太った婦人とカドガン卿との雑談

ハリーポッターをこよなく愛する「いい大人なはず」の人間が雑談してます。カドガン卿ですから、多少のことには目をつぶって。

6巻読書後 超ネタバレ JKRさんインタビュー判明事項2後編

2005-07-28 04:51:22 | 姐式!
初めていらした方はまずこちらへ 自己紹介etc.

皆様、こんばんわ。6巻は読み進んでおられますか? 

今回は6巻発売後に行われたJKRさんのインタビューを紹介しますので、ネタバレになります。十分にご注意ください。
毎日繰り返してすいません。最後にどうなるかだけは「書いて」ございません。
6巻全体ネタバレしてます。 

以下の記事は、JKRさん&TLCのメリッサさん&MuggleNetのエマーソンさんの対談のうち、「お。」と思った内容を抜粋しています。とても長いのでかなりの抜粋&意訳&省略です。
これは後編です。(前編は直前のブログ記事をごらんください。)

<JKRさん&TLCのメリッサさん&MuggleNetのエマーソンさんの対談>
--------------後編--------------------
☆Q: ペンシーヴの中にあるメモリーは、その人の視点から見た記憶なんですか?それとも本当の現実?
JKR: それは現実です。Slughornは本当の現実を知られたくなくて、切り貼りした記憶をダンブルドアに渡したの。ペンシーヴの中では記憶がさらに正確になるのよ。

☆Q: Grindelwald(ダンブルドアが戦ったという闇の魔法使い)は死んでいますか? その人は重要?
JKR: 死んでいます。その人がどうかってことについては、ノーコメント。

☆Q: ミセス・ロングボトムがネビルに手渡しているガムの紙には何か意味がありますか?
JKR: あのシーンはとても感傷的に書くつもりでそう書いたの。ミセス・ロングボトムは甘いものが好きで、ネビルのことを熱心に訪ねてくれる子だと思って、何かあげたいと思ってそうしているのよ。彼女がネビルに秘密のメッセージを託そうとしてるとかいうのとは違うの。彼女は正気ではないのよ。


☆Q: あのヴェールはいつ、どのようにして作られたんですか? あの部屋は処刑の部屋?それとも研究のためだけの部屋?
JKR: ヴェールは魔法省と共に最初からあったの。魔法省もホグワーツほどではないけれども長い歴史があるのよ。何百年も。いつ作られたかはそれほど重要ではないわ。 目的は完全に研究用途です。神秘部がやっていることは全て研究。彼らは心や宇宙や死を研究しているのよ。

☆Q: あの鍵がかかった部屋は出てきますか?
JKR: ノーコメント。

☆Q: ダンブルドアは魔法について大変な知識を持っているけれど、どこでそれらを学んだんですか?
JKR: 彼はどちらかというと自分で学んだのよ。彼の時代にはホグワーツで特に凄い先生がいたわけじゃなかったから、みんなと同じように教育を受けたわ。ダンブルドアの家族について考えてみるのがいいかもしれないわ。ガムの紙についてセオリーを広げるよりはましだと思う。

☆Q: ハリーの祖父母たちは殺されたんですか?
JKR: ペチュニアとリリーの両親は普通にマグル的に死亡したのよ。ジェームズの両親は年老いていたから、ふつうの魔法使い的な病気などでなくなったの。彼が一人っ子な事からもわかると思うけれど、おそくになって恵まれた子供だったのよ。だからこそ、彼のことがとても大切だったのでしょうね。 彼らの死についてとくに劇的要素はないわ。 ストーリー上、必要なかったから死んでおいてもらっただけ。

☆Q: そうすると、ハリーがグリフィンドールの血筋だっていうセオリーは成り立たない。
JKR: そうね、そうよ。

☆Q: 我々の選択(choice)が重要、っていうのがありましたが、シリーズ全体に渡って、これからはハリーが自分の道を選んでいくという事なんでしょうか。
JKR: そう。「秘密の部屋」でダンブルドアが言ったとおり、能力ではなく選択が重要なのよ。それにあの予言は、ハリーとヴォルデモートがその予言どおりに選択するから成就するの。だから、2人ともがその道から外れることを選択すれば、2人とも生き延びることが出来る。これが根底にあるのよね。けれど、ヴォルデモートにしてみれば、ハリーは脅威なわけだから、決して道から外れないでしょう。彼らはいずれ対決することになるわ。

☆Q: ロンの目の色は?
JKR: ロンの目の色はブルーよ。今まで言わなかったかしら? ロンはブルー。ハリーはグリーン。ハーマイオニーはブラウン。

☆Q: ロンのパトローナスは?
JKR: ロンのパトローナスは小さい犬なの。ちょうどジャックラッセルみたいな。 センチメンタルなチョイスだったわね。我が家でもジャックラッセル犬を飼っているのよ。すごい気違い犬よ。

☆Q: ジニーは自分でハリーにバレンタインを贈ったんですか?それともリドルがそうさせたの? ハリーとジニーについてはずっと前からそうするつもりだったんですか?
JKR: あれは、彼女自身が贈ったの。 私としては、読者に、ジニーこそハリーにぴったりだと思ってもらいたかった。彼女はタフでガッツがあるわ。ハリー・ポッターと一緒にいることに耐えうる女の子が必要だったと思うわ。だって、彼はボーイフレンドとしてはちょっと怖いでしょう?マークを付けられた人間なんだから。 最初は、彼が有名すぎて彼女もびびってしまっていたわけだけれど、彼と共に色々してきたわけ。 でも、ハリーが初キスする女の子になって欲しくなかったの。それはロンに関しても同じよ。 ハリーはPhoenixですごく成長したわ。最初、Phoenixではコンパートメントにルナとネビルと3人なのを恥ずかしく思っていたのだけれど、HBPではむしろ一番カッコイイ組み合わせだと思っているしね。 私は、この本において、ハリーとジニーが完全に同等(equal)になっていると思うわ。

☆Q: 彼女には更に重要な点があるんですか?トム・リドルが利用した子だったわけだし、それに7人目の女の子だし?
JKR: ジニーのバックグラウンド・ストーリーは、彼女がウィーズリー家で何世代も生まれたことのなかった久々の女の子だって事なのよ。それに加えて、7人兄弟の7人目とか7人姉妹の7人目などの伝承も係わっているわ。だから彼女は生まれつき優れた魔法能力を持って生まれた魔女なのよ。

☆Q: スリザリン寮なんですけれど、どうして未だに許されているんですか?他の寮に移せばいいのに。
JKR: 全員が悪いわけじゃないわ。デス・イーターの子供はほんのわずかよ。それに他の寮にデス・イーター関係者の子供がいないとは限らないでしょう? 4つの寮はそれぞれ4つの要素を表しているのよ。グリフィンドールは炎。レイヴンクローは空気。ハッフルパフは土。そして、スリザリンは水。

☆Q: ジェームズだけがリリーに対してロマンティックな感情を持っていたんでしょうか?スネイプとか?ルーピンとかは?
JKR: 彼女はジニーのように、とても人気のある女の子だったのよ。他の人については答えられないわ。 でも、ルーピンはリリーを良く思っていたわ。でも、リリーのことをジェームズと争ったとかそういう事はありません。彼女はすごく人気者だっただけよ。

☆Q: ジェームズとリリーはなぜ一緒になったんでしょうか?リリーはジェームズのことを嫌っていたじゃないですか?
JKR: 本当にそう思う? あなたは(メリッサさんに対して)女性だから、私の言ってること分かるわよね?

☆Q: フレッドとジョージは、ワールドカップで、ブルガリア対アイルランドの試合結果がああなることをどうして知っていたんですか?
JKR: あれはリスクを負ったまでのことよ。全て賭けにつぎ込んだわけでしょう?そういうタイプなのよ、フレッドとジョージは。何も使っていません。

☆Q: Aberforth Dumbledoreはいったいヤギで何をやっているんですか?
JKR: Aberforthとはまた会えるわよ。

☆Q: 「勝ち誇ったようなキラリ」については、まだこの先に出てくるんでしょうか?重要だということはわかっているんですが、5巻でも6巻でも何も出てきません。
JKR: あれは今でも大変に重要なのよ。7巻ででてくるわ。

☆Q: この本のラストのほうで、なんとなくですが、ハリーがこれからやらねばならない事は分かります。でも凄く大変だと思うのですが?
JKR: ダンブルドアが言ったとおり、あと4つあって、それらを取り除いて、そしてヴォルデモートに取り掛からなくちゃね。その通りにするしかないわ。ダンブルドアは沢山の重要なヒントをくれたし、ハリーも自分で思っている以上に理解しているはず。

☆Q: でも、例えば、ハリーが1人であのCaveに行っていたとしたら、絶対に1人では出来ないと思うんですが?
JKR: 今までの本を注意深く再読した読者には、もう既に、少なくとも1つのHorcruxは見つかっているはずよ。

☆Q: ジニーは今でも蛇語が出来るんですか?
JKR: いいえ。

☆Q: 2巻以来、ジニーはハリーに対して、命の負債を負っている?
JKR: いいえ、そういう類とはちがうわ。 でも、ワームテールの場合はぜんぜん別よ。

☆Q: ハリーのGodmotherは誰ですか?
JKR: いないわ。シリウスは結婚もしなかったし、ガールフレンドと呼べるような人もいなかったから、だからいないのよ。


☆Q: ハグリッドのタイトル「Keeper of the Keys」というのは何か重要な意味がありますか?
JKR: いいえ。単にハグリッドは、ホグワーツへ、人を入れてあげたり、出してあげたりする人なの。

☆Q: ハリーとロンが "Hogwarts, a History"を今後読むことは?
JKR: 絶対にないわ。

☆Q: ドビーは予言について知っていましたか?
JKR: いいえ。

☆Q: スネイプは誰かを愛したことがあったんでしょうか?
JKR: ええ、ありました。 ヴォルデモートは一度たりとも人を愛したことはなかったから、スネイプのほうがより罪が重いともいえるわね。

☆Q: 魔法使いや魔女たちは、戦ったりして危険な状態にあるときに、なぜDisapparateしないんですか?
JKR: アクション・シーンを書いているときに、それを簡単に中断できる手段があると、読者にとってつまらないシーンになってしまうわ。Disapparateすることはあります。ホグワーツのように元々出来ない場所で戦っている時は出来ませんね。あとは、ちゃんと踏みとどまって戦いたい意志がある場合は、Disapparateしないと思うわ。でもDisapparateする時だってありますよ。

☆Q: ハリーの両親が襲われた時、ゴドリックの谷には誰か他にいたんでしょうか?
JKR: ノーコメント。


本当に疲れました。前・後編、これで以上です。
誤訳やら間違いが沢山あるだろうと思うんですが、とりあえずご容赦くださいね。実際にはずっともっと長い対談なので、全部読みたい方は、インタビュー1インタビュー2、及びインタビュー3を御覧下さい。

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