、C3は小さい車のくせに、全然小回りが利かなくてユーターン等切り返さないといけないという点だが、これはマスリースのせいではなくて、シトロエンのせいか。。。。

スケールの違い

2004-08-28 | Diary
この学校は僕が思っていたより、スケールが桁違いに大きかったようでびっくりした。色々と期待できそうだ。
ま、引き続き、INSEADの良い所、悪い所(if any)を公平に書いていこうと思います。

World Income Distribution

2004-08-27 | Lectures
今日1回だけしかない、Kogut教授の授業の「Management, Culture and Values」の中で面白いサイトが紹介されていた。この授業は、エンロン事件等以来、世界中のMBAで強化されているEthics(倫理)の授業。単位には関係ない。
サイトは、コロンビア大が作った「World Income Distribution」
1970年~2000年に渡って、各国の収入分布をあらわしたもの。
このサイトはプログラムが動くので、恐らく確認画面が出るでしょう。各自の責任で「開く」を押して見て下さい。)
下の目盛りを左右にスライドさせると、形が変わっていく。こうやって見ると、やはり日本は綺麗な正規分布を描いている。メキシコなんてすごい形になっている。ナイジェリアは1970年は正規分布だったのに、今はすごいことになってる。歴史を紐解けば理由はわかるんだろうな。ご関心のある人は紐解いてみて下さい。

外国送金

2004-08-27 | INSEADお役立ち情報
東京三菱の外国送金手数料は4000円。シティバンクの3500円(ネット取引の場合。窓口では4000円)よりは手数料も高く、レートもシティのそれと比べてそれほど良くない様だ。
とはいうものの、東京三菱を使う際のTipsをひとつ。東京三菱は、毎日為替レートの改訂を午前10時ごろに行う(TTSの欄が送金レート)。しかしその前だと前日のレートが適用される。従って、前日為替レートが悪化した場合は、朝一番の9時に行けば前日のレートのままで送金できる(当然逆なら午後に行く)。100万円単位で送金することもあるだろうから、1円悪化すればおおごとだ。これで、数千円の損をしなかったことが何回かある。そういう意味では、一日に何度もレートが更新されるシティよりも利便性が高い。

Negative side of things

2004-08-26 | INSEAD紹介
明日は、8時半~12時半までGeneral Management(2回目)、13時半~18時までManagement Culture and Values(明日の1回のみ)とみっちり。GMの授業ではこの前書いたArthur Kellerのケースで、グループ毎に対応策をプレゼンをする。ちなみに当然、C&Vの方でも、20ページ位のReadingのAssignmentがあるが、明日朝気付く予定。
GMの最初の授業は面白かったので、またどこかで書きます。おやすみなさい。

Super(すゅーぺーる)

2004-08-26 | Diary
うちの斜向かい(街中の映画館の横)にあるハンバーガー屋チャップリン。この前ここに初めて入り、普通のハンバーガーじゃつまらないから、普通のより少し高いSuper(すゅーぺーる)を食べた。別にどうってことない、というか、「うまい/まずい」の基準で言うなら、明らかに「かなりまずい」に入る。4ユーロ近くしたはず。バーガー・チャップリン?味も価格も笑えない。

写真のアップロード

2004-08-25 | Diary

インターネット環境がようやく復旧し、家でもネットが見れるようになった。また以前から使っているメールアドレスが復旧。学校のPC&ウェブメールに頼る生活がようやく終わる。
これまでアップロードできなかった写真も一杯載せるようにします。読んでくれているという話をいくつか聞いたので、現金にも頑張って書き続けようと思います。
とりあえず、学校の写真と、正門入ったところ。左側のガラス張りが図書館。また、過去のBlogにも写真を少しアップデートしてます。

Internationality and Diversity

2004-08-25 | INSEAD紹介
25日水曜日は、午前学校の説明があった。この後、滞在許可証の説明、午後にはGeneral Managementの最初の授業がある。
学校のProfile説明。(古いけど、これもご参考)
【人数】
2004年12月卒業(2004年1月入学)431人
2005年7月卒業(2004年8月入学)440人
平均年齢29歳(22歳~36歳)、女性19%
【国籍分布】
欧州49%
アジア26%
北米12% 等
440人中、フランス49人。日本は6人だけ。中国は16人もいる。(その他にもChinese Speakerは沢山いる)
国、Bussinessの勢いの違いか?
【バックグラウンド】
EngineeringのDegreeが40%。驚いた。Lawは7%
【母国語】
Non-English 53%、English 19%、French 15%。
"You are majority, not special. Don't worry about clumsy English."

FucultyもInternationl。
というわけで、木曜午後の語学の試験が終わるまでさようなら。

ノグシー!

2004-08-24 | Diary
アテネ五輪の放送は、こっちでは当然フランスが強い競技がよく放送されている。というか、フランスが弱い競技はほとんど放送されない。女子マラソンなんて、フェンシングの合間にさくっと放送するだけ。突然「ノグシー!ノグシー!」とか言ってるから何かと思って見たら、野口選手が優勝してた。おお、すごいと思う間もなくフェンシングへ戻ってしまった。「フランスが4大会ぶり金 フェンシング男子エペ団体」だから仕方ないか。 ちなみにハンドボールもゴールデンタイムに放送している。強いに違いない。